信約キングダム 321回
キングダム 第321話
#「しぶい状況」
函谷関攻防戦を修正して合従軍大戦二十日目 南道に出た趙軍は中都市・仁糸を攻略中。 戦況は趙軍が圧倒していた。咸陽からの援軍も来ないままで趙軍は城壁を越え、矢の雨を降らせ、女子供を涙の海に沈める。難なく仁糸城を攻略した趙軍を総大将・李牧は残務処理を後軍に任せて、先を急ぐ。
李牧直々の別働隊に咸陽は震撼する。仁糸攻略しながら敵は南道より咸陽をめざす、その数は三万から四万と情報が入る。
万単位の兵力に群臣は武関を抜かずにどうやって大軍を南道にと動揺する。左丞相の昌文君が山から入り、山間を進んで南道に出たに違いないと解説する。それにしても、万の軍でそれをやるとは相当の日数をと口にした昌文君は、ひょっとして初めから李牧はと思い直す。 のんきにタネ明かしをしている場合か、李牧がそこまで迫ってきておるのだぞと相国が昌文君をつつく。言われた昌文君がその通りだと思い、この状況を直面する。
相国が議題を戻す。仁糸を越えたとなると咸陽まで目と鼻の先、何か早急に手を打たねば呑み込まれるぞと皆に言う。相国は策を求めて右丞相兼全軍総司令の昌平君へ振り向くのだが…。
Σ(゚□゚(゚□゚*)(゚□゚(゚□゚*) 昌平君の言葉〈策〉が消えた━━Σ(゚д゚;)━━!! その場に居合わせる者達すべてが息をのむ。 無言の後、ようやく出てきた言葉は、咸陽の兵全員に戦闘準備と全門を封鎖する準備を大至急にさせることだった。。。。 その言葉に皆が描いた絵図は一つの悪夢だった。
((゜Д゜Uu))(((゚Д゚)))王都咸陽が戦場に……!! 相国に言われるまでもなく、函谷関に前軍力の半分を送った咸陽は手薄同然だった。昌文君は咸陽には敵に攻められた実戦経験もないため、強い城ではないと言う。かたや昌平君も合従軍がまだいる以上は函谷関から兵を引きもどすことはできない言う。
圧倒的不利の局面に昌平君はこの軍力で咸陽を守るか、南道という狭路に打って出て李牧を倒すかの二つのみだと対抗策を述べる。
打って出る策に相国が昌平君に問う。⇒「討って」は違うんじゃ? 念入りに仮想戦を重ねて臨む必要があり、敗れれば咸陽を守る軍がいなくなる手だとして、昌文君に仮想戦の協力を促す。同意した昌文君は兵馬の駒を持ってこさせる。 対李牧の仮想戦が本当に可能なのかと思う相国は大王に振り向く。深刻な顔つきの大王を見ながら、相国はいよいよしぶい状況になってきたのぉと不敵な顔をする。⇒キングダム・ニューワード第二号「しぶい」登場。最悪一歩手前で奮戦する状況の事?
バミュウの頭で遊ぶ媧燐が、李牧の恐ろしさを値踏みしていた。
一、李牧は開戦以来、誰にも気づかれないように数千人単位で趙兵を少しずつ山間に送っていた。バミュウの頭をティーとして媧燐が鎚でバミュウの頭上の石を打つ。 四万近くも兵が消えて敵軍は気付かないのでしょうかとバミュウが問うが、媧燐は気付かねえよと即答する。
趙軍と秦軍は十二万と四万の戦いで始まったからだと。肌で感じる敵の数は倍くらいがせいぜいで、後方の旗でも増やせば大丈夫だと。 それを聞いたバミュウは、開戦以来、兵を送っていたのは初日の臨武君の失態でここを見限っていたのではと問い返す。二、函谷関攻防戦の趙軍の配置。それは南道に最も近く誰にも気づかれずに兵を送れる位置、不測の事態に備えて別働隊の手立てを考えての事。 剣を抜き放ってびびるバミュウに媧燐はそうじゃないと李牧の策を説明する。やること全てに意味があるとバミュウの頭上の石を今度は剣で切る。 私と考えが似ているが、違いは周りへの心配りがあることだと言う。
各国の軍から精兵千人を呼んだこと。それは後々に趙軍単独の手柄ではないとの配慮だと。 ここまで完璧な李牧に媧燐はこれで甘い面でもしていようなら我が操をやっちゃおうかなと口にする。⇒ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノいらんいらん!!カイネと勝負でもするのか(大笑)。びっくり発言に驚いたバミュウが振り向くと、媧燐の棍が今度は顔面を打ってしまう。
李牧軍は「仁糸」を抜き、次の小城「食」「郎」に差し掛かっていた。
「食」「郎」城:小城であるが低地の「食」と高地の「郎」で連携をとる南道の防衛都市であり、「郎」城が崖上を占拠して「食」を援護する形により、昌平君達がここで時間が稼いでくれることを期待していた。
しかし、王騎を殺した騎馬隊の威力、再び! カイネ率いる雁門騎馬隊は絶壁を更に上から騎馬で突撃をかける。一騎で素早く逆落としをするカイネは両刀で敵陣に斬り込む。続く騎馬隊が更に畳み込んで郎城を潰す。李牧が元々いた雁門は趙北部台地であり、その将軍の李牧が率いる軍は北の騎馬民族「匈奴」との激戦から強度との同等の騎馬術を身につけていた。カイネ達もまたその騎馬術で敵を葬っていく。
“食”“郎”城、陥落!!! 早すぎる陥落に軍議は手詰まり状態であった。文官が昌平君に咸陽の門の封鎖をと進言する。しかし、昌平君は咸陽守城戦に活路はない、この城に李牧軍を受け止める度量はないと斥けてしまう。そして、その代案を考える時間が残されていないと昌平君が本当に焦っていた。。。
詰め寄せる李牧。 行軍が間延びしているが前進を止めない。咸陽まではおそそ二日の行程、一歩でも早く進み咸陽の外に手を打てなくするために速さを重視する。しかし、その李牧の耳に喊声が聞こえる。後ろを振り向く李牧。後ろから、
いないいない麃公軍&飛信隊のバアア━━━━\(^o^)/━━━━!!
