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上兵は謀を伐つ

#449「蜘蛛の罠」

 桓騎がゼノウを動かす。右から敵本陣をつく秦軍。 中央になだれ込んでくると配下の胡台から慶舎に報告が来る。その報告に慶舎は目を開いて笑っているかのようだった。

 岳嬰隊、雷土・ゼノウ隊を阻む。 戦で最も恐ろしいことは―優位に立っていたと思っていた状況が知らずに己の死地へと変わっていることだ。 言っている意味が分かるか?田舎の猿共よと岳嬰は二人にかます。 雷土もああ分かるぜ、てめぇがマヌケだっつー意味だと負けずにやり返した。戦闘が始まる。
 戦闘の激突音を聞き取った金毛と紀彗。紀彗は敵の力は尋常ではない、大丈夫かと問うが、金毛はあんたの左の賭けより万倍安心だと答える。それに慶舎様が討って出られた以上は、あの敵はもう終わりだと語る。 思っていた以上に恐ろしいお方だと紀彗は慶舎を評する。

。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。出撃前。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚

 紀彗がどう止めるのですかと問うが、慶舎は止めるのではない、狩りに行くのだと答える。しかし、出ていく方角が右とかけ離れていた。紀彗は驚いて、そちらは敵の方角と違うというのだが、慶舎はそこで静かにしていろと気に留めずに出撃していった――。桓騎の片腕が砕ける音を聞かせてやるそう言って…。

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 尾平の眼前に慶舎が迫っていた。 叫ぶ尾平は咄嗟に槍で頭を守る。降ってきた慶舎の剣は尾平の槍をひしゃげるほどの剛力だったが、尾平は槍の柄で鼻血を出すだけで済んだ。⇒オオ━━((゜Д゜Uu))━━尾平の防御力は番陽級と判明!!!!!! 後に来た騎馬隊の脚で吹っ飛ばされたが運よく窪地に嵌って難を逃れる。 

 しかし、他の桓騎兵たちは慶舎の兵たちに滅殺されていった。身を隠して見ていた尾平は奇襲のせいだけじゃなく、半端なく強いと震えあがる。⇒巴印さん無事だろうか…。桓騎兵を屠った敵兵が大将の名を呼ぶ。それを聞いた尾平は自分を斬りつけた武将が敵の総大将・慶舎であると分かった。 尾平はどうして大将自らがこんな場所に来たのかと思っていると…。

 慶舎に部下はここが秦軍の第二列だと報告する。 奥にもまだいくつか後から続く隊があると聞いた慶舎は全て叩き、一陣も前に通すな、ここで完全に頭と後続を‟分断”すると命じる。  

《慶舎の作戦機動》
①慶舎隊は中央丘の裾を斜めに走り樹海地を飛び越えて雷土隊二列目を攻撃
②二列目は足止めされる。雷土・ゼノウ隊は後続を失い孤立する。
③慶舎の右翼各隊が続々と雷土・ゼノウ隊を後ろから攻め立てる。
④樹海地の中で雷土・ゼノウ隊が気づかないうちに孤立・包囲された。

( ^ω^)おっおっおっ織田信長の「中入り」じゃないですかぁあああ(大笑い)。

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 右の喚声が聞こえた金毛が李牧様はよく本能型の慶舎様を蜘蛛に例えられると語る。見えぬ糸で巣を張っている恐ろしい蜘蛛、敵は好機と思い近づくと知らぬうちに絡み取られて骸となる。 
 桓騎はうかつにも慶舎様の巣に手を伸ばしてしまった結果、初日から片腕を食いつぶされる羽目になったなと初日の勝利を確信する。⇒ ((・(ェ)・;)) ええと…合従軍戦で趙軍の将軍さまが確かあんたと同じようなことを言っていたような気がするんだが…。それってなんじゃ?

 雷土・ゼノウ隊、包囲されつつあり!! 来るはずの後続が現れない理由を雷土は伝者ホウロの報告で知る。苦戦する雷土はこんなにきれいにお頭が敵にはめられちまったのは初めてだと汗をかく。 

 雷土たちの気配を遠くで察した桓騎とリン玉。予想を越えた事態にリン玉は青くなり、お頭に不安を向ける。だが、桓騎は軽く一笑し、まあ見てろと返す。

実は慶舎も一つだけ気づいていない部分があった。包囲を受ける雷土・ゼノウの面々は元大野党団ならではの‟知恵”を持っていたのである。 戦局を優勢に進める慶舎に対して、雷土はゼノウにちょっと耳を貸せと話しかけてきた。

Photo(゚m゚*) 久々に戦術で見ごたえあるお話になってきたなぁ。さて、ここからどうたいしょするのだろう。 

 (゚0゚)まさか第二話でトゥルナイゼンが出てくるとは思わなかったな。銃を街中で撃つのはアニメより劣ると思う。

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