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アンラッキー

#474「趙将の正念場」

 慶舎を討たれた趙軍

 ①離眼軍 

 劉冬を討たれ号泣する馬呈。紀彗はその怒りを桓騎軍にぶつけるのだと馬呈を慰める。正念場だと言う紀彗は馬呈に丘の左半分を任せ、自分は頂上で金毛と話をつけに向かう。

 ②大将不在の趙軍 

 頂上で紀彗と対面する金毛は顔色を失い、終わってしまったと脱力していた。こんな形で敗れるとは、慶舎様がと口から敗北の言葉が漏れ出る。 金毛は紀彗に話は分かっている、気概を最小限にして撤退をと退却戦の事について話す。殿は責任を以て金毛軍が引き受ける、お前たちは先に退却をと切り出すのだが…。

 紀彗は退却はせぬ、ここから立て直すのだと言われる。何を言っているのだと金毛は驚く。立て直すの言葉に金毛は総大将・慶舎様が討たれたのだぞと反論する。 しかし、紀彗はだがまだ誰も気づいていないと主張する。
 誰も見ていない丘の裏側で討たれたこと、討った飛信隊は樹海の中に逃走中で敵側に慶舎様の死が伝わることは今はないと言う。混乱させぬように趙軍内にも広めていない、このまま黙っていればと紀彗は必死に金毛を説得する。 話の内容から金毛は紀彗のやらんとすることを察し、瞠目する。 

 『黒羊戦を続ける。』 紀彗の主張に金毛は可能性を疑う。だが、紀彗はやるのだと金毛に強く言う。 これまでの戦いから黒羊の重要性を紀彗は解き明かす

  • 天然の要害なこの場所が秦に奪われ、前線基地となれば最悪の侵略要地になってしまう
  • 趙は大きく国境を内に下げざるを得ず、そこにいた趙人は土地を奪われ難民となる
  • 黒羊はそうさせぬための戦い、慶舎様を討たれた苦しみはわかるが、尚の事、その総大将・慶舎様の副官として責務を果たせ。

 得々と黒羊戦の重要性を説く紀彗に金毛は苦しみながらも十分だとの言葉を吐く。 趙の将としての責務を果たすとともに戦うことを選ぶ。

 戦争を続行する趙軍。 黒羊の戦いは結局、中央丘をどちらが制圧するかの一点との認識で紀彗、金毛は戦争を継続する。

 丘左半分は馬呈が黒桜をめがけて突進する。 丘右半分は摩論との拮抗する戦いに紀彗の騎馬隊が割って入り、その隙を金毛が突く形になる。 慶舎様の死が聞き広がる前にこの丘を趙軍のものにすると残された趙軍の将軍たちが戦いを急ぐ。

 対する秦軍

 趙軍の戦いぶりを秦軍本陣で桓騎が見ていた。傍のリン玉は慶舎が戦い方を変えた、力技になったとはっきりわかる。 趙軍の急激な変化に桓騎は慶舎はどうでもいい、この戦いの本当の敵は別の奴だと言う。 お頭の言葉に引っかかるリン玉だが、後ろから来た者たちに驚く。

 砂鬼一家。左にいた彼らを桓騎は右の本陣に呼び寄せた。その死臭にたまらないリン玉はお頭に呼び寄せた理由を聞く。野暮なこときくなと桓騎はリン玉につまらなそうに言ってから、砂鬼がやることと言ったら拷問だと答える。
 捕まえた捕虜たちを砂鬼らはリン玉も嘔吐するほどの拷問を執行する。捕虜の拷問から桓騎はなるほどねェ―と暫く考えた後、笑う。 そして、桓騎はこの戦い、勝ったなとリン玉に言った。

 桓騎は丘で戦う摩論、黒桜に緊急指令を伝える。 左の黒桜は本当にお頭がそう言ったのかと耳を疑う。 伝令に対した右の摩論は今、ちょっと手が離せないと面倒そうに何でしょうかと聞く。 それは…、

全兵 丘より撤退!! 丘を趙軍に明け渡せ!! また桓騎軍がお頭に揺さぶられるのだった。

Photo

( ̄◆ ̄;) 嗚呼、あげて落とすんですね。。。 ひょっとすると捕虜の口から慶舎死亡か、離眼城のことが分かっちゃったかもしれないな。 

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