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信約キングダム 342回

キングダム 第342話

 政が敵刃を受けて倒れた。信が重傷の政の身体を抱え、信は必死に呼び続ける。蕞の兵達と駆けつけた貂が見守る中で…。

 首から出血し、意識が戻らない政。動かぬ政に信は自分の目の前で逝った漂を思い出す。あの悲劇が脳裏をかすめる信は更にでかい声で呼ぼうとしたが、政がか細い声で信の名を呼んだ。⇒crying良かったああああ

 公私ともに最悪の事態が去った信は安堵のあまり声が出ぬ。政は騒ぎ立てるな、士気にかかわるとか細い声で立ち上がった。出血した首を自分で押さえたままであったが…。その場に居合わせた民兵達は大王の御無事にもろ手を挙げて喜ぶ。 信には持ち場に戻れと言って、自分は手当に下っていった。

 しかし、敵に大王がいることがばれた。

 秦王が蕞にいるの知らせに李牧本陣が一斉に揺れる。李牧ですら驚愕の表情で、部下たちは何かの間違いであろうと容易に信じられない。
 だが、李牧は聞き間違いではないと秦王の存在に確信を持った。それで蕞の民兵の異常な士気の高さと城の固さに納得がいったと揺れる部下達を静める。 

 目の前の城に秦王がいると李牧本陣は異様に静まった空気になる。李牧は秦王を量り始める。

  1. 二年前の秦趙同盟の時に呂不韋の傀儡と思っていた。
  2. 蕞を不落の城としたのは正に偉大な王の御業であり、傀儡にはできぬ。
  3. しかも、加冠前の十八かそこらの若王が為しえた。
  4. ひょっとすると列国が呂不韋に気を取られて気づかぬうちに秦には恐ろしい王が誕生していたのやもしれぬ―
  5. だとしたらなおさらここで秦をつぶしておかねばならぬ!

 李牧は決断する! 秦王の存在によって戦いは単純になったと告げる。李牧は秦王を捕えれば後は咸陽を手にしている呂不韋に交渉を持ちかけて無血で咸陽を落せると。

 つまりはこの蕞の戦いが秦国滅亡最後の戦いであると李牧は全軍に告げる。

 兵力も温存しない、四方隙間なく布陣させて城を完全包囲、生死問わず蕞の人間を一人でも外に逃がしてはならぬ と全軍に命じる。⇒book若敵は警戒せよ。『甲陽軍鑑』だったな。

五日目の戦い 

蕞は限界を迎えた兵達が倒れていく中で四方の城壁は予備隊を使い切った

昌文君、壁、介億といった各城壁の将達も水から武器を取り乱戦の中で兵を鼓舞した。正に総力戦であった

夕暮れにさしかかった時 最大の危機を迎えたのは昌文君の西壁であった。城壁の上を一部制圧され敵の手が裏に回りかけたのだ

―――だが

そこから敵の一押しはなく逆に李牧軍は退がったのであった 日が落ちた中で城内戦に入るのを李牧が避けたのだ 混乱の中で秦王を取り逃がすことをせぬために。。。

 退がる李牧に晋成常が近づく。晋成常は秦王がいたとはと驚きを示すが重傷で倒れたと李牧に問うた。李牧は肯定し、その凶報も今晩中に城内に知れ渡ると言う。 では、ようやく終わりましたな蕞も と晋成常が勝利目前のノリで言う。李牧も頷く。

 李牧の言葉通り政が敵の刃に倒れた悲劇は隅々に知れ渡り、蕞の唯一の武器であった高い士気は音を立てて崩れていった

 大王倒れるの報に蕞の民たちは悲しみに覆われ、座り落ちる。死んだとの在らぬ噂まで飛び交う様を信は本陣に向かう階段で見る。

そして 本陣でもまた重い決断を下そうとしていた

 昌文君「大王様を脱出させる」 karaokeあなたが言うと思ってた。 昌文君の言葉に信、壁は顔色が変わるが、貂たち参謀は是非もなしと言わんばかりだが。真っ先に何を言うのかと信が反応し、信を壁が抑える。

 もはや明日、蕞は落ちると悲愴な顔で昌文君が告げる。予備兵も尽きて兵力が残っていないのもあるが、大王様が倒れた事態で頼みの士気が失われたと。ならば今からできることは大王様をお逃しすることだけだと断腸の思いで皆に話す。

 貂は止む無しの顔、介億は黙し、金良江亜は愕然とする。異論があるのは分かるが大王様を死なせてはならぬと昌文君は机にぶつけるまで頭を下げて皆に頼む。
 言っている意味分かってんのかと信は言葉をかえす。政がいなければ蕞は戦えない。政を逃すのは蕞を陥落させること、これまで必死に戦ってきた蕞の連中を裏切って全部を無駄にしちまうんだぞと激しい口調で昌文君に反論する。

