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キングダム第410話
#「二つに一つ」
趙高が太后に皆々様が副殿にてお待ちですと報告する。相分かったと返事する太后。趙高は申し訳ありません、私がしっかりしていればと涙を流す。 良い知らせでないのは分かっている太后は泣き言をいう暇があるなら何か手を考えろと慰めた。 それを見てる虚歴。
副殿紛糾ぅぉぉぉー(ノ_≦。)(;;;´Д`)ゝヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノドナイシヨォオぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ドウスンベカァアぉー 座して秦軍を待たず一刻も早く奇襲するのが唯一の活路。太后様のご心痛を煩わせるまでもなく嫪毐様が御決断下されば後はこの虚歴が推し進めますると老臣が述べる。嫪毐は汗顔で頭混乱中であった。虚歴は沈黙は可と受け取りますがと催促する。座を退く時になって嫪毐がならんと一喝する。勝手な暴走は成らん、この件は太后様を含めて皆で話し合うと決断する。⇒暴走は止めたが混乱は加速しましたっと。 舌打ちする虚歴らだったが仰せのままにと嫪毐の命に従う。
だが会議は長引き十日目になっても結論が出ない。反対意見も小さくなりもう少しで落ちると虚歴の配下が中の状況を知らせる。フンと鼻で笑う虚歴は頭のキレる太后を外して一気に挙兵してしまおうと思ったのに嫪毐がごねおったと苦く言う。それでも虚歴はまあいい、どの道、暴走は止められぬと渦中の毐国の会議に参加する。
(#゚Д゚)y-~~イライラ「どうして十日も答えが出ぬのですか!この間にも咸陽は密かに軍を興す準備を進めているのですぞ」「使者を出して話し合いを」「隠し子がいたのだぞ咸陽の怒りが話し合いで収まるわけないだろ」「太后様と嫪毐様の間柄も後宮の禁を破りし大罪の上に更に王位継承権を持つ御子が毐国にいるのだ。禍の火種もろとも潰しに来るに決まっている」「挙兵しかない。秦軍が押し寄せてくる前にこちらが動いて先手を打たねば」。。。
そんな中、嫪毐と太后様が揃う。 二人の関係は薄々察していましたが子供までも受けていたとは我等も騙された形だが仕方ないので挙兵という形で責任取ってくださいとまで言う臣までいた。 趙高がたまらずにまともに戦って勝てるのですかと問い返す。しかし、彼らは激して叫ぶ。宦官風情が侮るな、太原一帯を総べる我が国なら一声で数万集まると。樊於期将軍を始め腕利きの武将もそろっている、こちらが先手を打てば勝つから急げと。彼らの熱気に趙高も言葉が詰まる。
冷徹に会議の空気を見ていた太后はぬかったと己が油断を悔いる。いつのまにか側近まで持って行かれているとその首魁者たる虚歴を見る。 暴走を促している奴は大金で買収している、その膨大な大金は「楚」が出していて始めから奴が楚の手先として潜り込んでいたのだと正確に推理する。 「楚」にしてみれば暴走で乱れれば大喜びだろうと。
それ以上に太后は十分に上層部で警戒していたが趙高の話では隠し子が決め手で扇動に皆が流されたのは分かっていたが、どうして漏れたのかと自問する。太原まで完璧に隠していたのにと。 その虚歴は太后の推理を察していた。実は隠し子はばれていなかった。しかし、雍にて出産したときに一人の御仁にだけ知られていたのだと。
その虚歴が動く。哀れなご婦人に止めを刺そうと。
虚歴はお怒りは十分に察しますがそろそろ時間がありませんと話出し、皆の注意をひきつける。結論が出ぬまでは座して秦軍の到着を待つのと同じ、毐国が落ちれば反逆罪にて九族までさらし首となりますと危機感をあおる。我らが取る道は二つに一つですと。
一つ目は皆さまが一様に声が挙がっている『挙兵からの咸陽急襲』だと。臣の一人が急襲すると言っても勝てるのか、合従軍でさえ函谷関は抜けなかったのだと反論する。虚歴は勝てると。 中央の兵は少なく楚に対して主力級の秦軍が叩き、魏攻略戦も始まり中央から多くの兵が割かれている。合従軍には総力で戦ったから防げたので今は手薄そのものでこれほどの好機は他にないと力説する。虚歴の言葉に皆から天の計らいだ、勝てますぞ、咸陽を討てとのおぼしめしですぞと嫪毐や太后を逆に励ますものも出た。それに何も答えないが太后は馬鹿共がと浮ついた臣下達に失望する。⇒凸(`Д´メ)誰でもわかる策がどうして奇襲になるのか(呆)!
二つ目はと趙高が虚歴に問う。
『今、この場で太后、嫪毐、隠し子二人の首を咸陽に送り届けて許しを請う道です。』 数人が抜刀して太后、嫪毐たちを囲む。 趙高と共に太后を庇う嫪毐が剣を下げよと言うが、彼らはそれほど火急の事態なのですご理解をと聞く耳と刀を収めない。 囲まれて尚、冷静な太后が我が子たちはと安否を問う。虚歴が察しの通り既に我が屋敷にて預かっておりますと答える。 それを聞いた嫪毐が許さんぞとキレて虚歴に飛び掛かろうとする。しかし、太后が止めろと言い、虚歴の部下達が抜刀して刺すぞと脅し、なんとか嫪毐が怒りを収める。 この期に及んでもまだ黙っている太后に虚歴は抜刀させた部下を迫らせる。 黙して考えを巡らす太后だったが…。
挙兵してもその先は楚と盟を成して秦国を手にする道はそんなものはもう疲れるから休もうとしたのだった。動かねば終わりの今に、こんな下らぬ蕞後ならもっと早く終わっても良かったと己が不運を嘲笑う。 所詮は既に破滅していた人生にここにきて安楽安息を手に入れようとなんて虫が良過ぎたってことなのかと諦めの気持ちが沸きあがる。
いいだろう、最後まで踊り切れって言うのならやってやろうじゃないかと心中で天に咆哮する太后が迫る虚歴の部下の睾丸を握りつぶして立ち上がる。
やおら立ち上がった太后は逆にお前たちに問うと吼える。 お前たちこそ覚悟が出来ているのであろうな、咸陽を叩き潰し王位を我が隠し子に強奪し新しき王朝を打ちたてる所までやれるのかと。 成功すれば全員が清王朝の重鎮となり九族まで栄華を極めるであろうと檄を飛ばす。 太后の檄で群臣たちが腹を据えていく様は虚歴の部下も少なからず驚く。 群臣たちの腹を固めた太后はならば結構だと会議の決定を下す。 念を押すように虚歴が狙いはどこにと問う。 返答は決まっている、咸陽を留守にする好機、秦王嬴政の加冠の儀だと決行日を明らかにした。
( ̄○ ̄;)もう:;;;:ど♪:;;;:う♪:;;;:に♪:;;;:も♪:;;;:と♪:;;;:ま♪:;;;:ら♪:;;;:な♪:;;;:い♪:;;;:!!!
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