毐国って国名は司馬遷の加筆じゃねえの?漢和辞典で「毐」の字を引いてみな
#405「新しい国」
羌瘣たんと信だけ活躍…。 信の大矛が敵をたくさん斬り伏せ、羌瘣は大矛もっている魏国の千人将をかわして斬る。配下の兵達は大いに士気が上がったがそこだけだった。
著雍駐屯の飛信隊の持ち場に魏軍が殺到していた。 信、羌瘣だけ奮戦して他は苦戦中。田永、渕も押されていた。 急造の砦から戦局を俯瞰していた貂は渕さんの部隊を砦に下げる。やはり一万もの軍勢を抜いた余波は大きかったと言う。そこに大将の騰から連絡が来た。
Σ(゚□゚(゚□゚*)山陽長官が謀反して太原で建国。報告を受けた貂は呆れたような顔をする。秦国国内の住民はおろか李牧ら列国の面子もwhyの疑問詞が頭に浮かぶ。
……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノが、咸陽は大いに動揺中でした。 大王(政)は毐国から戻ってきた使者に先ずは報告させる。太后様は便宜上、国宣言をしただけだから不都合あれば取り消すと。そして、今後何かあるなら政か呂不韋以外は受け付けないと。実際にそれ以降の使者は門前払いされていた。
相国はまだしも大王様御自身とはとその不遜ぶりに憤る大王派の貴族。それに対して相国様も同様だとツッコム呂氏派の貴族。双方ともにこの異常事態は放っておけない呉越同舟の空気であった。毐国宣言を取り下げてないから肆氏はこちらの要求を聞く気は毛頭ないと発言する。左丞相の昌文君もそれに同意する。
醜態だと吐き捨てるのは李斯だった。かつての三晋分裂でもなく、春秋のぬるい独立でもない、国政をまともに運営できぬ輩が集まっての国宣言は明らかに列国の嘲笑を買っていると。もし、こちらの要求を聞き入れなければ軍で対抗せねばなるまいと強硬策を出す。
だが、太后様に弓を引くのかと一人の貴族が言えば、屯留の内乱以来で国力を減退させているのにまた摩耗させるのかと血を流さぬ軟着陸の解決を望む者達も相当いた。彼らに李斯は財政を取り仕切る俺自身が一番文句を言いたいわと珍しく激情を発した。
右丞相・昌平君は強硬策も考慮する。いきなり大軍を出すのでなく北方に徐々に兵を出して圧迫する案を出す。しかし、それよりも前に何故、太后様はこのような暴挙に出たのか、その落とし所を知らねばならないと言う。政も昌平君の策に同意する。呂不韋は何か考えている様子だが…。
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毐国成長中!!! 気違い沙汰と皆が楽観視する中華にあって、だが毐国は着々と国としての体制を整え始めていた。建国の熱気が高まる毐国の正殿に太后、嫪毐 、宦官たちが上にならび、その下に数多の貴族たちが平伏していた。
満足げな太后は貴族たちは金で他国から買い取れる、金と人が揃えば国なんて簡単にできるものさと言う。 そうではございませんと一人の貴族が反論する。
地方の貴族の我等でも国政を地方から構築することなどできません、それを為し得る天才、そこの趙高殿の才覚あってこその毐国建国でありますと一人の宦官を称える。 それは否定しないと太后も趙高を誉める。宦官でなければ最年少で丞相になれる才覚の持ち主だと。 頭を下げたままな趙高は太后の称賛に頬を染める。
だがこのままではすまないと貴族たちは中央からの軍への対処が急務と口をそろえる。 太后が知恵袋たる趙高の頭を鷲掴みして対策を問う。怯えながらも趙高は建国前にあの国へ申し出をしているとすでに手を打っていたのだった。
蒙恬達は敵襲に備える。 父に援軍要請を済ませ、敵軍襲来に準備を整える。来る敵は…。
楚の項翼、白麗軍が秦南部の国境まで押し寄せてくる。山猿に合従軍の借りを返せると項翼は意気揚揚だ。
南の楚軍襲来が咸陽に知らされる。こんなときにと皆が揺れるが、政は楚と毐国は繋がっていると見抜いた。大王の言葉に昌平君も賛同する。これで北に大軍を向けられないと。 楚にとって南と北で秦国をはさめれば好都合だと。更にこの状況を列国が認めることになれば、第八番目の国として毐国が列国になる事態が出てきたと。 昌平君の予測する事態に皆は更に狼狽える。毐国の危険性を対処にどうすればよいか、誰に任せるのかと。。。
そんな狼狽える貴族たちをよそに呂不韋は大王より先に毐国に来るのであった
( ̄◆ ̄;)毐って漢和辞典でいい意味なかった。。国名は後付けじゃないの
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