一門
キングダム第431話
#「逆転の猛進」
昌平君自ら矛を振るう。 戎翟公軍の兵を片っ端から斬り捨ててく。大刀をのけぞりながら首を刎ね、敵を剛力で袈裟懸けにたたっ斬る。 昌文君だけでなく壁も武将・総司令の猛々しさに驚く。 介億は誇張するなら武力が蒙武級、誇張せずに頭脳は李牧級であると言う。ゾッとする、あの方が秦国でなく生国の「楚」で立っていたとしたらとの言葉に壁も昌平君も震えた。
Σ(゚д゚;) そ、それは…!!!
背後からの軍を止められない戎翟公軍。正面の敵に対して本陣を後ろに下げたのが裏目になったと舌打ちする戎翟公だったが、すぐに対処する。 一手で止めようとせず側面からの攻撃で足を止めようとする。
右から敵の騎馬隊が来た。 側面を突かれると壁は焦るが、介億は心配ないと答える。突撃開始時に右に離れた黄竜隊が敵の騎馬隊を逆に横槍りをかけた。敵は逆に横腹を喰われる形になった。
左へ仕掛けたノコ隊が潰された。焦る戎翟公がもう一つの隊を気にすると、そのハノイ隊が戻ってくる。ハノイ800騎を敵の左側に突っ込むように命じる。 新たに左から騎馬隊が来るのが見えるので、壁は二百を率いて迎撃に向かおうとした。それに対して昌平君は行かずとも良いと止める。 ハノイが突入しようとするその時、城門から敵を蹴散らしてハノイの後ろから攻めてくる隊があった。
豹司牙黒騎兵。咸陽城内にいた総司令直属の近衛兵がまた城外に出て戎翟公軍と戦う。昌文君の後ろからこれで左右に壁が出来たと声がする。介億はお前まで入っていたのかと蒙毅に言う。先生が将を務める一戦、中で見ぬ手はありませんとの門下生の言葉に介億は笑う。蒙毅はこれは“包雷”ですねと言うと、介億は笑みを浮かべた。その言葉の意味を知る者がもう一人…。
尚鹿軍は昌平君軍により敵の攻勢が弱まり、なんとか戦線を維持していた。総司令の到着に呼応して城門から出てきた黒騎馬隊を尚鹿は視認する。中央の進路を守るように左右が守っているような戦況に河了貂は“包雷”だと口にする。
貂は尚鹿将軍に周囲の全兵士に隊列を説いて前面に壁を作るように進言する。 何を馬鹿なことをと尚鹿は激昂する。包囲されて乱戦の最中、隊形を解けば一刻ももたないと反論する。
しかし、貂は一刻もいらない、この寡兵では勝機は一瞬しかない、全ては総司令に託すしかないと言う。 当然だが尚鹿は承服できない。まだ五千以上もの兵がいるのによく分からぬよそ者にそれら全て託せと言われても頷けない。 それでも貂は俺は飛信隊軍師だが昌平君の弟子でもあると尚もくいさがる。尚鹿将軍の言うこともわかる、将として間違っていないが今は俺を、昌平君を信じてくれと懇願する。
“包雷”とは左右後方に壁を作り、中央の刃で首を取る一撃必殺の術。
介億が“包雷”を種明かししていた。 本来は大規模・広範囲の戦場で使うのだが主はこの寡兵で為そうとしていると昌文君たちに打ち明ける。その背後の壁を昌文君が指摘すると、蒙毅が敵将の向こう側が乱戦状態なのでそこへ押し付ける形を取ると答える。少々頼りないがと介億が口にすると…。
河了貂がそこに壁を作った! 背後で大きな音がしたので戎翟公が振り向くと、敵が隊列を解いて壁を作っていた。 その動きは昌平君たちからもわかる。 自分たちの動きに呼応するかのように奥に壁が出来た。
介億はそこにいたのか河了貂と大笑いし、蒙毅も河了貂の指揮に喜ぶ。昌平君も愛弟子の仕業に笑みを浮かべた。 貂が包雷を完成させる。
昌平君の包雷が完成するが、戎翟公は怪しい笑みを浮かべるのだった。
ヽ(´▽`)/昌平君一門の活躍でござ候!!!
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