« 先んずれば人を制すのかと「どうする家康」から思う | トップページ | 平常心でみた「どうする家康」第23話 »

映画「キングダム-運命の炎-」

佐藤信介監督のカット話㈠

 

👉🏻👉🏻

今作はここから始まった。
昌文君の報告とナレーションは👉🏻#107
物語は👉🏻#109

 

Photo

 

この二話がどのくらい削られのか・・・

 

             
            

  1. 青文字は映画オリジナル
  2. 斜線は原作と違い訂正orカットされている箇所
  3. なんんでなのは映画上大幅にカットされた箇所

 

#「趙の蹂躙じゅうりん」
 連戦連勝を続ける秦軍。しかし、隣国は手薄な秦をほっておくわけがなかったのだ。国境付近の城、馬央。ここでも連戦連勝の報が伝わり、畑を耕す農民が元気に喋っている。

 

 のどかな耕作の光景。しかし、農夫の子供が旗が一杯としゃべり、城壁の守兵が敵襲をしらせる。隣国・趙が国境に迫ってきたのだ。

 

 敵軍は十万以上、守兵にはこんな大軍防ぎきれないと嘆く。城主の段歯はうろたえるなと兵を鼓舞、弓兵を城壁の上に配置する。そう易々と馬央は落ちぬ、最前線を張る城の実力を趙の鼻たれ共に教えたやろうぞと息巻く。

 

 城壁の配置が完了したその下では、趙の副将・公孫竜将軍が城攻め開始に弓隊を前に出す。公孫竜って名家のあの人かね?? 風雲急を告げる空に雷が鳴りひびく。 雨が激しくなる中、都・咸陽に急報を告げる伝令が到着する。報告を聞いた秦王・政、呂丞相、李斯ら群臣達の表情が一変する。。

 

 

 

 隣国・趙が攻め込んできた!軍勢十万以上、最前線の城・馬央関尹に!!  報告では馬央関尹から援軍を求める狼煙が上がったと伝える。それを聞いた昌文君、李斯も一様に不可能という反応をする。 隣国・韓を奥深く攻め込む二十万の軍勢があるので中央地帯は自らを守る軍勢は無し、最前線の「馬央」昌文君は麃公将軍が魏の丸城に攻め込んでいるため中央地帯は自らを守る軍勢は無い。「馬陽」が陥落すると国内に攻め込まれてしまう。。。

 

 群臣たちもこのままでは二十万の軍を呼び戻す時間は無いのにどうすればいいかと思案する。しかし、苦慮する秦王・政が断を下す。

 

「今すぐ中央一帯に緊急徴兵令を下し、十万の軍勢を立ち上げよ。最前線の援軍に向かわせる。」 流石に弱年たるとも名君です!これは生涯変わってませんね。

 

 群臣は王の断に驚くが、呂丞相は澄ました態度でその決断は軍議で決めるから最初に軍司令官の昌平君をここに呼ぶと王に話す。軍司令官の昌平君をここに呼ぶように王は話す。かつての王弟陣営で知者の肆氏が呂氏陣営の発言権を懸念する。  しかし、政は手遅れになると語気を強める。そんなことは言っていられないと。

 

 嘗て秦が長平で大虐殺を犯して以来趙の憎悪は尋常でなくなった。その趙が攻撃をするとなると死をの陥落だけでは済まず、蹂躙されることになる。急がねば最前線には秦人がいなくなると最悪の予測を述べる。

 

 

 

 趙の蹂躙が始った 趙は城攻めをしながら近隣に別働隊を放ち、その行く先々で殺戮強奪の限りを繰り広げていた。 老若男女関係なく殺され女は犯された後に殺され棄てられた…。⇒特区日本のブラックリベリオン事件だナァ・・・。 その別働隊を買って出たのはもう一人の副将だった。

 

「け、結局のところ、こ、これが、単純なる唯一の摂理だ、し、秦よ。」 万極将軍なる者は犯した女の死体を積み上げ、その上に素っ裸でいた。 そこに伝令から馬央陥落が知らされる。 今から行くと万極が答える。

 

「ち、趙王は龐ケン様を大将軍に、龐ケン様は俺を副将にした。ち、趙軍は新しく生まれかわったのだ。」

 

「もはや秦は逃れられぬ。 う、受け止めよ、秦。 我等の闇を。 ち…ちち長平四十万の呪いを。 す、全てをかみしめよ。 お、お前達の苦痛の朝は空けたばかりだ。」万極将軍は叫ぶと剣を振り下ろした。   幼子の屍骸が無造作に捨て置かれていた。

 

 

 

 関尹馬央城陥落、周辺の殺戮は明けてすぐに秦王・政にもたらされた。嘗て受け止めた呪いの悪夢がよぎるのか顔をうずめている。 すぐに都から緊急徴兵令を伝える早馬が各地に走り、戦える全ての者に強制的に徴兵していくのだった。⇒総動員令かいな。。。

 

 そんなこととは露知らず、あの主人公は修行三昧の日々に変化が訪れていたのだった。

 

 崖を登る少年は崖から蹴り落とされてからどのくらい経つと後で登って来る男に訪ねていた。男は四ヶ月くらいですかねと答える。 登りきった少年はそっかと切り出すと、結構かかったなとふてぶてしい笑顔で喋る。

 

 そう、あの信が帰って来た! しかも、隣には気弱な性格がどっしりした腰つきの武士のように変化した渕さんまでいた!! 

 

 あの唇将軍、ただじゃおかねえぞと元気一杯な信、はいと腕組みして傷だらけな渕さんが王騎将軍の平定修行を遂に完了したのであった。 崖下ではすっかり部族衆から英雄扱いの賛辞、全員から万歳されている信たちであった。⇒あのオ…、万歳って皇帝にしか許されないのがこの時代じゃなかったっけ???

 

 

 

 

 

 

quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」080508

 

Photo

 

(*゜ー゜*)やっぱり映画って鰹節ですわ。。。

| |

« 先んずれば人を制すのかと「どうする家康」から思う | トップページ | 平常心でみた「どうする家康」第23話 »

始皇さらば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 先んずれば人を制すのかと「どうする家康」から思う | トップページ | 平常心でみた「どうする家康」第23話 »