漫画で感想「どうする家康」4話
親の仇敵の防波堤が切れたのでキレた今川氏真。瀬名の実家・関口家も断罪しようとしますが、瀬名を妾にすることで許してやると言い出す。⏩この点だけは山岡荘八風なのかね。。。 だが実際は手込めにして挙げ句に指まで切らせて強引に助けの文まで書かせる始末でした。
曲者水野の案内で清洲城に出向いた元康一行。彼らどころか令和日本の視聴者達も異見噴出するほどの清洲城の異様。⏩某アニメの王都とまでとはいかないですが、清洲城は万人が収容できるほどな規模だったと📙で読んだ記憶があるうしつぎです。織田家と清洲城に忠勝もこれじゃ勝てんはと口から漏れる程に。
岡田信長の元まで織田家家来がその道を傍で固める。その道を進む元康は竹千代以来にして義元を討った信長と対面する。数正からこちらから礼を取ってはならないと言われていたが、結局は元康から口上と礼を取る。
それを見届けた水野は安堵して早々に立ち去る。元康一行は暫し逗留する。
尻を叩かれるのが喜びと変態な藤吉郎。髭顔なのはどの大河でも共通な柴田勝家。織田家は変わっていると忠勝の評価が少し修正される。
だがもっと修正したい岡田信長は見捨てたんだろうと元康に後妻として妹・お市を出すほど熱が入っていた。相撲にも熱が入っていた。⏩元康が巴投げしたのは良かった。
(* ̄3 ̄)╭織田松平同盟は地政学上でも勢力図からでも当然。この先例が今川義元の三国同盟ですからね。松平は国人衆からなる戦国大名だから直接統治は時間コストが大きい。故に傀儡政権でしか短期間で治められない。だから義元さんは一門として厚遇したのだし、それ以上に信長は引き離したいので確固たる同盟にしたい。
お市さんは実は人質時代の竹千代が気になっていた。お市は乗り気だったが駿府の情勢がそれを許さない。
駿府から妻子を殺すと脅迫された。見殺しに出来ない元康はお市との縁談は断る。身内に甘い定説は生きていた岡田信長は激怒して刀を元康の首に当てる。しかし、今度は怯まない元康が妻子をきちんと取り戻すと言い切って今川と岡崎で戦う決心をする。
その言葉になにかを見出した岡田信長は元康を帰国させる。遂に一門なのに今川家と手切れの戦いを決意する松平元康
o( ̄┰ ̄*)ゞまあ尤も義元さんも幕府権門なのに幕府と手切れしたんだけどねぇ。。。
同じ頃、今川氏真が家中に檄を入れて戦支度を始めたのだった。
☆感想
ようやく一人立ちし「始め」ました。
戦国の荒波を自分の判断で漕ごうとする元康。今川一門とか言っても主君では無い、最高司令官でもない。これまでは今川の主の命令に従っていれば良かったが、これからはそうではいられない。
情で身を滅ぼすなとは怖い顔でしたが確かに正言だった岡田信長さん。顔が怖いですがなにげに気に懸けているのが分かる。分かるが・・・旨い言葉が見つからないのが残念ですね。まあ、魅力でもあるし、「論語」でも剛毅木訥仁に近しだったかな。。。
大名として一家の主として動き始める元康さん。
改めて思うと、山岡荘八風の家康って相当美化されていたのではないかと思い直す。 考えてみれば幼少から青年時代までどっぷりと都会生活満喫していた人が大人顔負けの判断力で仕事できるのかとも思ったりする。
『どうする家康』 それは山岡荘八📙では、酷く育った家康の成長物語なのかも知れない。
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コメント
CIC担当殿、コメント沢山万歳です。
>ああ…、ここにも戦国時代の何たるかが解っていないのが、また一人…。
この方、短慮なんですね。それは痛い程分かりました。
>相当に入れ込んでいましたね。
勢力図でも地政学からみても価値はでかすぎる同盟ですからね。松平を滅ぼすコストはどう見ても無い。信長の方が喉から手が出ていたでしょうから。
>これからは、1人の戦国大名として生きていく日々が始まりますね。
浄土はあの世しかないですもんね。
投稿: うしつぎ | 2023年2月12日 (日) 21時17分
どうも。
やはり、氏真は武将としてはダメだなと考えた、CIC担当です。
雪が降りましたが、寒さで風邪などひかれていませんか?
外出から帰られたら、手洗いうがいをお忘れにならぬよう。
>親の仇敵の防波堤が切れたのでキレた今川氏
>真。
ああ…、ここにも戦国時代の何たるかが解って
いないのが、また一人…。
水野と戦っていれば、徹底的におちょくられ、
さらに血管ブチ切れで、脳卒中になってそう。
何故、家臣が主君に仕えるか?
その方が、メリットが大きいからです。
風林火山を見ていれば解りますが、所領安堵等
のメリットがあればこそ、仕えて、このままで
は所領が無事に済まないなどのデメリットが出
てくれば、他の主を探すのが、戦国時代。
今川家は、足利将軍家にも連なる名家ですが、
だからこそ仕えているのではなくて、太守たる
義元が、武将としても領主としても優れていた
からこそ、仕えている。
だから、氏真も自分に仕える事のメリットがあ
る事を証明しなければならない。
持ちこたえよと言いながら、援軍の1人でも送
らなければ、そりゃ離れますよ。
織田との緩衝地帯である三河を手に入れるため
に、父らを義元は厚遇した。
元康に自分の片腕の雪斎を師匠として、様々な
事を教え込み、教養も教え込んだのは、元康の
才能にほれ込んだ、義元の個人的な欲もありま
したが。
>岡田信長は見捨てたんだろうと元康に後妻とし
>て妹・お市を出すほど熱が入っていた。
小学校時代に読んだ家康の伝記でも、信長は元
康に書状を送って同盟を持ちかけましたが、相
当に入れ込んでいましたね。
それから、かれこれ三十数年前にTBSで渡辺
謙さんが信長を演じたドラマでは、真田広之さ
んが元康を演じ、同盟を結ぶ場面がありました
がこれまた熱が入っていました。
>戦国の荒波を自分の判断で漕ごうとする元康。
これからは、「どうすれば、いいんだ!」と、
叫びたくなることが、山の様にあるでしょう。
ですが、所領、家臣、領民を守るために己を
育て上げ、乗り越えていかねばならない。
いつまでも子供ではいられない。
今度は、自分の跡取りも含め家族も守らないと
いけない。
時に、家族を棄てる冷徹さを見せても、家を続
かせるために、正室、側室、そして子らを守っ
ていかねばならない。
これからは、1人の戦国大名として生きていく
日々が始まりますね。
投稿: CIC担当 | 2023年2月11日 (土) 18時07分