1年経過
うしつぎはこの戦争は1年で終わると思っていました。
その理由はソ連のチェチェン侵攻の期間が1年程度であり、本国にまで影響を与えたことを鑑みて言及したからでした。
ですが、そのソ連より国力が劣る露西亜は依然として戦争を止めようとはしない。
たかが歴史好きで書籍いくつか読んだ程度で国と国との戦争予想を解き明かせるわけも無いので、予想が外れるのは取るに足りない。が、露西亜はプーチン、メドベージェフから強気の発言が飛び出し、彼らの国民支持率が落ちない。
狂っている。 そう言えるし、言うのは容易い。
うしつぎはチェチェン侵攻からソ連崩壊の歴史を考えながら、現露西亜首脳部たちの強気な発言に大丈夫なのかなと不安がある。
戦局は明らかに露西亜軍に有利では無い。囚人まで戦場に駆り出すほどに戦線を維持する兵力は足りていない。
今更でも無いが露西亜は核は使わないし使えない。 今年劇場版放映が決まった潜水艦漫画の作者、英国の戦史家が看破したように核兵器は威嚇しか使えない。
ましてや日本でも未だに大人気なSF作品に出て来るF准将のような、自分達の都合しか考えない露西亜首脳部なら、逃げ場も消滅する核など撃てないと思われる。
🌀🌀🌀🌀🌀💡💡うしつぎは閃く。。。
o((⊙﹏⊙))o.プーチンらは諦めないのでは無く・・・諦めたのではないのか!
チェチェン侵攻からソ連は崩壊した。だがソ連崩壊の最後の"慶喜”はゴルバチョフだった。
ゴルバチョフはソ連崩壊で起きる国内の分裂、民族の差別と悲劇を食い止めようとしていた。それだからこそ今の露西亜の形が維持できたとも言える。
プーチンらは一年経っても打開できないこの時局でゴルバチョフのレベルエリアを維持できないと"諦めた”のではないか。
そう捉えるとメドベージェフがこの戦いに負ければ露西亜は崩壊するだろうとの発言は異なる観点から思考すべきだ。
あの発言は露西亜国内に向けただけでなく、自分達が維持すべきゴルバチョフのレベルを見限った言葉ではないのか。。
もしも、これが事実ならば・・・
(#`-_ゝ-)プーチンらは益々頭でっかちな自分達の都合を押し通していくだろう。
民族差別は広がる。戦争の為と称して更にホコリが前面に押し出される。ゴルバチョフが露西亜で保とうとした体、態を放棄しながら。。。
どこかの思想家がプーチンが日本の天皇のような存在だと言っていたが、嘗て国体を自身の玉体を以て維持しようとした日本の昭和天皇は、現露西亜にいない!
| 固定リンク | 10
「地政学」カテゴリの記事
- 露西亜・ニュースにアンスバッハを思い出す(2024.06.03)
- 露西亜の攻勢はウクライナの劣勢になるのか(2024.05.06)
- ニュースで「キングダム」の趙国大将軍を思い出した(2023.12.08)
- ハマス拘束のイスラエル人13人・タイ人12人解放後の見通しは?(2023.11.25)
- ロシアの■◇は丸見えでありまーす(2023.11.19)
「兵法」カテゴリの記事
- ハマスの攻撃(2023.10.10)
- プリゴジン氏の死に未だに人は繰り返すと史は語る(2023.09.02)
- 滅びの鉄則(2023.07.09)
- うしつぎが視聴した瀬名さんマニフェストの感想(2023.07.01)
- 瀬名さんの平和を倒すのは古からの安寧の心です(2023.07.03)
コメント
CIC担当殿コメント万歳です。最近PCが調子悪くてこちらも動かすのに調子が出ないです。
>他にも様々な兵器が必要に張ります。それらも完全に打ち止めのようですね。
不足な状態をなんとかするのが参謀の仕事である。坂の上の雲でも高橋さんの源太郎が言ってました。
だがしかし、戦略を決めたのは政治家プーチン。日露戦争では日本は日英同盟の戦略の下ごしらえあってこそ戦えたのです。
