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信約キングダム 302回

キングダム 第302話

#「戻らぬ覚悟」
 魏軍に続いて韓軍まで函谷関に登る。お頭不在の桓騎軍ががんばっているが、韓軍の毒矢が彼らに襲いかかる。毒矢でたちまち苦しむ者が続出し、それをみた他の桓騎兵が蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
 桓騎の持ち場が崩れたのを見た韓軍本陣は黒弓隊の活躍に喜ぶ。魏軍の力を借りたとはいえ我らの手で函谷関を落とせば他軍の鼻を明かせるぞと喜ぶ。その喜色いっぱいの本陣に急報が入る。

 ∑q|゚Д゚|p魏兵が、魏の小隊がこっちへ突入してきます!!! 伝令の報告に本陣はいぶかしむ。魏将からの連絡かと幕僚が問う。伝令は戦って突破されたと更に報告する。魏兵と韓兵が戦ったのかと本陣がざわめき、更に伝令はその魏兵の部隊はもうすぐそこ来ているのですと知らせる。
 桓騎隊400が前進する。張唐がここからは合戦、隊を三つに分けて左右両翼を展開して、儂が中央を率いてやると桓騎に言う。左右どちらかに入れと言われた桓騎が間をおいてから、死人みてえな顔のお前に中央が務まんのかと逆に問い返す。

 (#`皿´)昭王時代からの戦歴を刻む我等(張唐兵)は貴様ら(元・野盗)などより百倍強いわぁ!!! なめるなと張唐が自ら矛を振るって韓兵を薙ぎ払っていく。⇒やっと昭王時代からの文面が出てきたか…。刈られた首級がオギコに当たる。桓騎兵はちったあやるなとからかい半分で評価する。 
 何者であろうとこの本陣に刃を向ける者は敵、容赦なく皆殺しにしろと成恢もすぐに迎撃する。

 昭王より二代後の荘襄王(政の父王)から武勲を立てた、蒙驁ゴウがいる函谷関では。。。 白老は圧されている持ち場で張唐と桓騎が討って出たと張唐兵から知らせを受ける。引いては全体の指揮を執ってほしいから中央の望楼まで移動してもらいたいと。 本当に張唐殿がそう申されたのかと念を押す白老。張唐兵は大変申し訳ないとおっしゃられていましたと更に報告する。
 張唐殿がなぜそんな無謀なことをしたのかと白老は考える。戻らぬ覚悟まで固めた理由に数日前に張唐本陣が毒を喰らった報告を思い出し、先が無いのかと最後の予感を察する。予感を胸中にしまいこみ、白老は全体の指揮を執るべく中央に移動する。

。゜゜(´□`。)°゜。“待つ死よりあえて誇り高き死を選ぶか”、張唐将軍!(あの名作を思い出させる) 吐血するのをこらえて張唐と配下が韓兵を猛烈に叩く。その強さに桓騎兵も本当に驚くが、毒に当てられて一人で立てない筈の張唐の強さに更に驚いていた。

その張唐が下に降りる前― 三、四十騎で下りようとする張唐に部下たちが無謀を諌めていた。だが、張唐はどのみち儂はもう長くない、ここは白老殿に指揮を頼んだと後のことを話す。 古くから何度も苦境を乗り越えてきた、その力は十分にあるから貴様らでも大丈夫だと部下たちを励ます。部下たちは哀しみの目で自分たちの上官を見つめる。

 桓騎がくるまでここで逝くと思っていたが、この大海原に打って出たあいつは下種だが勇敢な男だったと思った。その男についていこうとする張唐は貴様らには悪いが死に場所は自分で決めさせてもらうと身勝手を部下に詫びる。 そして、涙を浮かべる部下たちにここまで共に戦ってきたことを誇りに思うと言って下りていく。

(つд⊂)張唐様ァ。 張唐隊が桓騎兵と共に韓軍を突き進む。桓騎兵からはからかう余裕も出るほどに張唐隊が韓兵を蹴散らしていた。だが、とうとう張唐が馬上で吐血して勢いが止まってしまう。
 そこへ韓軍本陣守りの精鋭部隊が襲いかかる。さっきまでの韓兵よりはるかに強く、張唐隊が削られれる。寡兵に多勢の精鋭部隊で被害が続出、張唐は尚も矛を振るう両腕に力をと心で踏ん張るが、血を吐く体は気持ちについていかないい。。。 韓軍本陣から正面の敵は潰した、さすがに本陣守備長の奈棍だとの喜色に満ちる。

 しかし、新たな敵が左右より展開して後ろに回り込もうとしていた。 ここで成恢はいち早く自らの隊を逆に動かした。 今しがた潰した敵は囮で裏に回った両翼二隊が主攻だと見破った成恢は迎撃するより奈棍の精鋭部隊に身を寄せようとする。

 「戦場で最も予想できないのは士気!」 間違っていない成恢だが、相手が間違っていた。。。。 韓軍本陣がこっちに動いてきたと劣勢の張唐隊が気づく。そして、意識薄れかかっていた張唐の目にも韓の旗が見える。 斃すべき敵はそこに…Σ(`◇´*)!!!  
 闘志が体を突き動かした張唐は奈棍を斬り倒し、守備隊を突破する。潰したと思っていた張唐隊が息を吹き返し、成恢本隊が逆に敵に近づいてしまったのでした。。。

( ̄▽ ̄)今回の張唐将軍の奮戦に北斗の拳のセリフが頭に浮かんだよ。 

金色のファルコ将軍。。。。 

張唐将軍は金色の大将軍とでも呼ぼうかね。

quotation:義風捫虱堂「『北斗の拳』が教えてくれた、六将よりふさわしい張唐の呼び名!名作の魂は受け継がれる。 」 120621

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