#35「戦の鬼」
大政奉還の是非を巡って竜馬と吉之助は対立する。 吉之助は大政奉還はこちらの拳を躱すための方便だと主張する。竜馬はそれは言い過ぎだと非難する。
血を流さずに時代が変わるのだから慶喜をそこまで責めることはないだろうの意味。だが吉之助は時代が変わるのは戦ではっきり日の目を見る決着でしかありえない。そのためにはどこまでも自分は慶喜を追い詰めるとはっきり告げる。
ここまでかと竜馬は座を立って旅籠から出て行く。そとではええじゃないかと庶民が踊り狂っていた。
大政奉還で薩摩藩の藩主親子も静観の姿勢に変わる。これからどうするのかと藩主親子は西郷に対策を求める。

ここで西郷はなんと倒幕の密勅を懐から出して公開した! 国父様は西郷に任せることにした。倒幕準備のために動く西郷。
薩摩に帰って嫡子・寅太郎の誕生を祝している憩いの時間があった。
だが最後の刻が訪れる者がいた。 京都の近江屋で竜馬と中岡慎太郎が何者かに殺されてしまった。 額を切り裂かれた竜馬はまだ死ねん、今じゃ無いぜよと無念の言葉を残して死んだ。
それからしばらくして薩摩の兵達と共に上洛した吉之助は竜馬の訃報を一蔵どんから知る。呆然としている吉之助に女性の叫びが聞こえてきた。西郷に会わせろとただならぬ様子…。
その場に出てみるとお龍さんだった。姿を現した吉之助にあんたがうちの亭主を殺したんだ、仲違いして邪魔になったんだと。何も言えない吉之助にお龍がくってかかる。 側で見ていた従道が兄さぁはその時に京にいないから犯人じゃないと弁明する。 じゃあ誰だとお龍は言い返すが、皆の中から幕府の者じゃないかと言い始める。
犯人が見つかるわけも無く脱力してお龍は薩摩藩から出て行く。 こんなことになるなら新しい世など来なくていいと捨て台詞を残して…。ええじゃないかの中に紛れていくお龍に吉之助と従道は空しさを感じるのだった。
危ない橋を渡る準備に京に戻った岩倉卿に打ち合わせをする吉之助と一蔵。 慶喜を御所に入れないように周りを薩摩藩で固めて、御前会議を開かせる。 幕府重臣達から前線にでている西郷を討ち取れば薩摩藩の力を落とせる筈と進言するが、慶喜は却下する。御所に撃ち込むことで朝敵になるのだと止める。➡(・_・)エッ....幕府重臣が本当にこんな意見出したんか?? あほじゃね。
御前会議で慶喜の処遇を一大名にまで落とすつもりだった。が、前土佐藩主の山内容堂が頑強に反対して時間がかかる。 吉之助は困った一蔵に短刀を渡してそんなことはこれ一本あればいいと言う。青くなる一蔵はここは御所だと躊躇する。だが、吉之助は天子様に向けるわけじゃ無い、逆臣に向けるだけだと言う。しかも容堂侯が側で見ている前で…。一蔵は短刀を持って岩倉卿の元に。 それ以後、容堂の強情が消えた…。

御前会議の結果を知った慶喜は大阪に移動する。そこへ凶報が入る。庄内藩の者達が薩摩藩に焼き討ちしたのだと。 策が尽きた慶喜は薩摩を討つために兵を京都に向ける。➡完全にゴテゴテですよね。。。

吉之助は薩摩の兵達に幕府軍を討てと命じる。徹頭徹尾、慶喜を追い詰めるとはっきり従道に言う。 従道は兄さぁは戦の鬼になってしまったと悲しく言う。
( ゚Д゚)y─┛~~軍事力の担保のない外交は無力であるは国家間の歴史上の鉄則です。 もう慶喜は遅すぎた。。。
コメント
諸葛鳳雛殿、コメント万歳です。
>西郷の汚い一面があらわれてきました。
黒があるのは政治家として当然ですね。古代ローマではアルテと呼んでいたとか。
>容堂が「幼き天使様を~」と言ったところを、岩倉が揚げ足取って「幼きとはなんたることか」と
今回遂に出てきませんでしたな。「翔ぶが如く」ではやったのになぁ。
投稿: うしつぎ | 2018年9月27日 (木) 06時17分
うしつぎさん、こんばんは。
龍馬はここまで暗殺されてしまいました。
下手人はもうわかっているそうですね。
問題は誰が黒幕なのか、ということですが。
西郷は相楽総三使って江戸でテロ行為を行います。
西郷の汚い一面があらわれてきました。
小御所会議で慶喜の辞官納地決定。
容堂が「幼き天使様を~」と言ったところを、
岩倉が揚げ足取って「幼きとはなんたることか」と
言ったのは本当のことだそうです。
西郷・大久保に倒幕の大義名分を与えるため、
慶喜が日本国を切り売りしていたということを
捏造したんでしょう。
投稿: 諸葛鳳雛 | 2018年9月24日 (月) 20時49分