兵は基を人に求む
#492「成長への募兵」
汗と根性に溢れる試験場!!!
過酷な試練を越え、飛信隊成長の人材加入なるか!!?
脚力試験―樹一本を折り返し地点にしてひたすら走らせる。 汗だくになり走る募集兵たち。体力がない者が倒れ、監督兵がその青は失格と落第させる。嘔吐する者には叱り飛ばし、吐きながら走れと怒鳴る。止まったら失格だと。
腕力試験―枝に善しと言うまでひたすらぶら下がる。 試験官は竜有。 ぶらさがりは腕力で無く根性だとでかい声で言う。根性があれば三日だって耐えられる、戦場じゃ根性のねぇ奴から死ぬんだと募集兵らを鼓舞する。⇒ (*゚▽゚)ノ古参組の竜有さんおっ久ー!
蛇甘平原の戦いでも生き残ってたもんな。料理の腕上がったのであろうか。階級はどこまで上がったのかな?百将?? それでも耐え切れず枝から落下する者達。容赦なく軟弱者と言われ、失格させられる。
河了貂の考えた選抜試験の過酷さに尾平達も音を上げた。俺らでも受からない。昴は隊の小さいときに入っていてよかったとまで言う。 その間にも続々と失格者が出て、数多の募集兵は削られていく。
(゚m゚*)どっかでええと…某コミックの四コマだったかな の顔がいる募集兵らが試験に文句をつけてきた。 募集兵十人が要は難癖の類なのだが声を荒げる。衆目が暫しそっちに集まる。
受ける側だから下手に出てりゃ調子にのりやがって。戦場は殺し合いやる所、走り回っているだけだろうがボケとまで。⇒ (・_・)エッ....? やっと威勢のいいのが出てきたなと飛信隊古参の崇源がアップロードする。
崇源歩兵長が彼らに対応する。⇒ (σ・∀・)σ歩兵長にまで出世したか!その戦場で殺し合いができる体力と根性があるか選抜してるんだけどねと大人の対応をする。 だが納得しない彼らはこんなことしなくても強ぇ奴はわかる、走らせてばっかいねぇで剣を持たせろと言い募る。
歩兵長は相手に合わせて格闘対応に切り替える。彼らには真剣を持たせ、自分は木剣で戦うと言う。十人同時にかかって来い、俺に傷をつけられた奴は即入隊だと言い放つ。舐められた彼らに怒りがわく。
が、瞬殺! 瞬く間に十人は倒されるのだった。戦場でなくてよかったなと崇源歩兵長が余裕の一言でその場を締める。見ていた募集兵たちが一斉に歓声が上がる。尾平たちからもやり過ぎだ、本当に先に入っていてよかったと声が出る(笑)。
ちょっちょっと待てよと見覚えのある顔の募集兵が声を出す。鼻血を流しつつも彼は崇源の名は飛信隊でも屈指の剣使いだと喋る。 崇源がそれがどうしたと話を促す。 彼は一つだけ聞かせろ、隊長の信はあんたより強ぇえのかと問う。
皆もその問いの答えを聞こうと、崇源に視線を集める。 ふっと軽く笑った崇源は俺が百人いて百人同時に打ちかかっても勝てはしない。うちの大将・信はそれほどに強い!と高らかに答える。 こんな強い人が百人でも勝てないほどなのか。うち倒された十人だけでなく皆の目も憧憬の色に染まる。
その中に松左がどうだ?ますます入りたくなっただろ、飛信隊にと鼻血の募集兵の肩を組んで話しかける。⇒ 〈゜▽゜*〉おそらく松左も歩兵長かな。馬にまだ乗っていなさそうですから。 気さくな松左に彼も頷くき、他の募集兵たちも入りたいと初心を確認する。
だったらうだうだ言ってねえでもう一度隊列に並び直して試験に挑め。 でかい声で叱り飛ばす巨漢の兵は田有だった。隣には竜川もいる。⇒ ( ̄▽ ̄)彼らは三百将まで昇ったかな? 本気で俺たちと一緒に戦場に行きてえなら死んでもこの選抜試験を抜けてこい、分かったなとその場の募集兵を鼓舞する。彼らはその檄に応えるのだった。
古参組の活躍で自分の支持率が高まっているのも知らず、隊長の信五千人将が盛り上がってんなと活気の良さに嬉しそうに言う。 側にいる我呂はこの選抜試験はきつすぎ、麃公軍でもここまでやらなかったぞと批評する。
軍師貂は本気で隊を進化させるなら先ずは土台となる兵の身体能力を高いものにしないといけないと言う。
飛信隊の白兵戦の力はかなり強い部類に入る。なのに慶舎の精鋭部隊の前にズタズタにやられたのは、騎馬も歩兵も個人の力が劣っていたのが理由だと。戦術をどうこうする前にこの問題を解決しなければ、この先にさらなる大物・強敵と渡り合ってはいけない。
