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なんでみんな撩陽をきちんと書かないの

#529「端和の勇」

羊肉で趙軍と犬戎の共闘が成立。 崖上の犬戎が一斉に秦軍に襲い掛かってきた!!

 前からだけでなく横からも敵が襲い掛かってくる。部下の声に押され、壁も楊端和に一時後退を勧める。
 不用意に我らの縄張りに入ってきた報いと言うロゾ。これから我らが奴らの背を大いに討ち、奴らの半数を葬るぞと犬戎王は舜水樹に言う。 秦兵は無論、山民兵も後退する。 だが後退しながらも楊端和は周りを見渡していた。そして、背後にある山を目にして閃く。

 突如、メラ族、タラ族、コン族を呼ぶ楊端和は、あの山を奪うぞと言うなり、逆襲をかける。 む、無茶だと壁は制止の声を挙げる。 ためらわずに逆襲をかける楊端和の一隊。対して犬戎の一隊も山から迎撃に下りてくる。

 結果は楊端和の隊が力で突破して、犬戎の背後にある小高い山に登った。壁は驚き、山民兵は流石にメラ族だとその力を称える。 
 メラ族の女戦士が仮面を取って、古い騎馬民族に言い様にされてたまるかと毒づく。その通りだと頷く端和は早く来いと遅れているタラ族に叫ぶ。

 下から山に駆けあがった奴らがいることに趙兵達は、あんな小さな山に登れば逆に逃げ場を失い全滅するだけだと馬鹿扱いする。➡ Σ(;・∀・)そんな将軍が三国志でいたよねぇ。 だが、ロゾだけは彼らが山を取ると侮れぬ動きをするぞと警戒の念を強める。

 山に登った楊端和たちは直ぐに高さを活かして、一斉五射を放つ。頭上から矢が降ってきた犬戎たちは怒りに任せて我らの山を取り返そうと逆襲をかける。 しかし、それを待っていた楊端和達が山を下って蹴散らしていった。

 敵を蹴散らす端和に驚く壁。その横でフィゴ族の王はやはりたまらんな死王、あ奴の股に顔をうずめられるなら百回死んでもいいわと楽しげに話す。➡ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ やっぱりここまでテレビアニメ化はわ―。 傍にいる部下パムがフィゴ王はとても楊端和のあそこを舐めまわしたいと言っていると秦語で壁に教える。 驚く壁。 訳すなと部下に言うフィゴ王。

 そして、フィゴ王は平地の凡将(壁)に端和が拠点を作ったら我等も下がり、前線を張り直せとパムに話す。パムは壁に百歩後ろに前線を立てなせとフィゴ王の言葉を翻訳し伝える。その理由も告げようとするが…。
 壁は言われなくても分かると返す。 あの拠点のおかげで敵はこちらの背を全力で負えなくなる。その間に立て直してあの拠点と我等で敵を挟撃する。端和殿の右は無駄にしない。壁は早速に行動に移る。

 やりおるわとロゾは端和の武を素直に認める。生皮をはぐには少々惜しいと言う。お前がやらんのなら俺がやると舜水樹。 調子に乗るな、あれはもう俺の獲物だとロゾ。 舜水樹はどっちでもいいと言う。 我らがここで勝ち、向こうの戦場でも李牧様が勝つ。それで秦軍は終わりだと揺るがない。

撩陽より北東におよそ三百里。もう一つの戦場でも大きな変化が起きようとしていた。

「お前が紀彗の首を取って来い!(王翦)」 総大将の命を受けた信は配下の精鋭たちと左の戦場に向かって疾走していた。森の中を抜けるとそこは…、

 趙将紀彗がいる左の戦場があった。 小高い丘に陣取っているのが紀彗軍。背中を見せて押し込んでいるのが麻鉱軍。 麻鉱将軍が紀彗本陣を落とすまで手を休めるなと命じていた。 貂も予想以上に麻鉱軍が押し込んでいると言う。 王翦軍第二将の名と力を信は見る。 河了貂は丘の向こう側から赤と白の旗が後ろから紀彗軍を攻めているのを見つける。

 楽華隊だった。蒙恬は陸仙に右から紀彗本陣の守りを貫くように命じる。楽華隊の的確な機動に紀彗本陣でも裏からの敵に第二陣も抜いてくるので馬呈を呼び戻すように進言する。だが、紀彗は前も重要なので却下する。自ら兵を率いて裏の補強に向かう。

 前から麻鉱、裏から蒙恬で挟み込んでいる。信はこれはメチャクチャ追い詰めてると嬉しそうに声を挙げる。貂は裏の楽華隊はかなり本陣に迫っていると言う。 黒羊であれほど手強かった紀彗をここまで苦しめる蒙恬に信は更に嬉しくなる。

 だが、これだけでは決め手を欠くかもしれないと朱亥から声が出る。貂もそれに頷き、だからこそ王翦将軍はここで絶対に仕留めたいから飛信隊をもってきたと語る。羌瘣もこれ以上の好機はないぞと信に言う。

 途中参戦だが王翦将軍の作戦だと言う信。 配下の精鋭達に紀彗の首を取ると檄を飛ばして紀彗本陣へ進軍するのだった。

朱海平原 開戦初日 最大の衝撃 近し

Photo(*゚▽゚)ノようやっと主人公の出番ですわ。

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