信発キングダム 345話
キングダム 第345話
どんな戦にも、決着の刻は来る。
蕞攻防戦七日目 これが合従軍対秦国の大戦の最終日となる。。。
各壁で激戦が繰り広げられる。信のいる南壁でも趙兵に押し込まれていた。
本陣から蕞を眺める李牧。二日の予定が七日もかかったと哀感を漂わす視線を蕞の城に注ぐ。 その神がかり的な士気の力もここまで、もう城を保つ兵力が無いと勝利を疑わなかった。 日数はかかったが秦王を捕えれば決着は早いと。
そして、蕞の城が揺らぎだしたと戦機を捉えた李牧が、包囲部隊に決して一人も逃がすべからずと再度伝令を走らせる。 李牧は言う。
そろそろ落ちるぞ。 【南壁】の高楼から各壁を見ていた貂は、崩れていく壁があるのに気づいた。 貂は政(大王様)にもういい、ここに上に来るんだと眼下の政に叫ぶ。 その声を聞いた政と信はいよいよ危ないのかともしもを覚悟する。
尾平が貂の声に動揺するが、信はうるさいと突っぱねてから高楼の前を厚くしとけと政の守護に備える。もうひと暴れしようとする信は渕に持ち場維持を命じる。⇒部隊配置の命令が的確になってきたな、信は。 やべえのはここじゃない、どこの壁だと愚痴る。
【北壁】の介億がその異変に気づく。 介億の北壁でも部下の多鬼と多字が討ち死にして会談に敵が迫っていた。介億は自分がその穴を埋めようと動く。それより援軍を、今すぐ西壁に三百の援軍を送るのだと悲愴の命令を下すが…。
【西壁】で昌文君が押し込まれていた! 階段を死守すべく必死に戦う。だが、もう一つの階段が遂に突破されてしまった!!
Σ(゚д゚lll)(゚д゚lll)(゚д゚lll)!!! 趙兵は西壁の裏側に侵入し、遂に城門まで達した。その光景は南壁にいる貂や政たちも見えた。金良がやめろおおと絶叫するが、どうにもならない。昌文君は号泣し、政と貂の絶望の表情と共に…、
西門から趙兵が奔流のように蕞城内に流れ込んでいった!!!! 絶望に叩き落とされた秦の将兵たち。まさか主の門から突破されたのかと壁の絶望は特に著しかった。
かたや趙軍は遂に城内に雪崩れ込んだとの捷報に本陣は沸きに沸いた。李牧も勝利を確信した。
そこからはあっという間であった 城内には立ち上がれぬ負傷者しかない
残り三方の城門も内から開けられ、蕞の兵達は城内が敵で満たされていくのをただ茫然と見ているしかなかった
(TωT)o(。TдT。)o (つд⊂)さ・・・蕞が落ちてしもうた… 愕然となる蕞の兵は次に押し寄せてきた敗北の事実に、号泣し始める。。。誰一人例外もなく…。
蒙毅、金良は肩を落とす。貂は政の胸の中で号泣する。尾平、昴がここまで頑張ったのにと口惜しさで号泣する。 誰一人として絶望=敗北を悟らぬ者はいなかった。
せめてと言わんばかりに沛狼、朱亥、崇原らが信の下に集まる。どうする、とことん戦うならつき合うぞと最後まで信と共に戦おうとする。⇒飛信隊の忠誠度は凄いレベルだなぁ…。
だ が、
信は何の反応も示さなかった。。。 この事態にたった一人だけ信だけが静かだった。 一番激昂してもいい筈なのにと皆が戸惑うが、沛狼がもう一度、信と声をかける。
それでも信は動かない。それどころかあさっての方向をじっと見続けていた。。。 そして、喜べ昴と言うのだった。
w(゚o゚)ww(゚o゚)w(何を言い出すんだ) その声に昴たちは泣くのを止める。沛狼たちはその一言に驚愕する。昴がへ?と信の言葉を聞き返す。信は昴に想像以上のことを言った。
奇跡が起きたぞ。と。
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー山の民推参だぁああああ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー
絶望の最中、信の目に映っていたのは山の民の軍勢だった。 その山の民の軍を率いるのはもちろん死王・楊端和。屈強の配下にシュンメン、バジオウ、タジフらが死王の周りを固める。⇒予想以上の高揚感万歳だ!!! 死王が山の断崖から蕞の城を見る。
趙軍本陣で喜ぶ中で李牧が視線を横に移す。
俺達の粘り勝ちだ! かつて政が言った勝利の言葉を、今、信が言うのだった。
待ってましたぁあああああ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
| 固定リンク | 0
「趣味」カテゴリの記事
- 582(2024.07.07)
- 今年のキングダム☆ハイライト(2018.12.31)
- 作戦を出すことは誰にでも出来るが戦争を成せる者は少ない(2018.12.02)
- 将兵と共に成し遂げた全てのものは団結の賜物(2018.11.18)
- 指揮官はまず楽観的であることが重要である(2018.11.18)
コメント