軍師の意見に我呂はここまで厳しいと体力馬鹿しか残らないと言う。 それについて貂は何か‟特殊技能”がある者がいるかどうかを落選した者達から探すつもりだと答える。
信が特殊技能を問う。 戦いに役立つ特別な力―他の人には持ち合わせていない力がある者だと言う。例えば人の倍以上遠くが見えるとか、水の上を歩く者とか云々。⇒ ( ´艸`)プププ 貴方は素で特殊技能ありますもんね(笑)。 馬陽戦参照。。 そんな奴いるのかと信が言うと、貂もめったにいないからこそ先ずは戦える新戦力を手にするのだと厳しい試験の理由を言う。
三人が歩いていると打ちひしがれている集団を目にする。落選組かなと貂が言う。落ち込んでいるなぁと言ってた信だが、見覚えのある顔を見つける。
弓矢兄弟。 小柄の兄が涙を浮かべていた。 最初に信が弓矢兄弟、お前らは落ちちまったのかと話しかける。 弓矢兄弟は憧れの信とまた話せて喜ぶ。 残念だったなー、お前ら何かやりそうだったのになと信も見込んだ兄弟の落選を寂しく思う。
信の前で正座する兄弟。 弓なら自信ありましたが実技の前に落ちました、弓の腕前だけで入隊できると淡い夢を描いたこと猛省していますと神妙に言う。⇒ ヾ(_ _*)ハンセイ・・・猛省とは「蒼天航路」以来ですなぁ。。 弓で思い出した信が貂に弓兵が欲しいとか言ってなかったかと相談する。 兄弟は娘軍師を真近で見れてまた喜ぶ。
しかし、貂は駄目と言う。先ずは基礎体力が高い者を集めると。信は特殊技能の方でだと話す。
弓の特殊技能なら体力試験で落ちた分、弓実技試験で皆の倍の距離から正確に的を射抜くぐらいしないと残れないと言う。 信がその方を向き、今やっているやつの倍を当てられるかと兄弟にきく。
弓矢兄弟、兄はあーあれですか、容易い事ですとその場で弓を引き絞る。我路が驚いて、馬鹿野郎何をと怒鳴る。 こっからじゃねえと信も驚き、貂が止めろと声を張り上げる。 走っている募集兵がいると言う間もなく兄は矢を放つ。 その矢は…、
的のど真ん中に命中した 信たちは仰天する。笑顔で当然と言わんばかりの兄を我呂も、信も十倍以上の距離で当てたことに驚きまくる。
二人以上に貂は驚き、兄に走っている人の間から的を狙ったのかと問い詰める。兄は怪我するからと事もなげに答える。 信じられねえの顔になる信と我呂。 貂は兄の顔の目前まで近づいてもう一度やってくれると再度の射をせがむ。 その時、兄が射た場所と全く同じ場所に矢が立った。 弟の淡が放った 撃つ前に言えと兄が窘める。
な……何だこの兄弟は 信も貂も未だ見たことのない射術の技に仰天した。 上級弓兵はこのくらいかと信がきくが、返す答えは当然で貂はできるわけがないと言う。 距離も腕も尋常でない弓技の兄弟に貂はどこでそれほどの培ったのかと問う。
兄弟は山、狩人だから生活が懸かってるからと普通に答える。 貂はそうじゃなくて、誰にその弓を教わったのと思わず声を高めて問う。
兄弟は父ちゃんと答える。 貂がそのお父さんは今どこにと重ねて問うと、兄弟はもう戦争で死んだと答えた。 麃公っていう頭のおかしな将軍の軍に入ってしまい、無茶な突撃命令で直ぐに死んだと。
麃公将軍の像が浮かんだ三人は一斉に吹いた。 信は我呂に話を振る。 我呂は俺も昔は麃公軍だが、お前らの父ちゃんの名は何ていうのかときく。 兄弟は蒼源と答える。我呂は思い出せなかった。貂もそれはそうだ、麃公軍は万の兵がいたんだからと仕方ないと諦めかける。
だが、反芻していた我呂が突然、思い出す。 蒼源とはあの特殊弓騎兵団を作った蒼源様かと信や貂もびっくりするほどの声を挙げる。 知ってるのかと信が言うと、我呂は知っているというか…お前らは聞いたことがねーのかと返す。
戦場で直ぐに戦死して名を残さなかったが、蒼源っていえば…秦で唯一「中華十弓」に名を連ねた達人だと言う。 中華に名を響かせた弓の達人の技を継ぐ者がこの飛信隊にきたのかと三人は驚きを隠せなかった。 当の兄弟は何かひょっとしたら入れてもらえる流れかなと少し期待していたのだった。
( ̄ー+ ̄)直観力が異才にも反応する信ですか。将軍としてまたレベル上げてるなぁ。 弓と言えば李牧も騎射部隊がいたから、これに対抗するかな。
o(*^▽^*) あと久々に古参組が沢山出てきて楽しかったわ。
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