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指揮官はまず楽観的であることが重要である

#578「明日までに」

出来ることをやる。 信と王賁は打開できない戦況を必死であがいて、また一日を生き残る。 今日はこのくらいしておいてやるかとは信。ここまでだ、戻ると王賁。
 
 飛信・玉鳳の戦いぶりを観ていた趙峩龍に尭雲は戦機が明日だと確信を持つ。峩龍が奴らにはもう食糧が殆ど無い。自滅を前に明日がおそらく手を打てる最後の日だと。
 だが、亜光を失い、どうしていいか分からぬ奴らに本営の王翦からの援軍が届く気配も無いと疑問に思う。
 
 尭雲は体力、士気共に下がった明日を逆に狙うかと言う。峩龍も賛成する。本当に人は飢えると人は違った闘志が生まれる。その前に全滅させるか戦力を殆ど潰しておくと作戦を決める。 
 尭雲は秦右翼はこのまま沈むと思うかと少し複雑さを混ぜつつ問う。峩龍は肯定する。このまま王翦が何がしかの「助け舟」が無ければ確実にこの敵は無残い敗れ去ると言い切る。
 
 night十一日夜、右翼亜光軍から中央軍本営の王翦に再三にわたり指示を仰ぐの伝令が送られた。
 
伝者は亜光様の意識が戻る気配は無い、兵糧もわずか、我らだけで立て直しは難しい。援軍とは言わぬにしても…、若君の…、右翼の大将に王賁様を据える許しさえいただければ我々はまだ士気をと涙ぐみ懇願の態を見せて伝える。 悲愴さを感じ、本営の者もその旨を王翦様にしかと伝えると返答する。
 
右翼の限界を察した本営の者達の中で、王翦は涙の訴えに応えることは無かった。
 
 riceball右翼の現場ではあと二回あるかどうかの配給が行われていた。日に日に小さくなる豆干しに対して、文句を言う者は一人もいない。兵糧がつきかけていることを察した兵達は配給が受けられることに感激し静かに並ぶ。
 
 event飛信隊の兵糧管理をする河了貂は明日の夜が最後の配給になるという苦しさと、その中で敵を攻略する術が見いだせぬことに顔を歪ませた。
 明日、明日でなんとかしないと本当に手遅れになる。でも…一体なにをどうすればいいのか…。これはもう軍略じゃどうこういえない状況に陥っている。貂には策が見つけられない。
 
 幕僚達も我らでも王翦将軍に伝令を送ってはと言う者もいる。すでに何度も送っていると別の者が返した。不安が渦巻く本陣内だが、隊長の信は外に離れていた。遠くを見る信だが、不意に気配を感じ、そちらを振り向く。 するとそこには…、
 
 
 shadow王賁が立っていた。信は貂ならまだ天幕の中にいるぞと言う。だが王賁はお前に話がある、ちょっと顔をかせと誘う。
 
 footfoot歩きながら二人だけで顔を合わすのは初めてだなと思いつつ、信は話とは何だと切り出す。 王賁は俺の予想では大将・王翦は右翼に指示を出すことも援軍を送ることもないと答える。 
 信は前日の件を思い出しつつ、そうみてえだなと話を合わせた。兵糧の配給は明日夜が最後だと答える。 王賁がその二日の内にこの右翼は将不在の中、敵左翼を撃破せねばならぬと言う。
 
 信はんなこと分かっている。分かっているからうちの軍師の貂は今うーうーうなって攻略法を考えてんだと。王賁はもはや戦術でどうこうなる状況ではないといきなりぶち上げる。驚く信。
 
 将を失ったままでの亜光軍は敵味方予想を超えて奮戦している。だがあれ以上は望めない。ならば敵左翼撃破の鍵を握るのは玉鳳・飛信の二隊だと言う。 
 
 同じ事を言うなとばかりに信はだから貂が今必死に戦術考えてるんだと言うが、王賁がそんな都合のいい戦術など有りはしないと同じ答えを繰り返す。もはや必要なのは戦術では無いと言い切る。
 
 明日までに必要なのは…隊の「覚醒」だ!➡ \(;゚∇゚)/これって寧ろ信が言うのに相応しそうだわ。。。  信が隊の覚醒について問う。
 
 王賁は、隊士一人一人を更なる高みに進化させて隊全体を一気に今より強くするのだ!
Photo
 ( ゚Д゚)y─┛~~王賁くん、ここはヤングジャンプであって少年ジャンプではありませんよ。漫画雑誌の発売日間違ってません? ゴキブリ型の武道マスターはこっちにいないぞよ??
 
 信はんなことできるなら誰も苦労しねえ、強くするのだ!じゃねえだろ。しっしかも明日までにだとはまさか王賁からの無茶苦茶発言に動揺する。 
 だが王賁はそうだ、それができなければこの右翼は明日負けると言い放つ。 こいつは本気で言っていると信は驚愕する。
 
 援軍も指示も来ないで右翼だけで戦えと言うならこれ以外に勝つ道はない。亜光軍が頼みとならぬ今、玉鳳と飛信隊が一夜で覚醒して敵より強くなる以外に勝つ道はない!
 あまりの無茶さに信がどうやって一夜で覚醒するんだ。飛信隊だって練兵しまくってここまで精度を上げて今回ここに来たんだ。ここから更に進化、しかも一夜ってどうやったらできるんだと王賁に本気で問う。 信の言葉を背に受ける王賁は振り向くと…、
 
 知るか!の一言。飛信隊はお前の隊だろうがと。 今度こそ本気で唖然とする信。➡ (lll゚Д゚)誰だってそう思う。やけっぱちとしか思えない信は去ろうとした王賁を呼ぶ。 
   
 王賁は、いいな、飛信隊を覚醒させることが出来るのは隊長のお前だけだ。お前の役目だ。明日の開戦までにやっておけと答える。
 策になってない無茶苦茶を言う王賁に信がお前はどうなんだ、どうやって玉鳳を覚醒させるつもりだと問い返す。 
 信の問いに王賁はそれは俺も今から考える。お前には関係ないと。 何もないとの返答に信は驚く。いいな、明日までにだと王賁は言って去って行った。 やってきて無茶苦茶言い放っただけだったに信は王賁に苛立つのだった。
 
その夜遅くまで信と王賁は隊覚醒について考えるが、結局何も考えつかなかった。しかし十二日目の開戦直前に二人は飛信・玉鳳それぞれの隊の覚醒のスイッチを入れることになる。

 

Photoo(*^▽^*)o 段々王賁にも熱血というか心の動きが行動に出るようになってきたなぁ。

 

 

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