「真田丸」と「キングダム」
第五回(最終回)
(p´□`q)゜o。。「真田丸」が遂に終わってしまいました。 近年では終盤になる程に楽しめた大河ドラマでした。
「キングダム」に李牧あり 「真田丸」に真田信繁あり
うしつぎからの評価を占めつつ、大坂の陣での戦略戦術について考察してみます。
(`・∞・´)大阪の陣では家康は豊臣の無力化、信繁は豊臣大名家の存続が戦略だろう。
信繁の戦略目的が豊臣大名家の存続であるならば、片桐の大阪退去でも構わない筈である。
故に信繁の戦術は戦うことで片桐が口にできた豊臣家存続案にまで戻すことである。但し大名家としての力はなるべく落とさないように。 信繁は直江兼続の戦をするしかないのだ。
家康の場合は豊臣家無力化だろう。だから無力化するなら大阪退去でも構わない。かつての主筋をはばかれるし、経済交通の要所・大阪を幕府が手中に収められる。 但し、息子の秀忠は豊臣家滅亡であるが…。
値の上げ下げ対象は豊臣家の待遇である。
戦術は自由であるが戦略には制限がある。制限とは目的の明瞭さである。明瞭であればあるほど戦術の自由は戦略に適合していく。
戦術は戦闘勝利が鉄則であり、戦略は目的達成が鉄則である。
目的が豊臣家の待遇〔領地〕ならば値を争う手段は軍事力である。軍事力が無ければ外交交渉は経済交渉でしかなりえない。保険(軍事力)があって初めて血(地)を争う駆け引きに踏み込めるのである。
つくづく大蔵卿は馬鹿だった。秀頼も同罪であったが。 戦いが終われば平和が来ると思ってたのだから。平和が目的だと思っていたのだから。平和=現状維持とは限らないのだから。 李登輝も言っている、奴隷の平和を望むのかと。
最終回「戦略と戦術」 了
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