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お隣さんが本音吐きよった

第六話「謎の漂流者」

 牢に閉じ込められる吉之助。そこで吉之助はもう一人、閉じ込められていた男がいることに気付く。

 牢にいるその男は何もしゃべろうとしなかった。それでも吉之助はおにぎりを分けてあげたり、水を飲ませてあげるなど介抱していた。 それでも謎の服(洋服)を着た男は何も語らない。

そこに牢屋の中に刺客が現れた! 短刀でその男に襲い掛かる。素手であるが吉之助はなんとか投げ飛ばしてその男を守る。 やむを得ず吉之助はその男と共に脱獄する。 その様を役人が見ていたのには気づかない。

 ヾ(.;.;゚Д゚)ノ逃げ込んだところは何と西郷家であった。

脱獄で驚く西郷家であったが、母は優しくその男の世話をし始める。吉之助はその男が異国語を話す事、日本語が分かる事まで知った。 メリケンの言葉が分からない吉之助は正助に協力を頼む。 実は牢屋に入れられたのは殿の密命であった。

正助も父が残していた辞書を頼りに男のメリケン語を理解して話を聞き出そうとする。 メリケンの手先なのかと思う正助だが、吉之助は密偵にはどうしても思えなかった。

 二人が考えている間、謎の男が家から抜け出そうとした。二人は殿は寛大なお方で殺すことはしない、本音を話してくれと訴える。 その男はそれでも信じようとしない。

 二人が引き留めようとすると、その男は吉之助の母を見ておっかあと呟き始める。 母親、土佐にいる母親を思い出してその男の目に涙が浮かぶ。

 万次郎。 母に会いたくて海を渡って帰ってきた。漂流者。心を開いた万次郎は暫くして斉彬に城に呼ばれる。

 メリケンの教育の強さ。来航した目的は貿易と補給。日本は戦っても勝てない程の実力差がある事。 ➡この時代、蒸気船に必要な石炭が海軍基地と植民地設定ポイントでした。

 メリケンにいた万次郎から見解を聞き、斉彬は学問で身に着けた予感が現実のものになっていると痛感する。 土佐に戻すまでの間、万次郎から蒸気船の造船技術やメリケンの科学など学びまくる斉彬。

 城に呼ばれた吉之助。 御白州でだが吉之助は斉彬を見る。 牢に入れた事、刺客もお前を試したと明かす。 此度の仕事は大儀であったと吉之助を褒めたうえで、欲しいものはあるかと問う。

吉之助は正助とその父の赦免を願う。 正助の能力で今回の働きができたのだと。 斉彬は今すぐではないが、必ず許すとはっきり言った。 そして、正助やお前の力が必ず必要になる、それまで精進せよと檄を飛ばすのだった。

 平服してむせび泣く吉之助。家に帰り正助にそのことを話したのは言うまでもなかった。

Photo( ̄ー+ ̄)思った以上に史実で盛り上がる所を描いているのかな。 

糸のコイバナは他の感想がいくらでも書いてあるから、書きませんでした(笑)。

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時代劇」カテゴリの記事

コメント

諸葛鳳雛殿、コメント万歳であります。

 ジョン万次郎だったと暫くネットが盛り上がりました。

 うしつぎは他に何某やらせる手間はないでしょうと思ってましたが。

幕末期に戻ってこれた、殊に斉彬の保護を受けたのは超幸運でしたね。土佐や他の大名だったら死ぬまで虜囚生活でしょうから。

投稿: うしつぎ | 2018年2月17日 (土) 07時52分

うしつぎさん、こんにちは

吉之助が牢に入れられたのは異国語を話す謎の男の
目的を知るためでしたか。

その謎の男はジョン万次郎こと中浜万次郎でした。
万次郎は今のダメリカでも有名だそうです。

そして、万次郎は斉彬さんに戦ってもダメリカには
勝てないと伝えます。
そういやこの時期ダメリカは鯨漁さんざんやっていたのに、
今になって日本の鯨漁を責めるのはおかしいと思います。

正助の父親も許されるようでなにより。

調べたら万次郎は10年くらいダメリカにいたようで
結構長いこといたみたいです。

投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年2月12日 (月) 13時09分

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