歴史を知らないと日本にうそぶいていたが自分が知らずにいて始めた戦争でしょうかね。呆れる。。
>もし戦争に勝てなかったらロシアは5つの国に分裂すると言われています。
中世欧州の独状態ですか。さもあらん。中国がほくほくですね。
>ロシア民族は強引にでも自分たちを引っ張っていってくれるタイプが好みのようです。
うしつぎもそのように聞いたことがあります。ならば民主主義など時期尚早でしょうな。選挙があれば民主主義と思わない方が先入観外せるかな。
>とっとと亡命するしかなくなる。
ここまでやらかして亡命先が見つかりますかね?ナポレオン・ボナパルトでさえセントヘレナ島でしたよ。
> 一つ言えるのは、クリミア半島派兵。これは、絶対にやってはいけなかったんです。
当時から当ブログでも危険を記事にしてた記憶があります。あの時はたしかモンゴル軍の進撃ルートからキエフ辺りが注意とキーボードで打ち込んだ筈。。。
今更ながら歴史に堪能しておいてバカマスコミとEUボケ政治家たちの言葉に左右されなくて賢かったですわ(笑)。
>荒巻義雄氏の艦隊シリーズでは、大陸国家は現状変更を求めるのが、必然という事らしいです
当今、異世界作品がアニメでもラノベでも沢山輩出されています。
ですが荒巻義雄さんの艦隊シリーズほど膨大な資料と鋭い考察で日本と世界の将来像を現世でも唸らせるほどの異世界作品を、私はこの作品以外でまだ読んでも見てもいないです。
陸上国境を持つ大陸国家では巨大であればあるほどに猫と鼠の如く緊張感が心中で渦巻いているのでしょう。
そして、それを「現状維持」のために現状変更過敏症候群となるのではないかとうしつぎは考えます。
彼らにとっては現状維持のための行動だと思っている。
これを防止するには露西亜のEU加盟は確かに一計であったと思います。
>身から出た錆ですけど。
今まで散々条約、信用、契約を踏みにじってきましたからねぇ。一体、露西亜の誰がこの信用負債を清算するのか?
>いつも長文になって申し訳ありません。 周囲に、こういった討論ができる相手がいないので、ついいろんな自分の意見を描いてしまいます。どうかご理解のほど、願います。
いえいえどういたしまして。むしろ、この様な意見を言い合えるに足る教養持ちと評価されているようで嬉しくもあります。
今後も宜しく。
投稿: うしつぎ | 2023年3月 4日 (土) 15時14分
こんばんわ。
ペースが戻ってきたゆえに、ガンダムUCの二次創作のペースが戻ってきて、今度はCIC担当版第二次世界大戦の一次創作も書けるかどうか試してみようとしているCIC担当です。連合軍にイタリアと日本が加わっているかなり異色の小説です。無論楽勝ではありませんが。軍用機や軍用艦のせっていづくりはたのしいものです。
>戦局は明らかに露西亜軍に有利では無い。囚人
>まで戦場に駆り出すほどに戦線を維持する兵力
>は足りていない。
この上、補給線があちこち絶たれ、砲弾や弾薬
も欠乏していると悲鳴を上げているのがPMC
側。ロシアの縦深戦術を採用するもしないも、
準備砲撃で大量の砲弾が使用され、歩兵を中心
とした戦闘になれば、小銃及び機関銃の弾丸、
迫撃砲の弾丸とこれまた弾丸が必要。
軍用車両を叩くには、対戦車ミサイルが必要。
必要なもの尽くしです。
他にも様々な兵器が必要に張ります。それらも
完全に打ち止めのようですね。
もし芝居なら、ウクライナ兵を引きこみ、包囲
殲滅するという、稀代の用兵巧者がロシア軍に
いるという事でしょうか、戦死するは、入れ替
わるわ、分裂するわで、滅茶苦茶なので間違い
なさそうですね。
>プーチンらは諦めないのでは無く・・・諦めたの
>ではないのか!
