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信約キングダム 339回

キングダム 第339話

#「巡回の夜」
 蕞守城戦二日目の夜南壁本陣の作戦会議で敵襲に備えるかでもめる。金良、江亜は梯子まで架けてきたことで判断に迷う。しかし、蒙毅は十中八九こちらを休ませないためのだましと纏め、予定通りに全軍半数を休ませる号令を出すことにした。 河了貂に確認すると、当の本人が黙っていた。それでも貂は気付いて半数を休ませる命令を了承する。 蒙毅はそんな貂を見る。

 貂はこの先に不安を感じていた。 民兵たちはきっと眠れない、明日は思い疲労が表に出てしまうと。でも、どうにもできない。 河了貂は昨夜が致命的、途中で気づいて休ませていれば余力があったのに夜明けまで無駄に消耗させてしまったと悔いる。⇒北方三国志「それをそこで考えてはならないのだ」 まだ甘いな。。。そして、二日目にカイネを助けてしまった事と二重の失点に責任を感じる。 

 蒙毅が声をかけると、貂はちょっと下の様子を見てくると本部の席を外す。

何やってんだ最悪だ
もう、取り返しがつかない
もし、蕞が落ちて秦が滅んだら全部オレのせいだ・・

一人、貂は涙を流すのだった。。。

 歴戦の飛信隊でも寝れなかった。趙軍の喊声に尾平がたまらずに寝れねぇと声を出す。そのせいで周りの仲間も起きてしまう。隣で横になっていた信が黙って横になっていろ、相手の思うつぼと言う。
 副長・渕さんも我々でもこれでは民兵達はとてもと事の深刻さを語る。それでも信はどうしようもない、せめて俺達でも休んどくんだと出来ることに集中する。⇒ (*^ー゚)b流石に歴戦゙!! 部下の中には隊長の言葉でも不安になる者もいた。昴も明日で終わりかなとぼやいたので、尾平が小突く。⇒一期アニメでも泣き言を口にしてたな、すばるん。。でも二期は見せ場があるから期待してます。管理人は監督さんで信用しきってますから(大笑い)。

一方その頃 寝付けずに苦しむ民兵達の元を訪れた者があった。。。

 流石、我らの大王様!!! 仰天する民兵達の中に大王自ら分け入って連戦の労をねぎらう。 どうせ寝つけぬならねぎらいの言葉をと語りかける大王・政。民兵達は涙にむせぶほど感動する。中には大王に手に触れられた者もいた。

 子供二人(希、弘)が大王様の前で明日に下の予備隊に入ります、弟と二人で弩を引いて頑張りますと報告する。
 政は子供と同じ目線までしゃがみ、そなた達のような勇敢な兄弟がいれば南壁も明日は安泰だと優しい言葉をかける。去る時にも政は明日の夜も語らうぞと声をかける。喜ぶ民兵達は明日のために少しでも休むのだと不安が消えていた。⇒なんというタイミングだろうか。。。記事書いている頃にニュースで天皇陛下の園遊会が放送されていた。ノーベル賞を受賞した山中教授が凄く緊張しつつも光栄な気持ちを語っていた。 それに比べてノーベル文学賞を受賞したあの御仁ときたらと思うと…

 東壁では麃公兵の元に。 麃公兵達を前にして政は語る。麃公兵達が主と生死を共にするために一人でも多くの敵兵を倒しますと決死の覚悟を示す。しかし、政はそれは許さんと認めない。
 政はそなたたちが生きているのはしくじりではない、天より大きな役目があるのだと語る。それは蕞を守る大きな力となること、汝らの主の麃公の生きざまを後世に伝えることだと説き聞かせる。⇒コレン軍曹みたいな台詞が似合うアニメって最近、無いよなぁ…。軽いの大多数だよなぁ。。。
 易き死より重き生を教える大王・政は生きてこの蕞を守り抜けと命じる。生きて果たすべき役目を知った麃公兵達は感涙と共に大王に応える。

 北壁も回る大王。休ませるのが無理ならばさらに士気を上げようとする大王に介億将軍も感心する。民兵たちの目の輝きに大王の器量の大きさを感じ取っていた。

 西壁にもやってきたので昌文君が大王を心配する。驚いた昌文君が駆けつけようとすると、そこに信がいた。 信も一緒に回ったのかと聞くが、信は様子見に最後の西壁にきたと答える。

 民の中にいる大王を見る二人の会話。蕞のことで信は自分が思ったよりもずっと凄いと政について語る。 大王の檄でその器量に改めて涙した昌文君は当然じゃバカ者がと言う。
 信は明日いけると思うかと歴戦の昌文君に問う。昌文君は三日不眠で戦うのは未知の領域、大半が民兵であるので分からぬと答える。 
 更に信は弱気になっているわけじゃないと前置きして、この城で何日しのげばいいと算段をきく。 昌文君は暫し黙るが、最後に言う。八日と。信は根拠も訊ねる。昌文君はあの信から算段と根拠と来るかと茶化すものの、根拠と呼べるものは無いがとにかく八日だと答える。

 最後は…武運! 根拠ない八日に信も昌文君も後悔する。明日を凌ぐだけでも奇跡と呼べる、ここまで追い詰められたら我らの活路は奇跡の先にしかないかもと昌文君が語る。あんま好きじゃないな、そういうのを頼りにするのはと信が言う。儂もじゃと昌文君も同意。⇒やっと昌文君と戦況談議できるほどになった信に感慨があるなぁ。。。 
 まあとにかく明日だと昌文君が言うと、奇跡の言葉を重く感じる信であった。

一、計画と準備 
二、危機センサーによる臨機応変の実務(現場)指揮
三、武運

官僚と実務家を分ける物差しにもなれそうな言葉。

quotation:義風捫虱堂「一に計画と準備、二に戦の勘による応変の戦闘指揮、最後は…」 130418

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