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後書

弘済の務は、卿に非ずして誰ぞ。吾の大河ドラマ「天地人」は第33回で見果てたり!

#「五人の兼続」

吾が婦女子率著しい「天地人」をここまで感想を続けたのは、ひとえに景勝様の君主の器量が此度の回を迎える日を心待ちにしていた所以でありまする。

その始まりは亡き御実城様から始まった。。。

 

 亡き御実城様が景勝様を北辰、兼続を北斗の七星と語り、北祝和尚が諸葛孔明の如き賢臣を求める台詞から、私の「天地人」感想は景勝様から次のような名言が出てくることを最大の関心事とした

 今年の大河ドラマの婦女子率と歴史背景の杜撰さにもめげずに以下の言葉にふさわしい回を見るまではと視聴と感想を続けてきたのでした↓。

朕は且く上に従容せんと欲す。望むらくは卿、心を下に労せよ。弘済の務は、卿に非ずして誰ぞ。

(* ̄ー ̄*) フッ、果たして誰のことかわかるであろうか?

 今は民族浄化著しい隣国の昔に全ての民族を調和で結びつけて世界国家を樹立しようとした皇帝が、絶大に信頼した家臣に向かっていった言葉だった。

 漢文をきちんと読めないのですが…。要は多分こういう意味合いで、

 私は天下の行く末を描く天子として上から天下に当たるが、私の下の天下の実務を全て君に任せる。天下万民をもれなく救済する任を担う者は君以外にあり得ない。(だから、どれだけ高い地位でも辞退せずに引き受けてくれ)。

 この皇帝は外から侵攻して来た異民族出自の皇帝で、家臣は中国人でした。中国人の国は異民族の侵攻から逃れて南にあったのですが、家臣の彼は母国に仕えずに10歳も若いこの開明君主に仕えました。皇帝はまだ王だった頃、彼を手に入れて私の諸葛孔明だと狂喜したそうです。⇒ 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。人が人であることの美しさを最後まで追い求めて国造りに励んだ景勝・兼続主従がはるか昔にもいたのです!今、ウイグル人を迫害している某国の政府首脳人たちは、彼らのような祖先達にどう顔向けできるのでしょうか?

 

 そして、「天地人」第33回で↓が来た。

 景勝様は直江を執政として、上杉家の全てを任せると決めました。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

吾の「天地人」感想、見果てたり! 思い残すことは無い!!

 景勝様の君主としての器量が素晴らしく成長しました。諸葛孔明ですら劉備の生前では全権委任はありえませんでした。戦国大名で成人後に重臣といえど全権委任した君主っていないんじゃないのかな?

 家来の落ち度は主君の恥です。家臣の仕事が悪いのは家臣ですが、彼に仕事を任せた主君にも責任があります。

 だからこそ、こういう全権委任できる君主とは余程の勇気と覚悟を持った名君でなけれは滅んでしまう。伊達政宗ですら片倉景綱に全権委任はしていないのですから。⇒御実城様、喜平次の君主の器量は貴方を超えたぞよ

 あとは俗事です。。。

  • 五大老による合議制を三成と考え、起草した。三成は兼続の友情に感謝した。
  • 初音が登場して、兼続に三成の苦労を察してと言った。
  • 家康が三成を非難したが、景勝様は主の責を家臣にのみ負わすのは筋違いと反論する。
  • 政宗が秀次の件で嫌疑がかかるが、家康のとりなしで助かった。⇒最上や浅野は誰が助けたの

 

 ◇今後の「天地人」感想について

以後の話数も記事にしますが、いくつかを変えます。

  1. 記事アップはとっても不規則になります。Meinは終わったのですから是は当然です。TBはカテゴリーから最新記事を探してください。日曜だったり、土曜だったりもあります。兎に角、モチベーションが下がりました。
  2. 記事内容は雑になるかも(笑)。たった一行で済ませるかもしれません。盛り上がった時には文量も惜しまないつもりです。が、しばらくは昔の隣国にいた景勝・兼続主従以上の君臣について記事を書いてみようとおもいます。それが尽きたら…???

   というわけで吾の「天地人」感想はこれでメインディッシュです。次回はとりあえず、“弘済の務は、卿に非ずして誰ぞ”と言った君主さんと景勝様の他にもある類似点でも書こうかな? TB欲しい方はコメント欄に言って(大笑い)。

2014年作

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