個人的には、あきらめられないのではないで
しょうか?
以前ですが、ある記事を見て、もし戦争に勝て
なかったらロシアは5つの国に分裂すると言わ
れています。
史上稀に見る混乱のただ中でいられるほど、
プーチンも、図太くはないでしょう。
それに亡命先も、確保しないといけない。
これはある書籍を見てきたときの文にあったの
ですが、ロシア民族は強引にでも自分たちを
引っ張っていってくれるタイプが好みのようで
す。その力ないと考えれば。その地位をはく奪
されるでしょう。
ロマノフ王朝にしても、ニコライ二世はどっち
かというとインテリ系。
父のアレクサンドル三世は、冷徹な親分タイプ
のロシア人向け。
プーチンもそのタイプ。
故にプーチンらしさが失われれば、弱気になっ
た彼に対する支持はがた落ちとなり一体どうな
るか。とっとと亡命するしかなくなる。
>一年経っても打開できないこの時局
この一年で、停戦条約等でウクライナから戦争
を終わらせるよう言わせて有利な条件で終わら
せれば戦争は勝利。
それが出来なければ、多数の戦車軍団がウクラ
イナ軍に加わる事になります。
最新鋭のT-90MにしてもM1A2やレオパ
ルド2A5、チャレンジャー2といった欧州の
主力戦車を蹴散らすには力不足も甚だしいで
しょう
訓練が終わるのが、おそらく7,8月。
そのころまでに決着をつけないと、大損害を
被っている機甲軍団は物の見事に壊滅するで
しょう。
そして東部戦線が片付きでもしたら、えん戦気
分と士気の低下が南部戦線、クリミア半島にも
伝わって惨敗するでしょう。最悪クリミア半島
も失われるやもしれません。
一つ言えるのは、クリミア半島派兵。
これは、絶対にやってはいけなかったんです。
結局の所、この成功体験が、今回の派兵を決め
たといっても、さほど間違いではないと考えま
すロシアが喉から手が出るほど欲しがってい
る、不凍港の一つ、黒海ルート。
されど、力による現状変更はそれに対する反感
が、必ず出る物、今回の膨大な軍事援助に隠さ
れたメッセージは「これ以上はやらせない」こ
れにつきます。
いい加減に力による現状変更は、やめていただ
きたい、絶対に戦争につながる。
こんなの、近代以前からの教訓ですよ。
ただ、荒巻義雄氏の艦隊シリーズでは、大陸国
家は現状変更を求めるのが、必然という事らし
いです
これに関しては、檻に入った猫と鼠の話という
のを聞いたことがあります。
たとえ、檻の中にいて猫が鼠のちょっかいをさ
れなくても鼠はストレス性の胃潰瘍を発症する
そうです。
ロシアとしては、何としても緩衝地帯が欲し
い。
まして、ウクライナがNATOに加入している
状況では、何としても引きはがす必要もある。
ま、それ引きはがしてもポーランドがいます
し、フィンランドとスウェーデンもいます。
身から出た錆ですけど。
それだけの条件を盛り込めるだけの勝利が、是
が被でも必要でしょう。
このまま、砲弾やら、機甲軍団やらがウクライ
ナに届けられれば、今までの投資で得られたも
のがすべてパー。
プラス、様々な国際法違反で国際社会で裁かれ
るどんなに反論しても聞いてはもらえないで
しょう。
その時になった時、プーチンは当然として、ど
れくらい亡命するのやら…。
いつも長文になって申し訳ありません。
周囲に、こういった討論ができる相手がいない
ので、ついいろんな自分の意見を描いてしまい
ます。どうかご理解のほど、願います。
投稿: CIC担当 | 2023年2月26日 (日) 22時58分