荘公
第五話「相撲じゃ!相撲じゃ!」
島津斉彬は薩摩藩主になる。
西郷、大久保達は驚喜する。これで全てが一新されるのだと。
だがしかし、真の改革者とは旧法を一朝でご破算にするほど生易しい単純な豪傑では無いことは古今東西の英雄の歩みを見れば理解もできる。
その例に恥じず、斉彬は先君・斉興の政治は三年曲げないと宣言。お由良派と見られていた者達も重用する=粛清しないと。 喜ぶ旧重臣たち。
が、この話を有村から聞いた西郷や大久保たちが落胆する。 正助は復職に備えて『海国図志』を借りて研鑽を積もうとやる気だったのに…。 その知らせは正助の母を落胆させ、糸は赤山様が浮かばれないと愚痴をこぼし、吉之助は御前相撲で直訴するぞと息巻かせる。
旧態派閥者を粛正する改革(楚荘王、ローマのスーラ)もありますが、ユリウス・カエサルのようにそのまま残して改革するのもある。織田信長も跡目問題が浮上するまで古参の重臣を排斥してません。
その間に糸に縁談が持ち上がる。
さらに斉彬は相撲大会をすることを父・斉興にお話しするが、父は機嫌損ねたままでした。 座を追いやっても父は父。斉彬の孝心は消えていないのでした。
鄭の荘公の様ですな。
さて、相撲大会が始まる。
吉之助の地元では代表に村田新八に決めたのだが…、前日に食べ過ぎて腹を壊してしまう。 仕方なしに届け出の無い吉之助が代役に直訴する。
行司はならんと拒絶するのだが、西郷吉之助の名が斉彬は藩政の書状をいくつも送っていた名だと思い出したので許可した。 吉之助が己の信じたことは貫くとの紹介に斉彬がなぜか微笑む。
相撲は順当に勝っていき、最後は糸の縁談相手だったが勝った。 が、最後は殿さまが相手に…。 皆が驚くのだが…、視聴者側から思ったことは唯一つ…。
知ってた┗(^o^ )┓三 当然だが吉之助は手加減せずに斉彬を投げ飛ばした。
西郷家で待っていた正助と糸は、兄さぁを切腹するかもしれんと泣く吉次郎たちを見るのであった。
牢に入れられた吉之助。
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コメント
諸葛鳳雛殿、返信遅くなり申し訳ありません。
>江戸時代には横綱がなく大関が最高位だったと。
当今の大相撲も大関を最高位にして横綱基準をさらに上げる改革でもやった方がいい。 今の大相撲は昔より楽しめなくなってきたから。
>吉之助は斉彬さんを投げ飛ばしてしまい、
吉之助は斉彬を投げましたが、本来出番の新八はもっとすごい人を投げてますよね(汗)。
投稿: うしつぎ | 2018年2月17日 (土) 07時48分
うしつぎさん、こんにちは。
藩主になった斉彬様、だが一朝一夜にすべてを変える
ことはできません。
御前相撲が開かれました。
昔は相撲は屋外でやっていたと聞きました。
江戸時代には横綱がなく大関が最高位だったと。
糸さんの縁談相手に勝ったと思ったら斉彬さん
自らが相手に。これは予想してませんでした。
そして吉之助は斉彬さんを投げ飛ばしてしまい、
牢に入れられます。
投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年2月12日 (月) 13時04分