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終わりと始まり

#453「進軍の終着地」

 一騎打ちの後の二人

 将軍の危機に趙兵たちが駆けつける。彼らは劉玲将軍が両肩に傷を負っているのを見る。劉玲は部下たちに飛信隊副長が高台の下に落ちていった、できれば生かして捕らえよと命令する。 将軍の命を受けた兵たちは続々と下へ降りて、敵の捜索を始めていく。
負傷した羌瘣は無事だったが、敵兵が捜索の網を次第に自分の方にまで狭めていくのに歯噛みする。

 待っていたのは…

 眠りをこらえて羌瘣の帰りを待っている信。そこに部下が報告に来る。羌瘣が戻ったのかと信がきく。しかし、やってきたのは羌瘣ではなく…、

 摩論だった。自称紳士と言って飛信隊本陣にやってきた。 夜明け前に何の用だと信が吹っ掛ける。摩論は私はそんなに暇じゃありませんと信の言葉にひるまない。 それよりも河了貂を呼んで一杯もてなしはないのとせがむ。お前らだって出さないだろと信が怒鳴る。しぶしぶに貂が水を入れて一杯出した。但し、冷たい。
 本当は温かいのがいいのですがと不満をこぼしながら摩論は飲む。飲んだ摩論はこれはうまい、いい茶葉を使ってますなと話題がそれる。 怒りまくる信と貂たちに摩論がようやく本題に入る。

 二日目はさらに両翼が重要な戦いになる。 摩論は二日目は両軍共に中央丘の奪取に絞って戦いになると。その中央丘では様々な戦いが繰り広げられるが、その麓の君たちも重要な位置になっていると言う。

 麓にいる君たちが中央丘に横入りすれば戦いは断然に有利になる。しかし、それは敵軍にも言えることで二日目の戦いは初日よりさらに重要になると。 那貴からの報告では敵も相当に手強いそうですが、君の言ったように中央丘の横まで押し戻すのが初日の失態を埋める最低限だと摩論が言う。 最後に、それでまた失態を犯すようであれば今度は生きた人間を尻から口まで木を刺し込む、残忍な砂鬼一家を差し向けるぞと桓騎将軍の伝言を残し、摩論は本陣を去る。 あの野盗将軍はいちいち嫌味、びびらせる台詞がなければ命令できねえのかと信が愚痴る。

 二日目の戦い。

 飛信隊が猛然と戦う。羌瘣がいなくても、信たちは趙軍を蹴散らしていく。飛漂が前に進み、楚水隊も前進していく。 だが貂は進撃に違和感を覚える、敵の抵抗が“軽い”と。

 尚も前進する飛信隊だったが、進軍が止まる。 信たちの目の前に河川の前に築かれた強固な陣地があった。これが本命かと貂と信が歯噛みする。趙将・馬呈は河川前の陣地は地上の十倍の固さ、お前らはここが終着地だと敵を呑んでかかる。

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( ̄◆ ̄;) さて、本当に結果を出せるといいのですが。。。

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