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雌伏

#462「困惑の夜」

(* ̄ー ̄*)次週はお休みだとさ。。。

 河了貂、激怒する。 自分が放った最高の一手を素気無く放り投げてしまった桓騎に怒りが収まらない。 たまらずに隊にいる那貴になんで桓騎は動かなかったと食って掛かった。

 俺に詰め寄るなと那貴は言っても、貂は桓騎の意図を説明するためにいるのだからさっさと説明しろとまくし立てる。 その荒れっぷりに信も流石に貂を抑えている。

 大将の呼び捨てはまずいと言う那貴。荒れる河了貂に対して、お頭は基本はふざけているが無駄なことは好まない人だと答える。 信がなんでそんな男が今日のでっけぇ好機を無駄にしたのかと問う。 那貴はだから、その方が得するって思ったってことなんだろと答える。 貂も今日、見込まれた戦果以上の得って何だと重ねて聞くが、那貴はそいつはお頭しかわからん話だと言うのみだった。 堂々巡りでイラつく貂を信は抑えるしかなかった。

 困惑したのは黒桜や摩論も同様だった。 摩論の陣に黒桜が来て、お頭から連絡があったかと訪ねる。 特に何もと答える摩論。 見事に期待を裏切られたと二人は同じ感想を持つ。二人とも時々あることだと分かっているが、それでも困ってしまうのだった。 だが、今日の肩透かしは明らかに確信的なものであることは付き合いの長い二人には分っていた。 結局は二人ともお頭を信じて待つ以外に手はないのだった。

 黒桜は紀彗という男の名について心当たりはあるかと摩論に訊く。いいえ、ありませんと摩論が答えたので黒桜が舌打ちする。 誰ですと摩論が訊き返すと、黒桜が相対している趙軍の将で現れただけで兵が倍に強くなり、こちらの戦術が全て吹き飛んだと話す。自ら乱戦に加わる武勇と兵法もあるが、兵の心の掴み方が尋常でないと説明する。 

 摩論が黒桜の話からだと、それではまるで大将軍級だと笑って杯を飲み干す。 しかし、黒桜はあの士気の上がり方はただの将軍と兵との関係では図れないと思う。 そんな黒桜に摩論はご安心をと言う。 自分の頭の中に趙軍の危険な武将の名は一人も漏れずに入ってますが、紀彗の名はないですと答える。
 それだからこそ黒桜は舌打ちした、余計嫌な予感がするのだと言う。お前すら知らぬのであれば紀彗の底が知れぬと黒桜は腹を締め直す。 もし、お頭の伝令が来たらかなら渦伝えろ、この戦いの鍵を握る男がもう一人いると。 そう言って黒桜が去る。
 黒桜の尻と言葉を考える摩論。黒桜の勘は外さないのだが、一体何者だろうかと紀彗について考え始める。

 村で寝ている羌瘣は療養中。 布団の中で目覚めた羌瘣が起き上がろうとするが、傍の婆やが額を叩いて寝とれと叱る。 動くと傷口が開く、おとなしく寝とれば明日の朝には恐らく仲間の下に戻れるくらいは回復すると言う。 人かと思うほど傷の治りが早い、女だてら戦に出るくらいだから、もともとまともな小娘ではないのだろうがなと婆やは傷を負う羌瘣に話し始める。⇒静かだと気まずいですしね。

 自分がいる場所が忠告に来た集落なのだと気づいた羌瘣。 敵なのにどうして助けたのかと問う。 婆やはこの集落は趙になる前からずっとここにある、今が何人であろうが敵味方としっくりこないと答える。 羌瘣はでも秦からみればここも趙なのだと言う。婆やはだから離れろと言われても簡単にはいかぬ、行く当てもない旅に皆がどれだけ持つのか、老人子供だっているのだと。
 額を冷やされる羌瘣は傍らに人形を見つける。 婆やはお前の懐から離眼の守り子が出てきたので驚いたと言う。 羌瘣は私を斬った奴が大事そうに持っていたので拾ってきたが、それが何か知っているのかと問う。 

 離眼の軍、劉冬、馬呈、紀彗様と婆やはその名を挙げた婆やは羌瘣に秦に戻るのはやめときなと言う。 紀彗様が来ているならあんたらに勝ち目はない、離眼軍は趙軍の中でも一、二を争う強さだと話す。 羌瘣はそれはない、紀彗も離眼も秦には武名は知られていないと答える。 
 だが婆やはそうかもね、紀彗様は離眼の悲劇以来、外で大きな戦はしていないからねと言う。離眼の悲劇に反応する羌瘣。 余計なことを言っているかなと言う婆や。しかし、今の戦には大して関係ないし、女兵士如きにとしゃべり始める。 羌瘣は敵将の情報はとてつもなく大きいがあえて肯定して話を聞こうとする。 たしかもう十五年前とかその辺の話…、

紀彗様達は 前城主を含めた離眼の大人たちのほとんどを目前で殺されてしまった

ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 白老のたむけじゃないですかモヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!! 

 地獄を潜った敵将に羌瘣は驚く。 あの悲劇がなければ紀彗様は趙軍の大将軍にだってなれたと婆やは語り始める。

Photo

∑(=゚ω゚=;) 誰がこの惨劇を?

①白起 ②万極 ③お頭 ④廉頗 ⑤趙奢 ⑥呉慶  

さあ、どなたでしょう?

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