名作から名巧(功)を学ぶ
#18「ふたたび河をこえて」
シンドゥラ国はラジェンドラが新王になった。ガーデーヴィーは処刑された。アルスラーン軍はペシャワールに戻ろうとするが、ラジェンドラがその途上を襲う。しかし、すでにナルサスが見破り逆激を与え、ラジェンドラを捕まえる。 そこで三年の不可侵条約を結ばせラジェンドラを許すのだった。 ジャスワントが遂にアルスラーンの幕下に加わった。
ナルサスの戦略
○たとえ刃向って来ようとも交渉できる相手と講和条約を結ぶ。 隣国シンドゥラがカオス状態か交渉不能の仇敵とならぬようにする。 ローマ帝国のパルティア対策が好例だろう。
○王家存続 シンドゥラの民にパルスへの敵意を植え付けないための政略。 兵は軍事のみしか使えない道具であり政治目的には使えない。 ナポレオン=ボナパルトにナルサスの戦略センスがあれば遠島で生涯を終えることは無かっただろう。
名君に仕えるってどんだけ仕事に張り合いが出るか、お隣の方は痛いほどわかっております(笑)。
(*゚▽゚)ノはっはっはっ これでダリューンさんは殿下の身の安全(後ろ)を気にせずに思いっきり無双ヒャッハーできるぜ!!
曹操の烏桓、孔明の南蛮、仲達の公孫と三国志でもあるように富国(内政)を固めるには先ずは強兵(外交)により内政への介入要素を削っておくのが政略の基本です。
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コメント
コメント返礼の返信です。
>あやつを殺さないのはシンドゥラ国民に憎しみを植えつけないためでしたか。
政治ですから妥当ですね。おまけに勝てる相手ですから。
投稿: うしつぎ | 2015年10月11日 (日) 13時56分
こんばんは。
ガーディーヴィやっと処刑されてすっきりしましたね。
ラジェンドラ早速裏切りましたね。
あやつを殺さないのはシンドゥラ国民に憎しみを
植えつけないためでしたか。
新たにジャスワントがアルスラーンの配下に加わりました。
投稿: 諸葛鳳雛 | 2015年10月 7日 (水) 18時11分