乗り越えるもの
#457「執念の渡河」
渕さんの活躍で凹地の左端に突破口ができた。
渕さんの声で気づいた信たちはすぐに左端に動き出す。趙兵たちは左の岸に上陸してしまうと恐れ出す。しかし、一部の者は川底の道は凹地の中央しかつながっていないと知っているので大丈夫だと言う。 案の定、信たちは左に動いたとたんに溺れ、趙兵の笑いを誘う。
だが、渕さんが渡河に使った縄をすかさず信たちの前に投げ放った。これで信たちは縄につかまって渡河し始めた。流石に拙いと気づいた趙兵たちは槍兵を中心に左端に渡河を阻止に動いた。 信たちもそれに気づく。我呂は岸の敵半分を引き付けるために、後ろの味方には中央を真っすぐに渡河するように命じる。
趙兵の動きに渕さんは縄の手だけ残して迎撃に向かう。信たちの上陸の時間を稼ぐために。
しかし、激流の渡河で力を使った渕さん達は盾に一当てされただけで倒れてしまう。よろよろの敵だと気づいた趙兵は相手をなめてかかる。 それでも渕さんはよろよろの体を起こして、真っ先に趙兵の前に立ちはだかる。自分の役割を果たすために。 そんな渕さんを真っ先に狙う趙兵たちだった。 が、
趙兵たちに信の一刀が振り下ろされるのだった。⇒ι(´Д`υ)ウウム、最近の信の活躍って‟駆けつけた一刀”のパターンが増えてるよなぁ。。
渕さんのピンチに間に合った信はすぐに趙の槍兵たちを薙ぎ払っていく。飛麃や郭備兵たちも後に続く。
ホッとする渕さんの肩に我呂が手を置いて、見直したと素直に感想を口にする。この隊の副長をはってたことはある、あんな口を叩いて何だが…あんたみたいな男は好きだと渕さんを認める。 あとは任せろと敵に向かう我呂。 自分の居場所を確認した渕さんがこぶしを握り、その実感を得る。
左の凸地にいた趙将・馬呈たちに中央の凹地に敵が上陸したと急報が入る。戦況は岸が制圧、上陸した敵の数は五百以上でさらに後続が続いていると知らされる。 川の半ばにいる河了貂たちも敵の騒ぎ様と右の喚声で上陸の成功を確信した。
馬呈は主攻はどちらかと考える。だが、上陸の決め手はこちらが気づかなかった第三の手、俺たちに気付かれずに渡河した別動隊こそ鍵だと真の敗因を悟る。劉冬が無手と言ったこの手を渡り切るのかと馬呈は飛信隊の力に驚かされる。
飛信隊の渡河
- 別動隊の渕さんのおかげで凹地に道を作った飛信隊は続々と兵が渡り左右へ展開。
- 岸に横陣を敷いていた趙軍はこれに対処できず森へ散って退がった。
- 凸地で馬呈を引き付けていた貂達も上陸する。
- 信たちと貂たちに挟まれる形となった馬呈も退却を余儀なくされた。
貂は敵が残していった舟を、残りの兵たちの上陸に使う。無駄に体力を割かぬようにした。
ここで飛信隊が背水の形になったので趙軍の急な反撃を警戒する。 だが、森に後退した趙軍にその気配はなかった。軍師たる劉冬の不在もあったので、趙軍は反撃の機会を逃してしまったのだった。
その機を逃さずに飛信隊はさらに前進して、趙軍の前線をズタズタにするのだった。
首を賭け、失敗を挽回した信と貂。 信が昌平君を超えたかと貂に聞く。先生はオレより十倍は凄いんだぞと謙遜するも、貂は今日ので九倍はいけたかもしれないと言う。自分で言いやがったと信が笑う。
その頃、中央丘にも動きがあった―
( ´;ω;`)ブワッ 渕さん、生きててよかったぁわあ。
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