遂に信が麃公将軍と前面に出た!!
オオ、後ろで猛然と戦う尾平の姿が!!!
背後から敵襲を受けた李牧軍は直ぐに進軍を停止させる。
(*゚∀゚)=3ハァハァ この時、アニメでは新ED曲が発表となり、こちらの新EDの展開です。年末でも新たな年までの火種が消えないなぁ…・。
HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと
言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。
- はじめまして。
麃公将軍 この戦いの中で亡くなってしまうのでしょうかねぇ?史記の中では どの様に記されているのでしょう?
個人の方が作られているサイト「中国的こころ」に列伝という項目がありいろいろと古人の業績等が記されていますが それによりますとB.C.246秦王政が即位すると、将軍に任じられる。B.C.244巻を攻め、首を斬ること3万であった。とあるのみなんですよねぇ。。流れ的には何か亡くなりそうな流れ??因みにこの戦いは何年でしたっけ?B.C.240年??ホウケンの項も参照しても記述無いですし。。。 【 ryoumei17さん】 - 南道を侵攻し始めたのが18日目だとすると二日程たってますね。
各国から集めた精兵4千ですが、挟撃されないように龐煖が率いて崖上に待機しているんじゃないでしょうか。麃公も龐煖にあてられれば食い止められそうですし。
李牧が今まで動かなかったのも他国(特に楚)への配慮だったのかもしれません。合従軍を囮に使っているので他国の面子を潰しかねないでしょうし。
前回、政が城外を見つめていたのはもしかして楊端和軍を待っていたのではないでしょうか?
思うのですが、史実では合従軍は敗れた後に斉に侵攻したらしいので、この戦いの後に斉が条約で秦から貰う報酬を奪う気ではないでしょうか? 【 Auさん】
返答①
ryoumei17さん、コメントありがとうございます。
>史記の中では どの様に記されているのでしょう?
どうなっているんでしょうかね?合従軍の概要みたいなのは分かるのですが、それぞれの将軍の生死はわからないです。張唐さんの時もわかりませんでした。
史記も歴史も章句を刻めるほど暗記したわけじゃないですのですみません。m(_ _)m
麃公さんは死んでほしくないなぁ。王騎将軍だけでもずんと重いのに、更に麃公将軍までは信があまりにも辛そうで。。。(涙)。
ryoumei17さん、再びのコメント感謝です!!
>個人の方が作られているサイト「中国的こころ」
一度見てみます。素敵なサイトの紹介ありがとうございます。
>流れ的には何か亡くなりそうな流れ??
>ホウケンの項も参照しても記述無いですし。。。
キングダムの凄いところは贔屓のキャラが死んでも物語の魅力が一向に失われないことですね。王騎将軍が戦死して悲しかったけれど、死んでも生きていた頃の思い出を他のキャラにも伝染している姿が描けていて素敵です。 死んで生き返るようなアニメなんてフィクションにしても見ごたえなさすぎですから。
返答②
Auさん、アニメだけでなく連載記事のコメントありがとうございます。
>各国から集めた精兵4千ですが、挟撃されないように龐煖が率いて崖上に待機しているんじゃないでしょうか。麃公も龐煖にあてられれば食い止められそうですし。
麃公さんと龐煖の戦いか、凄いことになりそうだわ。そうすると李牧は誰が対抗すんのかが気になる。まさしく最後の戦いになりそうですね。
>この戦いの後に斉が条約で秦から貰う報酬を奪う気ではないでしょうか?
ま、火事場泥棒的なことをするのは戦争でもよろしくないですからな。WWⅠでも火事場泥棒をやらかした某国は国際社会から非難轟轟でしたからな。
quotation:義風捫虱堂「新たなED(エンディング)が始まる 」 121122
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