翻弄の末に
#16「斉彬の遺言」
斉彬の上洛計画のために吉之助は武具兵糧を整える。整えた後で協力してくれた仲間に酒食をふるまう。 殿が京に上がればご政道を正せると…。
そこに月照様が現れる。その顔が浮かないのをみた吉之助が傍まで来る。鷹司卿に薩摩から届いた文を渡される。 読み進めるうちに吉之助の顔が蒼白になっていく。
Σ( ゜Д゜)嘘じゃ…! 斉彬ご逝去!! 傍にいた藩士もその文を読み慟哭する。
演習に参加していた斉彬。その場で倒れる。吉之助が待っていると言いつつそのまま二度と立ち上がることはなかった。
希望が一気に絶たれた思いの吉之助は雨中に立ち尽くす。
後日、鷹司卿の家に月照、吉之助、左内が今後について集まる。だが吉之助は一縷の望みをかけて水戸様に天子様の勅書を出してもらうよう鷹司卿にお願いする。 鷹司卿は吉之助の申し出を引き受ける。
(゚⊿゚)だが…、権力を持つ彦にゃんは手強かった。 ヒー様の突然の登城の申し出をオウム返しで躱し、斉昭公にはじらし作戦で音を上げさせる。 そして、返す刀で隠居蟄居の強硬手段を使って、動きを封じてしまうのだった。
吉之助が水戸様、ヒー様に掛け合っても遅かった。 ヒー様にいたっては柄にもなかったと音を上げる。がっかりする吉之助。 なんとなく寂しげなヒー様だった。
不首尾に終わったことを鷹司卿に報告する吉之助。我らの手はもう無くなりましたと涙を流す左内。 悔しがる卿。吉之助は申し訳ござらぬと一言のみ。
絶望した吉之助は一室で殿から頂いた佩刀を見つめていた。このままいっそと思う吉之助。 そこに月照様が深夜なのに訪ねてきた。
追い腹を斬ろうとする吉之助。月照は死は只の死だと切り捨てる。そして、薩摩様のお考えは誰が継ぐのですか、あなたの頭の中には薩摩様のお考えがたくさん詰まっているのだと言う。 それを捨ててしまっていいのか、生きなされと。 月照様の説得に吉之助はなんとか踏みとどまる。
だ~が、( ・∀・)つ旦~~茶室で彦にゃんは御次の御手間を披露していた。 謀臣の長野主膳と協議して、既に掴んだ水戸への勅書の内容から天子様をたぶらかした者共の逮捕を命じる。
次々と志士が捕らえられていく。その手は月照様にも及んだ。鷹司卿は去らんでくれと言うが、月照は迷惑が掛からないようにと離れようとする。 吉之助は月照様をかばうことにする。それに左内も協力する。
奈良へ落ち延びさせようとする吉之助達。 京から去ろうとする前に左内は吉之助と話をする。私は医者でしたが日本の医者になりたかったと志を明かす。より多くの人々を救うためにこの国の仕組みを変えたかったのだと。 そして、今でも私は諦めていないと言う。
左内の強さに感動した吉之助は再会を信じて舟で京から離れる。その直後、左内は捕縛されてしまった。
奈良に落ちていく月照と吉之助。だが、京では既に吉之助と月照の手配書が出回っていた。更に関所はどこも厳しい。
山奥の廃寺で一夜を明かす二人。吉之助は夜に一人、斉彬の面影を見た。泣く吉之助は自分は生きて殿の思いを果たしますと誓うのだった。
( ´;ω;`)ブワッ 伸びるにはまず屈する。左内が教わった言葉だそうです。
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コメント
諸葛鳳雛殿、コメント万歳であります。
>鷹司卿→近衛卿ではないでしょうか?
後で訂正しときます。今週の土日は忙しいからその後ですね。
投稿: うしつぎ | 2018年5月 9日 (水) 20時54分
うしつぎさん、こんばんは。
斉彬さんが亡くなり、将軍継嗣問題は直弼の勝利に。
そして、殉死しようとする吉之助でしたが、
月照さんに諫められます。
直弼の安政の大獄がはじまりました。
次々と志士たちが捕らえられていき、
左内まで捕らわれてしまいます。
月照にまで手が及んできたので
吉之助は月照を逃がすことになりました。
鷹司卿→近衛卿ではないでしょうか?
投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年5月 6日 (日) 22時03分