信約キングダム 332回
キングダム 第332話
#「蕞に告ぐ」
李牧・龐煖軍が蕞に来た。 蕞の守備兵が多いのを見た傍のカイネが、情報では少ない筈なのに妙ですと李牧に相談する。カイネの言葉に李牧は頷く。カイネは咸陽から送り込まれたのでしょうかと言うが、李牧は素人(一般人)に武装させたかのどちらかと考えた。
完全に取り囲まれた蕞城。 蕞の一般兵たちは今から殺し合いをするのかと言う者もいれば、徐安なるものは恐怖で押し潰されそうになるのを戦ってやると周りで喚きあう。その声が李牧にも聞こえて、一般人に武装させたのだと察し、田永(飛信隊)がガキ共が完全に舞い上がってると舌打ちする。⇒まあ、初陣ですから…。蛇甘平原や馬陽の不安を思い出すな。そんな蕞を前にして敵軍から一騎が前に出てきた。
李牧その人。趙三大天李牧であると名乗り、蕞の人間に告ぐと呼びかける。
降伏勧告! 一般人でありながら武器をとった勇気を讃えるも、蛮勇で戦うなど勘違いも甚だしいと脅す。こちらは各国の精鋭軍で、大将は王騎と麃公を倒した龐煖と私相手に勝ち目ないから降伏せよと蕞の城に呼びかける。無論、降伏したら一人も殺さないからと付け加えた。
((・(ェ)・;)) 一人も死なないことに蕞の住民が押し黙ってしまう。カイネの側にいた騎兵がこれで終わったんじゃねえかと言えるほどの静けさになる。田永も空気が変じゃねえかと言ったり、副官・渕さんもこれは本当にまずいと言ってしまう。 その静けさの中、信は大丈夫だと答える。
(。・w・。 )あいつがつけた火はそう簡単に消えやしねェと。 静まった蕞の中から降伏なんてするものかぁと声が挙がった(呂色さん)。その声を聴いた信は、ほらなと当然の反応を受けて行動を起こす。初陣でちょっと上がっているだけのことで、俺らが軽く背を押すだけで十分だと言って城壁の上に上がる。
信「ごちゃごちゃうるせえぞ李牧!てめぇの下らねえ口車に何か誰が乗るか。始まる前からどうか降伏してくださいなんて頭下げやがって⇒ええと・・・、まあ、信にツッコミ入れるカイネはもっともです。 完全に俺らにびびってんじゃねぇか。 精鋭部隊がきいて呆れるぜギャハハ。
残念だがお前の揺さぶりは俺達には通じねえぞ、なぜなら全員の命を投げうっても戦う理が蕞にはあるからだ!!
さっさと登ってきやがれ。この蕞は何があろうと絶対にてめぇらには落されねぇからなァ!」
il||li _| ̄|○ il||li よかったあああ大王様がいること言わなくて!!!
信の大音声で徹底抗戦再確認!! 信の声で大王様の檄を思い出した蕞の一般兵が奮い立ち、歓声が轟く。 地面が震えるほどの歓声に李牧も驚く。一般人がここまでの戦意があるのは信の力かと一瞬、李牧は思う。だが、すぐにまだこれは無いと振り払い、咸陽にまだ大将軍級の人物が残っている可能性を考える。
そして、戦闘開始!!! 咸陽にいる大将軍級の人物を考え始めた李牧にこれはやるしかありませんと副将・晋成常が言いに来る。 その言葉に致し方ないと李牧も戦う事に決める。素通りすると渭水を渡るときに後ろを突かれるため、咸陽の前の最後の大仕事にすると。
一般人相手にやりきれないと李牧が難色を示すが、それは向こうが悪いと晋副将は切り捨てる。⇒こういうところが李牧はなぁ… 獅子欺かざるの力を知らんな。。。 全く愚か秦人、この蕞の名を“惨劇の城”として史に刻むがよいと晋副将の目の色が変わった!
敵弓隊に先ずは河了貂が弓隊で応じた。
『(趙悼㐮王)余年』「紀元前241年」
『龐煖将趙・楚・魏・燕之鋭師、攻秦蕞』〈龐煖は趙・楚・魏・燕の精鋭を率いて秦の蕞を攻めた〉 ―「史記 趙世家」より―
蕞一般兵たちが必死に矢を放つ。趙弓隊は正面旗周辺に集射撃で応じる。精鋭が放つ強弓は蕞一般兵たちの目、顔、手、全身を傷つける。痛みですくんでいたが…、
大王様の檄が飛ぶ!
大王「怯むな、恐怖に頭を下げるな これが戦いだ。立ち向かえ!!これがっ・・・国を守るということだ!!」 ⇒読者にも響きそうですな。。。
矢が飛び交う中で盾を取らない大王様の檄に蕞一般兵がくじけずに矢合戦に応じるのでした。⇒頭の良さはどうであれ政と信がシンクロしてるな。
||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ|| 蕞の住民に大王様が檄を入れた後です。(漫画)
( ゚皿゚)キーッ!! ヒットマン魏加で無粋な真似をさせたシーンであんたに腹立ってます。 アニメ記事をリンク。。。
щ(゚Д゚щ)カモォォォン李牧。そんなうぬらに降伏しろと!!! 今回この時期で降伏勧告は運悪すぎよ。。。
quotation:義風捫虱堂「運が悪かったな李牧!」 130221
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