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動く

#540「消耗戦」

 【 撩陽 】

secret地下道。舜水樹がロゾに問いただす。 撩陽は趙国内でも遺物の地、趙軍に備えて脱出道を地下に張り巡らせてあるはずだと。 
 ロゾは仮にあるとしてなぜそれを今聞くのか?お前にそれを全て教えろと?? 舜はひとつだけでいいと言う。どのひとつかとロゾがきく。

楊端和軍ではない秦軍の食糧庫は地形と軍配備から読んで森林の中にあると舜が言う。 ロゾは貴様の読みではそこはラゴの森だと答える。

森は広く包囲守備をされている。できればその近く、欲を言えばその内側に出る地下道はないかとロゾに問う。 
 ロゾは呼び捨てかと言うが、舜は大将は私だと言い返す。李牧でさえ儂をロゾ王と言うぞと言うので、舜も仕方なくロゾ王よ、それはあるかと問う。 ロゾ王はラゴの森は脱出路として最適の場所の一つ、故に森のど真ん中に抜け出る地下道があると答える。

 

 夜半の奇襲が成功したのはロゾのいる撩陽城からも分かった。益々やりやすくなったと酒をあおり、ロゾ王は少し寝ることにする。起きてからの秦軍の顔が見ものだと笑う。

 il||li _| ̄|○ il||li 燃え尽きた食糧庫と壁さん。。。

 そこに楊端和が駆けつける。それくらい失ったかと問う。壁は食糧庫を二つに分けていたのでちょうど半分ですと答える。 メラ族族長カタリが妹キタリに半分失ったと言う。驚くキタリ。
 複雑な顔をしつつも楊端和は壁に戦の最中で将軍なら下を向くなと慰める。今回はたまたま敵の地下道出口がそこにあっただけ、お前に落ち度はないと言う。兵糧は我らの分から分けてやるから心配するな。山も多いから自給できる分も少しはあるはずだと。

 滅相もありませんと壁は声を挙げる。援軍に来ておいて逆に兵糧を取ってしまうなど…、失った分は我等で何とかします。すぐに桓騎将軍の元へ伝者を飛ばして、少しでも兵糧を送ってもらうように。
 壁の代案だが、メラ族長の兄から話を聞いたキタリは桓騎のクソヤローからくるわけないじゃんとツッコミを入れる。  とにかく甲冑を着て来い、直ぐに三日目が始まると楊端和は壁に言う。 壁はしょげたままで幕舎に帰っていった。

去り行く壁を見ながらキタリは我らの食糧も結構な量をあいつらに預けてあった、それが半分も減るとなると正直笑えぬと言う。族長もこの撩陽の戦いを根本から考え直さねば間違いなく我らは大敗全滅すると言う。 楊端和もそれは分かっていた。
                                      

【 三日目 】

 壁は未明の失敗を挽回すべく猛然と戦うのだが…、逆に犬戎軍の受けの戦術に嵌り大打撃を喰らうことになった。➡ ((・(ェ)・;))連載中、壁さんって成功したのわずかなんだよなぁぁ。。 将軍より参謀ならかなり有能なんんだがね

一方、桓騎軍から食糧を送ってもらうように飛ばした伝者たちだったが…、

●撩陽と鄴の間に張りまぐらされた趙軍の網にかかり全て絶命した。  秦軍の三戦場は分断され既に点の存在になっていた。 つまり壁からの伝者が桓騎の元に届くことはなかったー

朱海平原 にらみ合いになっているので関常の部下達、松琢や宮康が不満を吐く。昨日の勢いで直ぐに始めればいい、戦力も士気もひっくり返っているのに…。部下の戸惑いに関常は夜明けと共に李牧が手を打ったんでうかつに動けないのだと答える。

horsehorsehorse中央軍から新手の援軍一万が趙左翼に来た。 松琢も納得する。関常は三日目で一万もの援軍を送り、こちらの士気を下げられたと嘆く。振り出しかと言うと、王賁がこれでいいのだと言う。 聞けぃ、玉鳳の兵達よと王賁が檄を挙げる。

この戦いの勝者は相手の中央軍を叩き潰した側。今、大将王翦と敵将李牧は両翼の戦いを優勢にし、相手が中央より援軍を送ることでその中央軍を痩せ細らせる戦略をぶつけあっている。

 つまり、今敵の中央から一万の援軍が届いたと言うことは中央軍の一万を削ったということだ!! この形で削り続け中央軍同士の戦力差が開いた時に王翦中央軍が出撃して勝負を決める。

 その時まで右翼は勝ち続ける。何千何万と援軍が来ようと望むところだ。それが俺たちの役割だ、中央軍の大将王翦の最終決戦のためにひたすら血を流し敵を屠り続けるぞ。よいな玉鳳ぉ!! 

王賁の檄に喚声で応える玉鳳隊。

 亜光軍からもそれは聞こえた。兵の一人があんな大声で檄を飛ばすこともあるのですね、若君はと言う。亜光は全て筒抜けで言うことが無くなったと言う。

亜光が出るぞと声を挙げる。今日も右翼を我等の狩場と成すと吼えると兵達も士気と共に気合を入れる。

 

 秦右翼の喚声が趙中央軍にも聞こえる。すごい喚声との声が出るが、李牧が直ぐに静まり返りますと言う。

廉頗と双肩を成した偉大なる三大天藺相如は智と勇を兼ね備えた大将軍・大戦略家でした。そして、持ち合わせていなかった武を担っていたのが配下の優秀な将軍達、 

それを束ねていたのがあの堯雲。 かつての三大天藺相如軍の武とはあの堯雲そのものです。

 嘗ての三大ての武まで李牧は繰り出してきたのだった。

Photo              

( ̄○ ̄;)! 李牧も王翦も戦術の狙いは同一と言う事なのね。

 

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