戦場の匂い
#448「戦場の匂い」
策を巡らせ、翻弄し、戦の主導を己が手に―。
飛信隊は相対する馬呈・劉冬の巧みなゲリラ戦術に苦戦して前線を押し戻せずにいた。 信たちが断道の計に嵌ってるわぁ。。。
そして、趙軍本陣の先鋒隊は早くも中央の丘にほんのわずかなところまで進軍していた。 だが、慶舎は本陣をまだ登らせなかった。紀彗、岳嬰は大将の思惑について暫し考える。
軍が丘上に展開するのが最も無防備であり、本陣を上げるのは先鋒隊が砦の基礎を築いてからでも遅くないと金毛。 確かにそうだが今は敵が切迫する状況ではない、思ったより用心深いと紀彗。 しかし、慶舎は副将たちの予想をさらに上を考えていた。 まだ下で桓騎の匂いを嗅いでいないからだと言う。 その意味を図りかねて戸惑う副将たちだが、右の方に轟音が聞こえたのでそちらを向く。慶舎の目の瞳孔が開く。
あれか… ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;ゼノウ一家と雷土隊が右翼を切り裂く! ゼノウ一家の攻撃で趙兵が蹂躙され、雷土隊から俺たちの活躍もかすむと言うほどだった。将の雷土はいきなりお頭がゼノウを使ったことに疑問を抱く。 その雷土の第二列、尾平たちがいる部隊も突撃に加わる。 途中で中央の丘を見た尾平は丘じゃなくて山並みの大きさと知る。 巴印は俺たちが盗賊、山賊の類だから良くわかる、あんなでかい丘に砦化されたら手も足も出なくなる。だから、お頭はいきなり奥の手のゼノウを使った、趙軍が先行して丘を占拠するのだけは絶対に止めなけりゃならねえと。
趙軍本陣に右翼前線が決壊、突破されたと知らされる。二万の右翼が突破された。この樹海地で敵を抜けるのは相当な力の差がある、最強部隊を投入したのは恐らく―と紀彗は桓騎の狙いを察する。
次に中央先遣部隊から丘へ登る準備が整ったと報告が入る。しかし、紀彗は先遣隊の丘移動を一時お取りやめてくださいと慶舎に進言する。登ろうとすれば横腹を狙われると。それに対して慶舎は無用な口出し、今は私と桓騎の間に割って入るなとその言を斥ける。予定通り、先遣隊は丘の砦化に着手させた。
趙軍、中央丘へ進軍開始!! 趙軍が中央丘を登っているのを雷土が見つける。すぐにゼノウと共同で敵の横腹めがけて進軍する。しかし、それを察知した趙兵たちはその進軍に木を切り倒して止める。待ち受けるのは岳嬰が率いる本陣の部隊。
向こう側の丘の気配を察し、桓騎はそっちも激しいなと慶舎の戦ぶりに感想を漏らす。その慶舎は雷土の第二陣、尾平がいる場所に斬り込んでいたのだった。
(。・w・。 )なかなか激しい戦いになりそうです。信たちは今年末まで出番ないのでは。。。
(*^ω^*)ノ彡 448話辺りで始まった藤崎さんの銀英伝も読みました。…どこまで続く、続けるのか。キャラデザはいつもの藤崎さん。 アンネローゼの震えるシーンは良かったがさてどうなるやらと言うわけで様子見ですわ。
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