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信約キングダム 331回

キングダム 第331話

#「蕞、準備する」

 政(大王)の檄で蕞の住民が奮い立った!!!! 奇跡の光景に貂は体の震えが止まらず涙すら浮かべる。 傍にいる信も激ひとつで戦意喪失の住民に火をつけた政に大将軍級だと、とんでもねぇ王様だと称賛を隠さない。 ⇒ (´,_ゝ`)フッまだまだ信は若いな。某アニメの竜の騎士じゃないけれど、大将軍を束ねる王様が大将軍より弱いと思ったか(笑)。 
 後ろから大王を見ていた昌文君は涙を流す。 奇跡すら起こす若き王に出会った頃の自分の直感は間違いではなかったと感極まり涙を流す。 このお方は戦神昭王を越える… 越えるぞと亡き戦友・王騎と心中で語るのだった。

 李牧軍が南道を進む間、蕞で着々と戦闘準備が進む。 蕞は南道の武器庫でもあったので、すぐに武器は全住民に行き渡った。 そして、それぞれに迅速に配置に振り分けられていった。腕力のある者は城壁の上に、後方支援組は負傷者の救護隊と武器の運搬隊食事隊に分かれた。⇒兵站が戦いを制する。実戦能力4割で兵站能力6割が軍の理想。 いざという時の増援予備隊も作られ、中から外へ矢を放つ弩隊も配置された。⇒Σ(;・∀・)力のない者は足を使って引け、射ち方はサルでもわかる。。。こうして李牧軍が来る前に蕞の戦争準備は整った。 ところが…、

まだ足りぬ!

 図面を見ながら戦術を練っていた貂がだめだと声を出す。どうしたと信と政が振り向く。 貂は兵がいても四方の城壁の戦いを指揮する者が足りないと答える。 蕞の残軍に指揮官級がいないため、できるのはオレ、信、壁、昌文君の四人だけしかいないと。 

 これでは全体を見て増援を送る司令室にオレが入ると、城壁一つが不備になると貂が言う。政が俺がやろうと言うが、貂は直ぐに却下する。
 戦が始まれば士気だけでは足りない、現場の知識経験がある指揮官がないと拙い。万が一、政に何かあればその先は俺達は戦えなくなると説明する。
 仕方ないから信が敵はすぐ来る、この中で何とかやりくりするしかねえと言う。それでも貂は自分が城壁の一つに入るしかないのか、相手は李牧なのに四方から揺さぶられて穴が開くときに的確に増援対処を誰かがやらなければならないと懸命に考え続ける。

その時、騎馬隊が来るぞとどこからか声が出る。敵が来たのかと信と壁が反応する。しかし、その声は北門から上がったと昌文君が言ったので、それは咸陽の方角からだと政が安心する。 咸陽から騎馬隊が入城し、大王達の前で全員が下馬して拝礼する。

援軍が来た!!しかも昌平君からの!!!

介億「昌平君が側近介億以下百名、主の命により援軍にはせ参じましてございます。」 昌平君からの援軍に大王や信たちもさすがに驚き、昌文君と壁は更に驚愕する。 介億は数は少ないですが連れてきた指揮官級50人ほどを、各所へ存分に散らばせたまえとの昌平君の伝言を申し述べる。 
  最も必要な人材を送ってくれたことに昌文君がまた驚き、昌平君の精一杯の配慮が政の胸を打つ。 喜ぶ信の横から貂が介億先生と呼ぶ。信が知っているのかときくと、軍師学校の講師をされていた方で凄い人が来てくれたと喜ぶ。

更にそこに蒙毅、江亜、金良の軍師学校の面々までもが駆け付けてくれた。 よくこんな死地にと涙を浮かべる貂。蒙毅も初実戦がこれとは驚きだと蒙毅は答えるが、後ろで長江亜と金良が儂らは無理やり蒙毅に連れ出されたとぼやいていた。⇒ ((ノ)゚ω(ヾ))うわ、かわいそう。。蒙毅がゴリ押ししたな。。 ありがとうと何度も言って泣く貂。 

 介億先生は笑いながら泣くな河了貂、お前の涙はこの戦に勝利した時と男を知った時にこそふさわしいと慰める。⇒ ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャいい先生だ介億先生! その手の会話に両手の構え!!『キングダム』大ファンの歌舞伎役者さんがモデルでしょうか。。。
 赤面する貂に蒙毅には気をつけろと言う。⇒なに、蒙毅はむっつりなのか!真に受けた蒙毅と貂との三人で暫しのやり取りが。。 傍からそれを見ていた信が妙な奴らが入ってきたと言うが、政はこれでそろったと配置につかせる。

北壁 介億 
東壁 壁 
西壁 昌文君 
正面南壁 飛信隊 政 貂 蒙毅

 正面の高楼で政と信が会話する。政は始まったら四方に檄を飛ばしに回ると言う。 三年ぶりで一緒に戦うなと政と信が話す。 窮地にはよくお前がいると政が言うと、傍にいた貂も俺もだと言ってきたので、三人で会話になる。
 今思えば三年前も綱渡りだったが今度もなかなかだと信が言う。 政が準備は整っているかと言うと、信は当然だと言って二人が拳で鎧を叩きあう。よく知る貂は微笑むが、その光景に蒙毅は…。

 お前とは話したいことが山ほどあると信は持ち場に下りていく。⇒周りに人がいても政と名の呼び捨ては一向に気にしないな。。。夜になったら酒でも飲もうという。俺も貂が特別に飲んじゃおっかなというので信が珍しいなと喜ぶ。 楽しげな二人の会話に江亜が夜まで生きて酒が飲めればいいがな、初日が一番危険じゃぞと不安げに言う。 それを聞く信が飲めるに決まっている、この城は俺が絶対に落とさせねぇと豪語する。それを聞く政の顔はどこか嬉しげであった。

そして来た。李牧軍が!

(*^m^)かぶいてるな介億先生。キングダムで貴重種の空気読める人だな(大笑い)!

quotation:義風捫虱堂「これが二人にとって、この先も続く宿敵・李牧との戦いの始まりであった。」 130214

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