終幕
#484「それぞれの出発」
「一体何者なんだ、あの男は・・・」 信は桓騎の得体のしれなさについて吐き出す。そこに那貴が口を挟むのだった。
お頭は謎が多い人だ、家族も出自も雷土や幹部連でさえ知らないと言う。だが、一度だけ昔に最古参の者からお頭の根っこの部分について聞いたことがあると話す。 那貴の隊から最古参って誰の事だと声が出る。信も根っこの言葉に問い返す。
冷酷・無慈悲な戦負け知らずの天才の中心、根っこには何があるのかと聞いたと。最古参のその男は岩をも溶かすほどの怒りだと。⇒アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ砂鬼さんですか!!
怒りと聞いて貂が口に出す。 信は何にたいしての怒りだと問い返す。 那貴は全てに対してだと言う。 その頃の桓騎は仲間たちが勝利で騒ぎ立てているのに、一人で別の場所でたたずんでいた。
゚゚。。+゚゚。。+゚゚.。.:**:.。..。.:**:.。秦‗咸陽..。.:**:.。..。.:**:.。.。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚
黒羊の勝報が咸陽にもたらされた。 桓騎の勝利だけでなく、趙将・慶舎は飛信隊の信自ら討ち取ったとも。
三大天に最も近い慶舎を討ち取った事に驚きながらも昌文君はでかしたと信を褒める。 同時に桓騎と信が内輪もめで死人も出たとの報せは昌文君たちに冷水を浴びせた。大王も黙考する。
双方の争いは収まったのかと昌平君が問い、伝者がそう聞いておりますと答えたのでその場の動揺が収まる。 補佐の介億はあの黒羊を五日で落とすとはさすが、桓騎と言ったところですなと言う。
自分の予測を上回る戦いをしたと想像する昌平君だったが、そうだなと答える。即座に次の戦略を矢継ぎ早に命じた。
1⃣黄龍を一万の兵と共に前線都市の珉に入って黒羊守備を助ける 2⃣周辺の城から一千の兵を黒羊に向ける 3⃣土門軍も北上させ黄龍の下につける⇒ (;;;´Д`)土門将軍は桓騎に下につけないんですね、わかります。
昌平君は黒羊を拠点とする趙西部の攻略に移るのだった。
゜。°。°。°。°。°飛信隊と桓騎団の幕僚たちがまたまたもめる。°。°。゜。°。°。°。゜。。。。。°。°。°。゜。°。°。°。゜。
西の丘の砦化を飛信隊だけでやるように命じられ、貂が異議を唱えていた。
万の兵が入る程の丘を砦化に負傷兵が多い飛信隊だけで無茶だと貂が言う。しかし、摩論や雷土らにとっては糠に釘状態で聞く耳も持たない。 言っても無駄と思った信は貂を止めて持場に行くことに決める。 去り際に桓騎のことを問うが、雷土はお前如きなど眼中にないと言い放つ。 信も無理に聞こうとはせずに西の丘に向かった。
信が西の丘で座っていた。横に羌瘣がいる。⇒ (・∀・)ニヤニヤ 抜け目なくポイント稼いでいますね、副長w(笑)w。 見せつけられたな、大人の戦いをと羌瘣が切り出す。 信もそうだと答える。戦い方はクソだが結果は真正面から受け止める、これからもあいつとはまた戦場を一緒にする機会があるのだからと。
羌瘣が奴が強かろうと制止すべき所は制止すべきだと言う。 ⇒ il||li _| ̄|○ il||li指揮官としての暴走癖反省してねえ。。。 信は勿論だがそのためにあいつより先に大将軍になると言う。 それには難しいなと言う羌瘣。
だが並びさえすれば止められる。お前は尾平に言ったようにお前のやり方で大将軍になればいいのだと励ました。
分かっている、お前がどう思おうが俺はお前に負けはしないと信が気合を入れ直した。 ら、気合を入れに一発と羌瘣が振りかぶって信に拳を入れるのだった。⇒ (lll゚Д゚)益々、信の色に染まってきてるな。。。
黒羊の戦いは桓騎の恐ろしさが中華に広まる。飛信隊の反逆の罪は慶舎討ち取りで相殺される。 信の覚悟は飛信隊に広まり、隊の結束はさらに強くなった。
警邏に出る信たち。中央丘でそれを眺めて嘲っている雷土隊の面々。その彼らの後ろの本営で怒鳴り声があった。 驚く雷土隊の面々が本営に振り向く。
∑q|゚Д゚|p那貴が…、 桓騎団の面々に向かって飛信隊に移ると宣告していた。
内臓ぶちまけられてえのかと杯を握り潰し、吼える雷土。 那貴は別に驚くほどのことじゃないと雷土の怒号など意に介さない。
ここは軍であって軍じゃない、堅苦しい縛りが無い所が桓騎軍のいいところだ、いいですよねとお頭・桓騎に許可をもらおうとする。 桓騎は理由だけ教えろと一言。
那貴はただの気まぐれ、いつものやつですと答える。強いて言えば…、あっちで喰う飯がうまいんですよね、意外と楽し気に言った。 桓騎は平然としている。
しかし、黒桜は横目で睨み付け、摩論は驚いたまま声も出ない。 雷土隊の面々も驚く中、雷土が怒りまくっていた。 行かせるか、ぶち殺せと隊に命じる。
那貴、飛信隊に加入ーーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー!! 雷土隊の追撃を振り切り、那貴隊は飛信隊に合流を果たした。
黒羊戦が決着した頃、同じ樹海に潜んでいたこの男は…、
「私の落ち度です。桓騎の力を見誤りました。」 李牧は力なくそう言った。⇒ (# ゚Д゚) ムッカー あんたさぁ、王騎と劇辛しか読み当たってねえじゃん!!! 傍にいる副官は二名。
副官・舜水樹が語る。慶舎様を失ったのはいたいですが、得たものが二つあると。
副官・馬南慈も語る。一つは隠れた名将・紀彗の発見、もう一つが桓騎の弱点。
李牧にもそれが分かっていた。 私が仇を討つのだと亡き慶舎に誓う。
(*^-^) うしつぎにも分かったよん。桓騎の弱点が!
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