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娯楽の韓流化、大陸化

🚄🚗


アニメでもドラマでも?思っていることなんだが・・・、
😐画が綺麗すぎ!!

 大河ドラマでも清盛の時に汚いとの不評があった。平安時代で都は荒れていたのだから小汚いのは当然と視聴していた私は思っていて、なんでそんな不評なのかと不思議に思っていた。

 近年のアニメは子供だった私が見たアニメよりずっと画色が綺麗で艶やかである。

 母がよく見ていた韓流ドラマでも原色鮮やかに綺麗である。

 私は殆どドラマ視聴をしなくなったのだが、それでも今の番組視聴者というのは画が綺麗で目立っていないと気が済まないのかも知れない。

  

 日本では色は様々あり、淡い色も多彩であった。地味な色も沢山あるのだ。

 ふと思ったのだがそれは自然の色をありのままに描き出すだけではなかったかもしれない。日本人が流行と共に色の出し方を研究していく、日本人の心の欲の豊かさそのものを描き出していたのではなかったかと。

 色とは自然の色のみに非ず。それは人の様相でもあり、人の心の有り様でもあった。

 自然を詠み、自らの心を唱う。自らの心をまっさらにして雑念を払うことで、自らの心に自然の色を映し描く。日本の芸術は自然と共にあった。

 

 最近は時代劇がテレビ番組に出てこない。大河ドラマが珍しいくらい。民放では「忠臣蔵」は蚊帳の外、年末年始でどこか一本、二本あったかないか。。。

 😭中村吉右衛門が亡くなった!!! (2021年12月) 

 😨もはや鬼平犯科帳の黄金期は去った。「忠臣蔵」にも幾度も出ていた名俳優でもあった。ご冥福お祈りいたします。

 

 時代劇でさえ寂れるのだから、アニメなら時代劇などニーズ無し。侍気取ったパーリィもの、乙女ゲームキャラで三国志がアニメになった。本当に、昔、横山三国志をアニメにしてくれて本当に良かったと今ではしみじみ思っている。この感覚で「信長の忍び」「キングダム」は本当に有り難かった。

 画色の原色綺麗の顕著

画色の興味が単純化している

心が単純化している

行為の表層化

陰徳嫌悪、功業喝采の加速。すなわち苦労は嫌い、明確さと目立つことへの渇望

 過去に進撃の巨人が流行し、今年は鬼滅の刃が空前の大ヒットを上げた。 当然だが画色は綺麗だ。これがアナログ期の画色だったら果たしてこれほどの人気を博すであろうか。

 悪の中の哀しみ、正義の無力さ、心の葛藤は自然風情の多彩な心を日本人は芸能娯楽で描いている。両作品の視聴者は「鬼平犯科帳」の世界を楽しめるであろうか。「忠臣蔵」を見れるだろうか。

 比して大陸には無い。『孫子』にもあるように色彩は五色を根本とする政文一致は今日まで続いている。建立当時は金色だった奈良の大仏が時の流れのままで鎮座しているのに、大陸の仏像は色が禿げぬように金を塗り重ねる。衰、滅は人の色とは見なさない、ある意味で人の生に極めて単純に厳守している。

 生のはかなさ、豊かさは生きることの豊かさであっても人が栄えて生きることと同義では無い。不条理、はかなさ、人生の運不運などは生きることの大変さを顕わしている。 日本の文化は心の豊かさを自然の風情と共に伝えてきたと言える。

     

 画色の綺麗さは彩の不足かもしれない。日本的な文化の力が落ちている、そんな気がしている。

 

 

 

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