後書
深読み過剰から歴史を語る!!
キングダムと大河ドラマの重なる舞台。2013年と2018年
そう、国内戦争!
八重が手にした銃はアメリカの国内戦争で使われた銃であり、八重がその引き金を引く戦場は日本人同士が殺し合う国内戦争である。
ナポレオン! 佐久間象山が褒め称えた英雄だ。
ナポレオンは火力の強化による戦争の改革(本当はもっと根本的なものがあるのだが)を果たしたが、そのナポレオンにとどめを刺したのは、イギリスのウェリントン卿であった。 そのウェリントン卿は戦歴から自分は国内国外と戦ってきたが国内戦争だけは何としても避けたいと述懐している。
アメリカと日本の国内戦争。
どちらも悲惨な戦争であったが、この戦争後の両国の変化は注目に値する。
アメリカは南北がまとまったのではなく、北部が南部を征服した形になった。その後、アメリカはこの戦争の勝ち方がアメリカの戦争形態となり、今でも続行中である。日本でも八重の故郷が2018年大河ドラマで徳川憎しの某藩により悲惨なことになったが、庄内藩や五稜郭のように敗者が人道を以ての処置をうけたこともあり、地方の特色を残ってなんとか日本国にまとまった。
しかも、幕末で敗者の側だった奥羽から武と人徳に優れた軍人を輩出して、日本と外国の戦争でも武人としての評価を博したが、アメリカは勝利による戦いのテクニックで箔を飾る戦屋が大半である。 そして、それは現代でも続きアメリカの戦争で戦地郷土民の地域文化と慣習を侮辱する癖は治っていない。
中国ではどうか?
トップは易姓革命の下で征服者の時代は今でも続く。ただ、漢の陳平が言うように権力の側の世界が荒れていても民衆の生活が安寧であれば国の身は保てる。大抵、革命が起きるのは農民民衆の生活まで荒廃が続いている時である。
ゆえに歴代の王朝は重農主義である。今の共産党がそれをほとんど守っていないので荒れるのは当然の成り行きと言わざるを得ない。
| 固定リンク | 0
「始皇さらば」カテゴリの記事
- 近頃newsを見ては「キングダム」を思い出して辛い(2024.12.08)
- どうでもいいキングダム話(2024.11.17)
- 第73巻(2024.10.26)
- 「キングダム」のセクハラ(2024.09.18)
- 映画「キングダム-大将軍の帰還-」放映中にして人気沸騰中です(2024.09.01)
コメント