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お偉いさんたちが「キングダム」を愛読しておればたやすく国は落ちなかったであろうに。

#6「王都炎上‐後篇‐」感想。

Gfu1_22「お前も戦術講義を受けたいかダリューン」 (ナルサス)

 奴隷たちが王都で反乱を起こすかもしれないと気付くアルスラーン殿下の明晰さに感心しつつも、すぐに王都へ向かうことには反対する わずか四騎では何も助けられないのだと。

  ナルサスの言葉に従い自重するアルスラーン。その痛ましい姿を見かねてダリューンが王都エクバターナに向かおうと言うが、ナルサスは呆れて皮肉った。

 いかに優秀な兵であっても敵は三十万超の兵数でどうにも抗しきれない。だから我らはパルス軍より将を討つことから始めると言う。 カーラーンに狙いを定めるナルサス。

Ouki_01王騎将軍「んふふふふ、童信に教えた頃が懐かしいですねえ。」

「馮起でしたな。」 

 

 カーラーンはパルス軍に信頼されているとは言えぬ。だから必ず信用を得るために殿下を狙いに来るだろう。 孤立したカーラーンを倒すと同時に秘めている企みを知るのだと。 斥候に出ていたエラムが戻ってくる。山中でまだカーラーンの部下達が出張っていたと聞き、ナルサスはまだカーラーンはエクバターナにかかりきりだと察する。 エラムは一番つらい筈なのにじっと耐えているアルスラーン殿下を見た。

il||li _| ̄|○ il||li それから間もなく王都は陥落した。。。 

 ルシタニアの大軍に包囲された王都エクバターナ。 籠城戦を務めるのは万騎長二人。首がさらされたり、奴隷たちが暴動を起こしたりするがすぐには落ちなかった。奴隷の待遇改善を万騎長の一人サームが王妃タハミネータに進言するが王妃は保留。
 宰相はギーヴに王妃を脱出させようとするが水路はすでに銀仮面たちが辿って攻め寄せていた。 ギーヴはそこから生き残るが他の者達は生き残れなかった。水路から王宮を制圧され、城門は奴隷たちに開けられ、王都は陥落した。万騎長は二人とも斃される。
 

 王都が落ちると、アルスラーンたちは洞窟から出る。

 第六章_終

 

【うしつぎ感想】

 _| ̄|○ パルスが、バルスになってしもうた。。。

Als_51

(/□≦、)サームはほんととばっちりじゃん! 

逸る味方を抑えて確実な籠城戦に持っていき、奴隷制度が王都を危うくするので奴隷の待遇改善を布告して内部崩壊を防ごうとしてたのに…。カーラーンと互角に戦える武力あり、戦略が分かり政略にも通じる良将級のエリートなのに死んじゃって(棒)。

(#゚Д゚)y-~~イライラ アスターテ会戦のアッテンボローの台詞が痛いわぁ。。。

王都炎上を見たら、つくづく「キングダム」の大王様の英邁さが骨身にしみるわあ

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コメント

諸葛鳳雛殿、コメント万歳です。仕事が一段落してブログ更新が早くなりましたわ。
 
>王都陥落しちゃいましたね。

 王妃を逃がすのは仕方ないとしてもできることはまだあったのではと記事に書いた。

>ギーヴは混乱のどさくさにまぎれて美女とお宝いただいちゃおうなんていい性格してますね。

 Σ(;・∀・)はははっは、笑えないわぁ。某アニメでそのような行為を働いた少女がいてその後は○○○軍師だと。

投稿: うしつぎ | 2015年5月17日 (日) 10時22分

うしつぎさんこんばんは。

王都陥落しちゃいましたね。

サームさん奴隷の待遇改善しろとかまともなこと
言ってたのに死んでしまって残念です。

ギーヴは混乱のどさくさにまぎれて美女とお宝
いただいちゃおうなんていい性格してますね。
弓と剣を使えて知略もあるようだし早く仲間になって
ほしいですね。

投稿: 諸葛鳳雛 | 2015年5月16日 (土) 21時59分

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王都エクバターナが陥落するお話でした。 ルシタニア兵の呼びかけにより、エクバターナの奴隷の間に動揺が起きていました。ナルサスの予見したとおり、ルシタニアは奴隷に内部蜂起を呼びかけることで、エクバターナを陥落させようとしていたのでした。 すぐにも王都に帰りたいアルスラーンでしたが、今はその手段もなく、彼を助ける兵力もありません。しかし、ナルサスはある1つの機会をうかがっていました。...... [続きを読む]

受信: 2015年5月16日 (土) 19時54分

» アルスラーン戦記 6話「王都炎上 〜後編〜」の感想 [真実悪路]
ま、王妃が逃げんのは普通だと思う。 王とは違って元々が他所の国の人でしょ? 同郷の家臣とかもいるだろうしさ、 既に負けた王に殉じて死ぬほどの愛情もなさそうだしそら逃げ出しますとも。 あんな得体の知れない女たらし楽士に身を預けるとか常識的にありえないし、 替え玉を見抜いて逃がして死なせたってちょっと女好きとしてどうなの?な話。 とりあえず王都にはあんまり知恵者がいなかったよう...... [続きを読む]

受信: 2015年5月17日 (日) 04時58分

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