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#535「格不足」

 撩陽でも激戦が続いていた。 バジオウの剣刃に犬戎の戦士が互角に渡り合う。真っ向から受け止めていた。 距離を置く二人。 後ろで見ていた犬戎の戦士が声をかける。
 帰るぞ、兄者とその者が言う。 弟に言われたバジオウと戦った兄はバジオウにその面を覚えておくと言って退却した。

援軍の将として戦っていた壁も敵が下がったのを見る。急いで死傷者の数を調べるように部下に命じる。 

初日から随分死んだなとフィゴ王は楊端和に話しかける。 血の原にたたずむ姿はいつ見てもと褒めるが、楊端和が話しかけるなと拒否する。 足下に倒れる山民兵を見る楊端和は今は機嫌が悪いと言った。

 の戦いも初日が終わる。 鄴城内で寝る趙人たち。子供がお腹すいたと父にせがむ。父は明日に配給があるからと言いきかせた。

鄴の外で休む桓騎たち。参謀の麻論が馬肉で夜食を作って持ってくる。オギコが手を出すが、お頭が先ですと摩論がその手をはたく。

そこへ雷土と黒桜がやってくる。麻論の肉にありつくために来た。 摩論は馬肉はそちらにもあるのにと言うと、雷土は材料があっても料理する奴がいないと言う。 黒桜さんができるでしょと言われるが、雷土はこいつの料理なら生肉で食べると言う。 聞いた黒桜はお前はいつか本気で殺すと怒る。摩論の香辛焼の肉をほうばる麻論。大車輪の活躍でバカ寝しているリン玉。

雷土から敵はひっきりなしに襲ってきたと聞いた桓騎は初日の戦いで感じはどうかと問う。雷土は正直やれなくはないと言う。横の連携もないので個別に討てる。だが、李牧やらでけぇ軍がきたらひとたまりもないとはっきり答える。 

雷土は王翦の戦場をきくが、桓騎はいちいち情報が来るわけないと突っぱねる。意外と気にしぃだとからかう。

 朱海平原の秦軍右翼にいる玉凰隊は麻鉱将軍戦死に衝撃を受ける。李牧に討たれてと番陽は叫び、関常も信じられないと心中で李牧の力に震える。

王賁は左翼は後退したのかと伝者に問う。左翼崩壊かと皆は震えるが、伝者は左翼は初日を耐え忍んだと答える。 

蒙恬が麻鉱軍を率いてもちこたえさせた。主将を討たれたにもかかわらず、持ちこたえた。蒙恬の力に玉凰隊が驚く。 

松左はそれでも左翼が虫の息、王翦様は早くも窮地に立たされたと言う。隊長の関常も同感で、左翼から仕掛けたが李牧に逆にしてやられたと言う。自分の左腕と言われた第二将・麻鉱だから精神的な傷は大変だ。

お前に王翦の何がわかると王賁は関常に反論する。 誰が死のうとあの人にとって駒を一つ失ったに過ぎない。左翼の将を失ったのなら補完する。そのために中央軍にはまだ多くの将校を留めている。 下手な感傷を一切持たぬ強み。何があろうとその中で冷静に策を組み重ねて勝つために戦略を練り上げていく。 それが王翦だ。そう簡単に崩れはしない!

関常はそんなことはわかっていると返す。俺が言いたいのは左翼の立て直しがとてつもなく難しくなった事、相手は紀彗と続ける。 だが番陽が賁様は王翦様に任せておけば大丈夫とおっしゃっていると話題が伸びるのを遮る。 だといいですけどねと関常も空気を読んだ。

 その左翼では楽華隊本陣で信と蒙恬が会話している。 信が落馬して頭打って気絶したのってダセーと笑う。爺が蒙恬様に向かってその言い様はと怒る。陸仙も蒙恬様はたまに抜けているからとからかう。 流石に蒙恬もうるさいと釘をさす。 そこへ…、

麻鉱軍将校たちがやってきた。彼らは見事な士気で自軍を立て直した蒙恬に心から礼をとる。 
蒙恬は死んだのに生きているって騙して戦わせて怒ってないのと問う。 一人が大丈夫と答える。上下関係が強烈だから文句言う奴は鉄拳制裁で沈めたと。 だが、それは冗談と言う。 あの状況で軍の息を繋ぎとめた指揮官に誰が文句を言うものか。麻鉱将軍の仇を討つためにと我らは士気を高めている所だと将校が皆の意見を代表して答える。士気が萎えていないと蒙恬はホッとする。

信は大将、参謀もいないのに明日からどうやって戦うのと問う。丁陽は王翦様から何らかの手を加えることは間違いないと言う。高順は今日は何とか持ったが明日は戦えぬ。故に今晩中に軍編成をやり戦略を立てる必要があると。 丁陽は中央軍には田里弥将軍に倉央将軍がおられるので、どちらかが間もなく到着され準備に入るだろうと言う。

話を聞いていた信は俺はそのまま蒙恬が指揮を執ってもいいと思うけどなと意見を述べる。 楽華隊や麻鉱軍将校たちの空気が変わる。 蒙恬はそれは無理だと言う。経験がないし、勝手を知らない麻鉱軍を率いて戦えるほど紀彗軍は易くない。 もっともな意見だが信や将校は複雑だった。

 そこへ王翦将軍の伝者が来た。伝者は王翦将軍の言葉をそのまま伝える。

左翼の奮戦と途中から率いた蒙恬に心から感謝する。 だが五千将の身でこの大戦の指揮を執るには格不足。左翼の戦いは朱海平原の勝敗に直結する程重要。 

よってこの左の異常事態に対し総大将の特別権利を発動し、この戦の期間中に限り蒙恬を将軍の位に格上げし左翼の全権限を与えることにする!!

蒙恬が将軍!!! 信は仰天し、爺は嬉し涙を流す。

 中央軍本陣で部下が左翼の大抜擢を口にするが、王翦は蒙恬に任せることにした。若いが私と李牧の間に割って入る程戦が見えていると認める。 それに左翼ではなく、明日以降に火が付くのは右翼だと言うのだった。

Photo( ̄▽ ̄) 遂に与えられた環境がでかくなったキングダムのオスカー様でした

Σ(・ω・ノ)ノ!秦軍の若手三羽烏で初めて蒙恬が階級が上に昇格したんじゃね??      

 

 

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