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第31

「龍馬との約束」

 海軍操練所が閉鎖され行き場を失った坂本龍馬を西郷は薩摩に連れて行く。 西郷家に迎えられた龍馬だったが、薩摩にその人ありと言われた男の家がぼろ屋だったことにちょっと驚く。 ➡川口雪篷がもう西郷家にいるのか。
 
 西郷家では吉次郎夫婦が留守を守り、新妻いともいる。いとは雨が降って荒れそうだと吉之助の道中を心配するが雪篷が平気だ、島津雨だから大丈夫、西郷の妻なのだからうろたえる出ないと言う。
 吉之助が坂本龍馬を西郷家に紹介する。貧しくとも困っている人たちを見捨てられないと西郷家は吉之助のことを話して聞かせる。その話を聞いた龍馬は涙ぐみ感動したと吉之助に傾倒する。
 
 おまけに家の雨漏りまで手伝って直し始めた。屋根の雨漏りを直しながら吉之助と龍馬は自分たちの事から日本の民のことまで様々に語り合う。 龍馬は土佐では鄕士は惨い差別を受けている、上士の前では雨でも傘は差すことがかなわないと。 ききしに勝る身分差別の実情を聞いた吉之助は薩摩の差別以上なのかと驚く。 雨漏りを直している龍馬を見ながら、吉之助は日本の雨漏りを直したいと本音を語る。今の幕府ではどうにもならない、内で争ってばかりで駄目だと。 龍馬はだから幕府を倒すのかと問うと、吉之助ははいと肯定した。 そこまで本音を語るのかと龍馬は笑う。 吉之助に儂だけ手が動いているぞと指摘され、慌てる吉之助。
 
 その幕府は一橋慶喜が長州征伐を朝廷に働きかけて諸藩に命じていた。 その動きに対処すべく薩摩藩でも鶴丸城で合議していた。吉之助はそこで幕府の命令を拒むべしと進言する。家中は動揺するが、国父様こと久光は珍しく吉之助の意見に賛同した。 流石に驚く吉之助。
 理由は大久保の根回しがあった。大久保は国父様に薩摩が幕府にとって代わるべきですと言い、久光も初めは拒否していたが結局は大久保の意見に吸い寄せられていたのだった。➡Σ(;・∀・)な~んかさぁ、趙高に誑かされる胡亥のイメージが浮かんだ。。。 国父の鶴の一声で藩意は決定した。 その後で吉之助の紹介で龍馬は藩主親子に謁見する。そこで商売の許可をもらい、薩摩で商売活動をすることになった。
 
 長州征伐に際して、逃亡生活を送っていた桂小五郎は長州藩に帰藩していた。そこで坂本龍馬に会う。 龍馬はいきなり軍艦、銃が欲しいかと問う。 戦に備えて喉から手が出るほど欲しいの桂の本音だった。 慶喜の周旋で長崎では長州に武器を売る者は厳しく罰せられて困っていたのだ。 そこで龍馬は薩摩に頼んで儂が武器を売るからそれを買えばいいと言ってくる。 薩摩に貸しをつくりたくない桂はとたんに渋面になり、龍馬から目を切る。龍馬は薩摩が憎いのはわかるが、西郷さんを憎んだら了見狭いと言われる。黙ったままの桂は…。
 
 薩摩にいた吉之助は西郷家で家の補修、新妻いととの枕をようやく共にした。いとに結婚したばかりなのに苦労ばかりと謝る吉之助だったのだが…。 さっそく土佐の中岡から龍馬の手紙に桂と下関での会談をとあった。 吉之助はやはり単身で下関に行こうとする。いとや川口の心配も受けるが長州に向かおうとする吉之助。 だが、そこに大久保から大至急京に来てくれとの手紙が来た。
 
 長州征伐が明日にでも決まってしまうからなんとか阻止してくれと。公家との工作をしている大久保だったが止められなかったのだった。急遽、京都への旅に変更した吉之助は、長州との折衝に大山と海江田に頼む。長州を信じていない大山は拒絶するが、海江田は下関で手紙を届ければいいんだなと素っ気なくも引き受ける。感謝する吉之助だが。京都に出てなんとか長州征伐延期に工作する吉之助。 
 
 だが、そんな吉之助の前に怒った龍馬が現れた。 桂さんはカンカンだった。終わったと。。。 大山は海江田に吉之助を裏切ったのかと怒るが、海江田も間違っているのが吉之助だと喧嘩。がっかりして帰った龍馬の後、桂さんの気持ちをわかってやれなかったと嘆く吉之助。
 
 そんな吉之助を大久保が慰める。➡∑(゚∇゚|||)大久保が慰めるなんて初めてじゃないの??? 吉之助さぁは諦めないのだから結局、桂さんとまた話し合うんじゃろと。 石橋叩いて渡る自分も結局はついて行く事になったという。 天が味方しなければ自分が味方する。 チェストーと一括する大久保。負けじとチェストーと吠える吉之助であった。
 
(〃゚д゚;A A゚Å゚;)ゝ ゚+:.久々に視聴した。 しばらく見ない間にキャラに情熱の陽気さが失せてましたなぁ。

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時代劇」カテゴリの記事

コメント

諸葛鳳雛殿、コメント万歳であります。
>久光は最後まで日本のトップになることを諦めていなかった。

 執念深いというか未練がましいというかもう少し趣味の生活とか考えなかったんかな? 勝なんてほとんと明治になってから政治にはあまり深入りしなさそうだし、西郷さん死んでから益々そうなった。いちおう議席爵位はあったらしいが。

 ともあれ明治も黄金時代というほどでなかったのは新ブログでも言ったんだけれど。。。ううむ。

投稿: うしつぎ | 2018年8月23日 (木) 05時13分

うしつぎさん、こんばんは。

薩長同盟はまだ成らず。
吉之助は龍馬を失望させてしまいました。

そして幕府の実権は後見人の立場の慶喜が
すっかり握っています。
家茂の陰の薄いこと。まだ若いから仕方ないですか。
家茂そろそろお亡くなりになるんですかね。

久光は大久保の根回しもあって、幕府を見限りました。
そして天下の実権を握るつもりのよう。
久光は最後まで日本政府のトップに立つことを
あきらめていなかったそうです。
勝海舟とか内閣に入れて首相になろうとしたとか。

投稿: 諸葛鳳数 | 2018年8月19日 (日) 22時32分

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