たつ
第八話「不吉な嫁」
祖父、父母が相次いで亡くなった西郷家。
新年が明けて墓に挨拶する西郷家の家族。 しかし、須賀は自分が吹きちな嫁だと周りから言われていると話す。 吉之助は須賀をかばう。
役所勤めから戻ってきた吉之助は正助から謹慎が解かれて職務に戻れたと聞かされる。 正助は吉之助さんが直談判してくれたからじゃと感謝する。 友の名誉回復に吉之助は喜ぶ。 須賀は話が終わったので鰻をと勧めた。
すすめたのは薩摩の小役人だけではなかった
ペリー艦隊キタ━━━━(# ̄З ̄)━━━━!! 黒船来襲。
ペリーから白旗を贈られ、怒る老中首座の阿部正弘。➡実話。 参勤交代で江戸離れていた斉彬にもその知らせが入る。 側近の狼狽を他所に斉彬は万次郎の話から黒船の姿を正確に描けていた。
すぐに帰国した斉彬は直ぐに新政策に取り掛かる。 レンガ造り、大砲製造に着手する。家臣たちはメリケンが攻めてくるのですかと言うが、斉彬はないと断言する。すぐに戦にはならないと。
ではなぜに鉄の大砲製造を急がせているのかとの問いに、機を掴むためと答える。 沿岸防備を固めて幕府が開国すれば対等の談判をしなければならないと。それをすぐに協力できれば我が薩摩が政治舞台に上がれる。
先見の明を示す斉彬に家臣たちは喜ぶ。更に斉彬は篤姫降嫁に動き出す。
(o^-^o) 『風雲児たち』の斉彬より薩摩視点からの改革を目指す藩主像には好感持てるな
そんな斉彬は吉之助に江戸行きを来年までにと命じる。 上役・桂久武から、それもお殿様直々のお声係りで吉之助は天にも昇る心地だった。
だが江戸行きには30両必要だと須賀から聞かされる。そんな大金は西郷家ではどうにもならない。
正助は吉之助と話をする。一家の主として江戸行きを諦めようとする吉之助に正助は激怒する。殿の命を逆らうのかと、やっせんぼが殴った。須賀が私のために諦めてくれたのだとかばう。
こんな嫁のためにと正助が毒ついた。今度は吉之助が正助を殴る。大喧嘩になった。吉次郎たちが何とか止める。
また桂に呼ばれた吉之助。今度は指宿に篤姫を警護する役目をもらう。 桂はおはんは殿や篤姫にもてるのおと声をかける。 篤姫は江戸で待つ、共に殿のために働こうぞと声をかける。 諦めていた夢が再び吉之助の中で燃え始める。
家族たちは吉之助の江戸行き費用をねん出すべく働く。だが、須賀は実家に帰らせてもらいますと西郷家を出てしまう。
殴り合った正助だがやはり友達のためにあらゆる金銭工面をする。商人・板垣にも声をかける。
土下座する正助に板垣さんは金を貸す。➡ o(;△;)o人良過ぎでしょ板垣さん。
色々工面した金額は二十両になった。
正助は吉之助にみんなからの餞別料として贈る。 江戸に行くことに決めた吉之助。
皆に礼を述べる吉之助。
そして…、
須賀の方から離婚を切り出したぁあ━━━━。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。━━━━!! 手切れ金だと畳において父親と西郷家から去っていく。 吉之助はなんとなしに須賀の気持ちを察して引き留めなかった。 去り行く須賀の背中にありがとうと声をかける。
やはり須賀は分かっていた。 日本一の婿をこちらから突っぱねた、優しすぎる方だと父に語る須賀はやがて泣き崩れる。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
年明け後、西郷吉之助は遂に薩摩を出立する。
見送りは西郷家家族から正助、新介らが揃う。 吉之助は留守は自分が守りますと言う弟・吉次郎にこれからはお前が兄じゃと言葉をかける。 手紙を送ると言う吉之助に正助は不要、自分も後から江戸へいくからと答える。
遂に西郷吉之助は東行する。桜島に挨拶する吉之助は斉彬がいる江戸に向かった。
(。>0<。) 去り行く者もその場に踏みとどまる者も皆が力を合わせて、吉之助を江戸へ送り出した。 いい話でした。
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コメント
諸葛鳳雛殿、お返事が遅くなり申し訳ありません。
煉瓦は反射炉にも使われる。軍事のみでなく富国にも通じるように計らうのは凄いですね。
確かに一度目の結婚は貧困から離婚した西郷。思ったより早く嫁退場とは思わなかった。
投稿: うしつぎ | 2018年3月 4日 (日) 15時55分
うしつぎさん、こんばんは。
ダメリカのペリーから白旗送られたの実話なんですね。
知りませんでした。
ペリーってロスチャイルドと繋がりあるんですって。
斉彬さんは帰国してレンガ造り大砲造りに着手します。
ずいぶん先の見えている人ですね。
江戸行きの決まった吉之助。だが先立つものがないと。
その苦境を正助たちが金策に走り救ってくれました。
友情っていいものですね。
そして須賀の方から離婚を切り出しました。
吉之助を江戸に送り出すため離婚したんですか。
そしてついに吉之助は江戸へと向かいました。
投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年2月25日 (日) 22時32分