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乾坤一擲

#552「身を切る作戦」

 ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ楊端和の幕舎へ壁たちは軍議だと聞いたので来てみると、途端に山の部族たちに囲まれた。部下が壁様から離れろ、誰か平地の言葉が分かる者はいないのかと混乱する。 山の戦士達は今にも殺そうとする勢いだった。山の民の言葉では殺せとあからさまに言う者もいる。こいつらのせいで飢えている、食料を焼かれたバカと戦犯扱いだった。

 メラ族のカタリがそのくらいにしておけと壁らを罵るラギ族長に忠告する。平地の者を斬るのは禁止だと。それに対してラギ族長はそんな禁に従えぬ、食料を失ったバカは斬られて当然だと反抗する。死王の禁だぞとカタリは言うが、ラギ族長はそれがどうした、知った事か言う。すると…、 

 キタ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!! 息が届く距離まで死王こと楊端和、バジオウ、タジフらが来た。端和はラギのあごを拳でかすめる。すると、ラギは膝から崩れ落ちた。座り落ちた所に死王が顔面に蹴りを叩き込む。 
 虎殺しの異名を持つラギ族長をたった二発で倒したと山の部族たちは死王の武に改めて恐怖する。二発目はいらんだろのツッコミをする者一人。

死王の登場に天幕にいる山民族たちは一斉に歓呼の嵐で応える。キタリは騒ぎまくる奴等にバカ共がと言葉にしないものの毒つく。端和は部下のボナンに壁将軍への通訳を任せる。 端和は面倒故に端的に言うと告げる。

 「食糧はあと三日分だ。」( Д) ゚ ゚  平静なキタリを除き、山民族に壁までも仰天する。瞬時に怒号の嵐が吹きあがったが、端和がやかましいと一括すると途端に静まる。死王は話し始める。

この状況で我等には二つの選択肢しかない。

一つは…、今すぐ撤退して市の物狂いで西の我らの山界まで逃げる道

二つ目は、 残るこの三日で敵を討ち取りその食糧を奪い取る道。 

 だったら一択だろとキタリが意見する。端和はフッと笑って、そうだなと言う。 死王はもしも前者を選ぶ者がいたらその場で首を刎ねるつもりだったと言う。逃げる算段も頭に浮かんだ部族もいて皆が震える。 壁の部下がよかったです、後退だけはと安堵する。しかし、壁の顔が暗くなる。

 ちょっと待てマンタンワと死王に意見する者が現れる。エンポじいの名を持つ老戦士は敵を討って食糧を奪うと言うことは、三日であの天然の城を落とすと言うことかと問う。 誰がマンタンワだと咎めるも、死王はそうだと答える。
 エンポじぃはそれはいくらなんでも無理な話だと反対する。この八日間でもいったい何人か分からぬ程湧いてくる敵の前に城に近づくことさえできなかったと。
 通訳を通して聞いていた壁もその通りだと思っていた。我らは敵の総数を掴めていない、たった三日でそれほどの大軍を破ってあの城を取るなんて奇跡に近いことだと。

 難しいのは重々承知、故に明日からは‟大いなる犠牲”…我らの身を切る作戦で挑む必要がある。 死王は皆に告げる。皆の形相が一変するが、壁の不安な顔は晴れない。

まー大勢死んだら死んだで食が浮いて助かるがなと死王が冗談をかまし、皆の笑いを誘う。口減らしだな、いいなそれと言う者も出る。

和んだ中でフィゴ族族長がもったいぶるな死王よと空気を変える。作戦があるならさっさと言え、お前がもったいぶると血の匂いがしてきてたまらないとせかす。 端和はそんなに大した作戦ではないと薄く笑う。

  「犬戎王ロゾの血族というゴバ、ブネン、トアクの三兄弟。明日一日で何が何でもその三将の首を取る。」  ( ̄◆ ̄;)なんか中に、「●斗の拳」からやってきた修羅がいない??

 強敵の名に皆がざわめく。あいつらかと顔が険しくなるキタリ。端和はあの三人こそが犬戎族の大剣だと言う。なるほどなと納得したフィゴ族族長。だが、あいつらは手強い、今回もバン族とロカ族が皆殺しになったと言う。 だから、その三人を討てば犬戎族の武は半減すると死王は言う。

「明日、その三軍にバジオウ率いる私の直下軍、フィゴ族、そしてメラ族。 この三軍をぶつけて敵の三将を殺りに行く。 他の族はそれぞれフィゴ王ダント・メラ族長カタリ・バジオウのいずれかの統率下に置く故、指示を仰いで戦え。」 

「よいな、どれだけ命を失おうと…明日で必ず三将の首を取るぞ。」 死王は皆に作戦と檄を飛ばした。 先ずはザン族あたりから突撃させるかとフィゴ族王ダントが人選を始める。メラ族キタリはこちらは自分たちだけで十分だと言う。

 その中で顔が益々暗澹に陥っている者が…、

 暫し目を閉じた後に壁が意を決してお待ちくださいと声を張り上げた!

 壁の抵抗キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜( ̄○ ̄;)!゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!! 皆から軽蔑一色の視線が注がれる。バジオウがどうした壁将軍と問う。 壁はどうしてですかと問い返す。

 私のせいでこんな苦境に立たされる、それどころか秦と趙の戦いなのに、自らの食糧を分けてまで皆様はなぜそれほどまでに血を流してくださるのかと言う。 

PhotoΣ(;・∀・) 壁将軍。その台詞ってすっごい無礼だと思うんだ。。。あんたさぁ、玉座奪回戦での誓い忘れてんの??

死王は今更それを聞くのか壁と言う。➡残当の反論!!o(゚Д゚)っ

当の昔にお前は戦友(とも)と思っていたがと答える。➡ (´-д-`)信なら絶対に壁のような事は問わないし、戸惑いの毫も思わない!!!

 ようやく嘗ての誓いを思い出した壁は楊端和の信の重さに涙をこぼす。

 暗い気分を払った壁はならば我が軍も等しく、それ以上に命を捧げて戦いまする、どうか我らに挽回の機をお与えくださいと懇願する。

 「明日の三軍の一角をどうか私の軍にお任せいただきたい!!! どうかお願いします。あなたを失望させることは致しませぬ!!」 壁の挽回の懇願であった。自責の念を胸に不退転の覚悟を伝える。何だとあいつとキタリらがどよめいた。

Photo(ノ_≦。)挫けると回復するまでホント時間かかるよねぇ、壁さんは。。。

 

 

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