信約キングダム 301回

キングダム　第３０１話

崩壊寸前の函谷関より桓騎軍、出撃！！

＃「敵の海原」
　函谷関の下に降りる桓騎、張唐軍。桓騎軍は井闌車を使って下に降りようとする。梯子に板を張り、残っている魏兵を叩き落として準備にかかる。桓騎は張唐についてくるなら着替えてこいよと声をかける。言葉に意味に気づく張唐は下は韓・魏の十五万の兵に体一つで敵の海に飛び込む行動を正気の沙汰と思えなかった。
　それでも下に降りようとする桓騎に張唐は何が狙いだと問う。桓騎がでけえ手っつったら決まっていると首に手を当てて答え、張唐は大将首が狙いなのかと驚く。⇒でもきっちり魏兵の兜かぶってます張唐将軍（笑）。　

　井闌車付近の魏兵は煙幕が晴れた時に現れた桓騎軍に意表を突かれる。敵かと気づいた時にはすでに桓騎軍の餌食になってしまう。魏の旗を奪い、蹴散らす桓騎軍に張唐たちも後に続く。張唐が魏の甲冑をつけているのに桓騎兵が笑う。そのまま井闌車付近の兵を蹴散らした桓騎、張唐軍はさらに進む。

　桓騎、張唐軍の前に魏の弓大隊がいた。大兵力の弓大隊を目にする桓騎兵や張唐兵が緊張する。けれども、桓騎自身が配下の雷土たちに、心配するな全部うまくいくと一言で不安を吹き飛ばす。⇒部下の照れる顔が素敵、オギコ千人将だけ空気読んでないな。。。次に桓騎は盾を構えろと命じる。

ところでこの時、桓騎隊が地表に降り立ったことを魏・韓の本陣は気付いていなかった。
煙幕で見えづらくしたことと桓騎達が疾風の如くその場を離れたためだ。両本陣からは井闌車が火計を受けて混乱しているようにしか見えなかった。―そして、それ所ではなかった。

将も戦場も今まさに決戦の場となりつつある函谷関の上に意識が集中していたのだ。

それを読んで桓騎はこの敵の海原を堂々と渡って行ったのである。函谷関の上に目を注ぐ魏兵をあざ笑うように桓騎、張唐隊は魏兵（偽兵）として盾を構えたまま進んでいく。余裕の桓騎はさぼんな弓兵共、しっかり狙えと悪乗りで声まで出す。⇒『兵形の極みは、無形である。』 桓騎独特の兵法って本道じゃん！

　Σ(ﾟдﾟ;)桓騎、なんという男だ……　桓騎の奇襲をみた張唐は目を見張り、心中で唸る。　敵軍に紛れ込むことは珍しくない、それは敵が大軍である程、混乱状態である程に成功しやすい、すべて理にかなっていると分かる。
　だが、十五万相手にそれを決行するのかと桓騎の度胸と戦術眼に張唐は舌を巻く。尋常でないと心中で唸る張唐は六将にひけをとらない才かもと白老の言葉が頭に浮かび、まさかを思う。

　馬鹿な、こんなふざけた男が本当に六将級の力を秘めると言うのか…！？　魏の隊長とばかりに悪乗りしまくる桓騎たちは難なく魏軍を通過し、韓軍に入ろうとする。桓騎兵が旗を奪おうとするが、桓騎は韓軍の奴らも上ばかりに目がイッテいるから問題ないとそのまま進む。やはり、誰のじゃまもなく進む桓騎・張唐隊。　進む方角で張唐隊は桓騎の狙いに気づき始める。　

　o(ﾟДﾟ)っ!　狙いは韓軍総大将・成恢の首！　

八十人程度の桓騎隊は―韓弓大隊三万の中では豆つぶしかない。⇒豆つぶを聞くのは馬陽戦以来だなぁ。。
桓騎隊は敵の大軍勢の中に完全に潜り込んだ。隊は秦の矢の雨の中、まんまと成恢本陣と直角のところまで進めたのである。

そして、韓・成恢本陣は魏・呉鳳明の本陣より大きく前に出ていた。
油断という程のものでもない。普通に考えてこの状況で敵が来ることはありえないからだ。二人の用心深さの差が出た程度である。
しかし、桓騎は函谷関の上からその差をはっきりと見てとっていた。

　そして、桓騎、張唐隊は韓軍本陣に向けて進む。張唐兵は函谷関の矢から離れるから怪しまれるかもしれないと不安を口にする。それを聞く張唐は奴らの意識は上に集中しているから問題ないと答えるが、そこから問題だと別の不安要素を考える。

　張唐は最終的には武力勝負になるのに隊の八十騎では無理だと思っていた。しかし、部下の声で横を向く。そこには…、

　別働隊がいた――Σ(･ω･ﾉ)ﾉ!!　桓騎が目立たぬように隊を分けていたと知り、張唐は驚く。さらに他にも別働隊も見つけて全部を換算すると丁度、四百になる。本陣突入に最低限の四百まで確保していた桓騎の抜かりなさに張唐は驚く他なかった。。

il||li ＿|￣|○ il||li　まさかお頭の戦いで『孫子』を紐解いて、復習するとは思わなんだ。。。（虚実編）

アニメ視聴感想を続けてます。　
☆管理人は連載全話を感想にしてます（２つのブログ）のでアニメ感想は完成したも同然（笑）。
☆連載は１～５話まで放送しました。感想はもう一つのブログで更新中。
☆アニメ最終話は義風門室堂の連載感想記事まで届きそうな気がしたなぁ。⇒実際そうなりました。

quotation:義風捫虱堂「兵法の極意から見ればたしかに本道。。。。」　120614