覚悟
キングダム第524話 ただひたすら真摯に矜持を貫いて
#524「覚悟の比重」
秦軍右翼の亜光軍と趙軍左翼の岳嬰軍が正面から激突した。 キングダム恒例の激突時に起こる兵馬のひゃげるシーン!!!
後ろで観戦する玉鳳隊。彼らは両軍共に互角の様だと思う。だが、関常が否、亜光軍はここからが強いと言う。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ崩れる第一線に後ろから容赦なく騎馬隊が突入してきた!! 自軍の兵も関係なく踏みつけて突進するとの関常の言葉に番陽は驚く。 そうだと答える関常。
敵兵が味方の兵士ごとと言う間に後続の騎馬隊が味方の兵を下敷きにしても馬脚を止めずに突進してくるのだった。
後ろからくる騎兵は前に何がいようと絶対に馬の脚を落とさぬ。たとえそこに親や兄弟がいたとしても全速力だ! その非常な程の躊躇の無さが相手側との大きな力の差を生む。故にこれまで亜光軍は正面からのぶつかり合いで負けたことは一度もない。
玉鳳隊が分かる程亜光軍が圧倒的に押し込み、亜光将軍も敵兵を薙ぎ払っていく。 関常は王賁に玉鳳の騎馬隊も今や全秦軍の中で指折りの実力だと褒めつつも、あそこまで勝負に徹する冷酷さは持ってはいないと言う。 父君の第一将の軍は貴方が思うよりも何倍も強いのですと関常は説く。 黙って最後まで聞いた王賁。
前にいるものを薙ぎ払えいと亜光が吼える。亜光軍に左右を押し込まれた趙軍左翼先陣。斥候からの報告で岳嬰は敵が前攻に特化した軍で少々甘く見過ぎたと予想を修正する。 岳嬰は敵将に近づいてその鋭鋒と足を止めるべく動き出す。
趙軍左翼本陣 趙峩龍と馬南慈
なぜ第一陣を岳嬰に譲られたと馬が趙に問うと、趙は岳嬰が強いから敵の力量を図れるからと答える。馬も同感だった。 そして、趙はその戦いを見て敵は二万でも侮ってはならぬと分かったと答える。 これも同感だった馬は第二陣に自ら出向くとし、部下の千宝を呼んだ。趙峩龍は少々早いのではと言うと、馬南慈が話す。
「なぁに…、私は北方育ちでなかなか愛国心と言われるとピンと来ぬのだが、流石に今回の秦の侵攻には思う所がありましてなぁ。 奴らはこの一国を滅ぼすつもりで来ている……。道を踏み外す程に思い上がった愚か者共に実はずっとこの馬南慈の怒りの鉄槌を喰らわしてやりたくて思っておったのですよ。」
馬南慈出撃!! 亜光軍の左に横槍を入れる。鉄斧を軽々と振り秦兵を切り裂いていく。
第一陣が横から攻撃を受け、亜光軍第二陣が第一、第二隊が救援に向かう。だが、その二隊も敵の別動隊の攻撃を横から受けるのだった。
【参戦した馬南慈の戦術】
- 軍を主攻三千と助攻七千に分ける
- 助攻七千は援軍に出るであろう亜光軍第二陣に当てる。(壁の役)
- 主攻三千は亜光軍第一陣の脇腹に強烈な横撃
趙峩龍が馬南慈の用兵を観る。 武偏重の猛将でなく戦術眼も鋭いと。やはりあの李牧様が副官にすえるだけのことはある。
持ち合わせる武が介子坊や廉頗に近いならば、この李牧軍と王翦軍の戦いの勝敗のカギを握る男かも知れないと思うのだった。
左から敵襲を受けていると亜光も知る。 第二陣は救援に向かおうとするが、敵に阻まれてしまった。 目の前の敵を突破できず焦る秦兵達。 その時…、
乱戦中の亜光軍第一陣と第二陣の開けた間を疾走する騎馬隊が現れる!
合間に騎馬隊が現れ、敵味方共に動揺が生じる。馬南慈軍が外に我らと並走する敵軍がいるのに気づく。
ここから入るぞとその騎馬隊隊長が命じる。 馬南慈は中間を討って儂を孤立させるのかと思い、部下の千備に対処させる。 千備隊が立ち向かうが、王賁の槍に先ずは突き崩される。 関常が後で亜光将軍から説教ですなと言うと、王賁はうるさいと答えた。
( ゚Д゚)y─┛~~なるほど、合従軍媧燐軍にしてみせた遊撃騎馬隊の応用とみたわ。 馬南慈の主攻軍と助攻軍を交互に削って亜光軍の突進を助長させるのだ。
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