お隣さんが本音吐きよった
キングダム第420話
#「袂を分かつ」
昌平君の作戦文書を貂が読み解く。 封が割れていたのは偶然じゃなく呂不韋の手下だった孫築が中を改めたからだと。その恐れがあるから先生は伝文の中身を読み解かれないように工夫してあると信に話し始める。
一見、いつもの軍略指令で侵攻先は“共”から“曹”、最後は“絳”になっている。初めは気付かなかったけれど曹→絳は二流の軍略になってるのがおかしいかったと。
じゃあなんで絳なのかと考えたら、“絳”は「魏」の前身「晋」の旧王都だと貂に言われ、信も何かに思い当たる。 次に貂が旧王都を意味するものは秦では雍であり、そこでは加冠の儀を指してるとまで言い、信は驚く。 天候は蠢動を意味し、乱の兆しを知らせていると読み取る貂は早く政に此のことを知らせないとと狼狽える。
政が狙われる凶報に驚きつつ信は冷静に考えればおかしいと口にする。加冠の儀を狙う反乱なんて十中八九は呂不韋が絡んでいる、だったら何で呂氏四柱の昌平君が暗号文まで使って反乱の事を教えてくるのだと驚愕する。⇒ (;´▽`A``人が分かる信。少しでも軍略を身につければすごくなるのに何で学ぶ気配がないのか?? だから凄い事なんだと貂は信に告げる。 これは乱の知らせだけでなく遂に昌平君が呂不韋と袂を分かつ意思表示でもあるのだと!
蘄年宮で座から立つ昌平君に皆が注目していた。 呂不韋がなぜ今そちが立つのか答えよと問う。 少し間をおいて昌平君は答える、左丞相・昌文君と共に咸陽に行き反乱を鎮めてまいりますと。 何をと仰天した李斯が立ち上がる。 同じく仰天した心地の昌文君は呂不韋に視線を移す。蔡択も壁も皆は昌平君の言葉に驚かされる。 やおら呂不韋は…。
おい お前は
自分の言っている
意味が分かっておるのか
呂不韋の問いに昌平君は…。
…相国 余計な問答は必要ない
察しの通りだ
世話になった
!!(゚ロ゚屮)屮な、なんということだ。 (lll゚Д゚)こ…この状況下で…
Σ(゚□゚(゚□゚*)長年連れ従った四柱が一人 昌平君が呂不韋陣営から離脱した━━━━━Σ(゚д゚;)━━!! 驚動天地の事態となり、その場の空気が震えだす。一人蔡択は合従軍戦の辺りから心離れの噂があったがよもやこの場で公に動くとは意外に大胆で困るわいと思う。 が、冷静でいられなかった人が立ち上がる。
ふざけるなぁ 敵へ就くと言うのか…
我々を裏切って
その足で大王陣営【敵】につくというのか昌平君
壁が驚くほどに激昂止まらぬ李斯は昌平君の背信をなじった。共に呂不韋様に燻っていた才を拾い上げてもらった身、貴公には“義”という言葉はないのかと叫ぶ。⇒同じ楚人同士だから余計に怒るか。だがしかし、それは士にすぎないのですがね。
李斯の言葉でも昌平君の決意は揺るがない。李斯に黙して語らぬ彼は部下の介億を呼ぶ。主の命に介億は吼えて応じる。 尚も昌平君を止めようと叫ぶ李斯にもうよいと呂不韋が制する。
あえて泥舟に乗り換えたいと言うなら行かせてやればよいと答える。 去りゆく部下に呂不韋は言葉を交わす。
今から十一年前、儂が丞相となって最初に権を振るい人材登用したのが昌平君、そなたであったと。だが貴公は本来、人の下につくような人物ではないのでいずれはこうなる日がくるとは思っておった。 だが、案外遅かったのぉと皮肉を込めてから、行くがいいと別れを告げる。 そなたに関しては対価は十分に返ってきたと。
重臣に去られた呂不韋。暫く黙考したのちに長い溜息をついた。 壁は四柱の軍総司令がこちらについたと大王派の力が増すことへ喜ぶ。それを察するかのように呂不韋はしかし全くこんなことで一喜一憂する愚か者ばかりよと嘆きの言葉を発する。
やはり何も分かっておらぬのだなと呂不韋はまたも嘆く。四柱と儂を華やかに彩るためのただの“装飾”に過ぎぬと言う。装飾は所詮、装飾であると呂不韋は不敵に笑う。⇒ ((・(ェ)・;))うーん、かつての漫画で暗黒闘気の生命体さんからおんなじような意味の台詞を聞いた覚えが…。
それが一つや二つ身からはがれ落ちようと
この呂不韋という人間の
強大さは一切揺らぐものではないぞ
うぬらは全員誰一人そしてまだ呂不韋という男の大きさを測れておらぬ
重臣の離反に全く意に介さない呂不韋に皆は不気味に感じる。それは李斯ら呂氏の陣営たちでさえ恐れる。 当然と言えば当然、測れるほどのものさしを誰も持ち合わせておらぬからと相国が軽い落胆を込めて言う。
不意に目が笑う呂不韋は大王様に場所を変えようと言う。加冠の儀も終わり、刻が今まさに満ちようとする中でどこか二人きりで天下について語りましょうと大王を誘うのだった。
(`・∞・´)天才は孤独であるか。。。
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