映画「キングダム-運命の炎-」原作編集17
キングダム 第122話
二週連続巻頭カラー!
更に信と姜廆のツーショットおお!! (当時)
今でも二人のツーショットはなかなか無いなぁ〈2012年追記〉
#「特攻」
信が率いる「飛信隊」が趙左軍の真横に見つからずに移動できた。飛信隊は趙左軍と秦右軍の戦いを陰から見ている。戦況は秦右軍が押している筈なのだが…。
千人将・壁が進め進めと前進命令する。⇒二倍近い趙軍と猛烈に戦う秦国兵士たちの戦いぶりが凄い。 しかし、無類の戦上手と王騎将軍からも認められている馮忌は前線を退かせて、両翼の配置を命じた。本陣で眺めていた王騎将軍も半分は左軍の実力、半分は馮忌の罠(戦術)だと見抜いていた。
やがて趙右軍の前線が後ろに逃げる。逃げたと秦兵は勢いで追撃するものの、前線が崩れる程の手応えに罠の臭いを感じ、壁は待機を命じる。しかし、勢いづいている部隊は更に追撃してしまう。
趙の重装歩兵部隊が殺戮の刻だ、ハゥと一斉に連呼する。そして、左軍の悲劇が始まった。
秦兵が勢い余って趙の重装歩兵の棘付き盾の長城の餌食となる。勢いを止められた左軍の次に来たのは右翼からの矢の雨だった。壁の不安は的中し、秦軍は死体の山ができていく。 遠くから戦局を見ていた貂たちも秦軍の悲劇を絶叫と共に見聞し、これから趙右軍に突入する飛信隊も、一部から士気が下がる兵士が出てきたのだった。
さあ、飛信隊の出番です!! 隊長の信が隊形を組むよう命じる。突撃の隊形は縦長の縦深陣で一直線に敵将まで突っ切ると命令を部隊に伝達する。⇒縦深陣は突撃にはうってつけです。ナポレオンはよくこの陣形を多用して勝利していました。突撃の弾頭の位置に怪力伍長の4名、中鉄、山加、田有、そして竜川を選んだ。しかし、竜川に戦意が感じられなかった。山加が怖気づいたのかと問うと、答えは伍長の一人、有義松左が語る。
竜川に子供ができたのだった。死ねば子供は片親、自分は子供も見れない。しかし、それを言うなら俺たちだって死にたくねえと部隊に厭戦気分が生じようとしていた。しかし、信はそれにつきあわずに話を一旦戻した。
信が話をする。俺たち飛信隊は一本の飛矢であり、敵将の所まで届かなければ全員死ぬ。しかし、自分たちの死だけでは終わらずに左軍から自分達の家族まで死んでしまうと事の重大さを告げる。
厭戦気分が止まり、全員が話を聞いていた。この戦いに負ければ趙軍が国内に侵入し、虐殺が始まるのだと。先の馬央関尹では一人残らず赤子が頭を潰されて血の池に棄てられたと伝え、部隊全員がその悲惨さに涙を流す。信は理由は分からないが奴等はマジなのだと言い、竜川にも勝たなければお前の子供もそうなるかもしれないと告げる。これはそういう戦いなんだと信が最後にまとめた。⇒「長平」が理由だろうがそれを告げる意味はこの場合には無い。戦う理由は信が言うように、相手が手加減するか否かにあるだけなのだから。 部隊全員の顔が一変し、竜川も地面に頭を叩きつけてまず一つ勝ちをつかもうと覚悟を決めた。 副長の渕、姜廆、伍長の尾兄弟、そして飛信隊全員が士気を取り戻した。⇒皆の顔がカッコイイ!!!
将として著しく成長している信に感動した! あの武勇を誇るだけの猪武者がよくぞ…。 自分達が飛矢だと戦略の位置付けもしっかり把握し、部隊の士気をしっかりコントロールできる将の片鱗まで見せてくれました。。⇒戦争では戦略をきちんと把握できる下士官が勝利に欠かせません。下っ端は従うだけでいい訳はないんです。
遂に飛信隊が突撃する。 趙軍が敵襲に気付いたが、構わずに信が縦深陣で突撃する。しかし、趙軍は秦右軍の猛攻を止めた棘付の盾を前方に並べてきた。戸惑う飛信隊から一人の伍長が盾に向かって突撃する。それは覚悟を決めた竜川だった。
quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」080807
今回から原作話の核が映画にどんどん入っていくよ。。。
映画「キングダム-運命の炎-」
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