国家の興亡を決めるのは地か人か。ロシアとウクライナの戦争の卵を解き明かす
😩記事的には玉虫色の内容でありました。が、見方を変えて読んだら、ウクライナとロシアのどちらが悪いのかを見切れました。
気になった所から考察すると、ハッとさせられました。
- 2014年のウクライナ南部・クリミア半島併合
- 2018年に年金支給開始年齢を引き上げる改革を行なった。これに国民が猛反発してロシア全土で反政府デモが巻き起こり、プーチン大統領の支持率は急落した。
仕掛けたのはプーチン!そのせいで抱え込まねばならない福祉と国民生活のコストが膨大になったという。
╰(艹皿艹 )まさに昭和日本の満州攻めの二の舞ではないか。 あの時も昭和不景気にさいなまれた日本が打つ手無しで混迷した折、打開策として打ったのがそれだった。結果、不景気は鎮まらず、逆に国際的孤立が深まり、益々日本が窮地に陥った。
大国ロシアという思いから地政学的判断で危急とプーチンはソ連崩壊後のロシアを判断したのだろうか。
依って立つのは人であって地とは限らないことを彼は遂に知らないのだろう。こんな価値観では戦後日本の復興も米国軍の庇護だとしか見えていないのであろう。
プーチンのクリミア併合という悪手でロシアは窮地に嵌まっていったのだ。歴史を学ばないと日本人に放言したプーチンだが、自身が歴史を学んでいなかったということだった。
ミンスク合意など明らかにプーチンの要求である。ヒトラーのチェンバレンとの合意レベル何ものでも無い。ゼレンスキーでなくても自分でもその立場ならこれまでのロシアの不信極まりない行動から信じられるものではない。ウクライナとしては今のうちに防衛手段を少しでも講じるのは当然では無いか。
多少プーチン大統領を弁護するならNATOの東方拡大に脅威を感じたために起した行動とでもいうか。
だがそれがどうした!! ロシアという国家はプーチンの所有物ではない。そこを故郷とするロシア国民のためのロシアの大地でありロシアの国家の筈。国家とは為政者にとって国の民から借り受けた物である。
脅威を感じようが感じまいが為政者の為すべき義務とは国民の生活を豊かにすること、それを守り抜くことである。ソ連崩壊後だからといってGDPが伸びない国民の最低限の生活向上が果たせていないのでは職務怠慢の何ものでも無い。
その神聖な義務のためには弱小国だろうと超大国だろうと何の差も無い、等しく重大である。自分が見える範囲内の民が豊かであれば問題ないのか。為政者の義とはその程度であるはずが無い。
困窮しているからといって奪って富を得る行為は旧時代の踏襲である。日本の戦国時代、それでも日本の戦国大名は戦争しても領国経営は怠りなく努めていたのでプーチンはそれ以下になる。 「論語」でも多くの民に先ず豊かにすることを第一と教えた。
そして、孔子は何よりも信を第一として、兵器や食糧より勝るものと教えた。国状を国民に教えない、情報統制しきりで信など無い。
知られれば自分の地位、支持が危ういか。再度、だからどうしたである。
たとえどんなに苦境不況と雖も正確な自分達の立場、現在の自分の実力を知らないでどうして飛躍ができようか。己を知らなければ力を付けようも無いのだ。
それは自分達、限られた人々のみで占有するものではない。国民として個々が知らねば施策も何のために行うのか身にならない筈だ。
生産意欲なければ、善を進めない。国民の豊かさを愛せない為政者は信が置けないのだ。それは例え豊かになった国民から地位を追い出されようともである。
上に立つ者が公への義務を怠り、現場で働く者に誠、信・忠が無ければ社会は崩壊するのだ。
敵を知りて己を知らざれば百戦危うからず 孫子の名言だが、うしつぎには敵とは過去、向き合う人己の成り立ち歴史と解釈したい。
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