 それに昌文君はもっと大きなものが失われると吼える。蕞と共に大王様が討たれれば秦は間違いなく滅亡する。大王様さえ生きておられればまだ光は残る、再建への道は残ると昌文君は自説を引っ込めない。⇒bookまあ、燕昭王の故事があるからなぁ…。昌文君の言いたいこともわかるんだけれど、あれは僥倖に近いんじゃない?
 それに大王様はただの王ではないと昌文君は信に言う。お前も見ただろう、蕞の民の変貌をと諭すように語る昌文君。あんなことは昭王ですらできなかった、ここで嬴政様を決して死なせてはならんのだと悲愴の覚悟で昌文君は力説する。

 王を守るのは臣のつとめと介億が言葉をはさんだ。この状況下で王を逃がすのは間違ってはいない、英断であると。

 脱出後に残された我等はどうなるかはひとまず置いておいてと前置きした介億は、脱出するなら今夜のうちに包囲団を突破して逃げるしかないと言う。その計画、準備も急を要すると。

 問題は大王様が即座に受け入れられるかどうかだと介億が指摘する。昌文君は大王様は受け入れられる、ご自身の立場を深く理解している御方だとその点に不安を抱かない。昌文君はお前がお伝えしろ、お前の口から伝えられるのが一番納得されるはずだとが信に頼む。⇒ ( ゚д゚)キングダム読者大半の感想「??? じ、人選失敗。ミイラ取りがミイラに。。。昌文君て人材を見る目無いよな。。。」

 信が政の部屋を訪ねる。

 よー生きてっかと政の部屋に入る信。横になっていた政が信の方に振り向く。色白がさらに真っ白だといつもの口調に政はやけに外が静かだと信に話す。喋れるのかと政が深刻でないことに気づく。 信は介億のおかげでお前の居場所が真逆の北の屋敷といったから皆がそっちにあつまったと答える。
 さすがに民兵達に知れ渡ったかと言う政。敵が夜襲してこないのも静かな理由だと信が答える。明日は総攻撃って感じだと予想する。
 皮肉なものだ、こうなってしまってようやく二人でゆっくり話すとはと政が楽しそうに話す。信もそうだなと答える。

 なあと信は本題を切り出そうとした。政が真剣な目を向けるので信は子供が生まれるんだってなと話を替えてしまう。 おめっとうさんと目を見ずに言う信。政は相手は向という宮女だ、覚えているかと信に打ち明ける。

 へっと一瞬、信は戸惑うが思い出した途端に大笑いする。 後宮には二千からの美女がいるのに、あんな地味な小娘をと。 オイと怒っちゃう政に構わず信は笑いつつも見直したと褒めていた。

 笑う信を気にする政は逆にお前はどうなのだ、誰か心に想う人くらいできたのかと切り返す。逆に切り返されて信が戸惑う。⇒ (*^ー゚)bそれにしても少年ジャンプ読みきりの恋慕までもストーリーの戦略に組み込んでしまうとは、さすがに原先生よ!! 手塚治虫賞受賞はやはり遅かったのでは!?

 問い返された信があたぼーよ、なめんなと自慢げに喋り出す。俺は千人将だぞ、どこいってもモテモテであちこちから女がと饒舌にいうが、当然に政は分かりやすいと見抜かれてた。

から騒ぎの信へ政は飛信隊には羌瘣や貂もいるしなとちょっぴりからかう。信はおお、そーよと言うが何のことかと思い、話題が逸らされてたことにようやく気付くのだった。⇒catface微笑ましく可愛い程のバカ鈍感。  そんな話はどうだっていいんだよと政に振らされた話題を消す信。お前が先に始めたんだと政が返す。ばつが悪そうに頭をかいて、信が今度こそ政に本題を言おうとする。

 死んでも断る ようやっと信は昌文君のオッサンがよ、お前だけ逃すっつっているけどどうするときく。政は即、死んでも断ると一蹴した。だよなぁと信がやっぱりなと言う顔で呟く。 その言葉に政は昌文君から説得役を頼まれたんじゃないのかと聞き返す。実はそうだった信はそうだとあっさり認めてから、これを説得できんのかよとまた聞き返す。⇒coldsweats01昌文君はもしもの時は必ずせっとくしろって信にできるとわからんか?大王派の人材が小粒なのは昌文君のせいって気がしてきそうな対話だわ。。。 当然、無理だと答える政。

 じゃいーんじゃねえかと政の気持ちを受け入れてしまった信。あいつら意外と分かってねーよなー、お前のことを信が毒つく。なぜか楽しげな政であった。

φ(・ω・ )丁度、この頃に先代ブログを休止させようって思ったんだよなぁ。

info02quotation:義風捫虱堂「終わりが迫る」 130516

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