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映画「キングダム-運命の炎-」原作編集21

佐藤信介監督のカット話二十一 

物語は👉🏻#129 &#130

  ハイライトなので原作2本連立にします。

  1. 青文字は映画オリジナル
  2. 斜線は原作と違い訂正orカットされている箇所
  3. なんんでなのは映画上大幅にカットされた箇所

 

キングダム編 第129話

 

#「飛矢」
 趙右軍本陣。その右軍大将にいる馮忌が飛信隊と秦左軍の残軍に肉薄されている。俺の戦術に誤りなどないと言う馮忌だったが…。

 

 馮忌は考えていた。ここまで肉薄されているのは戦術に誤りがあったのかと。

 

 その馮忌を狙う秦総大将・王騎は泰若自前と、戦局を学びに戦場を傍観している秦の軍師学校生徒の河了貂は祈るように趙右軍と秦左軍の戦場を見ている。

 

 左軍の将・馮忌に肉薄している秦軍であったが、本陣の守りは固く趙右軍本陣の精鋭たちが秦の兵の首を挙げたり、突き殺していた。 秦左軍にいる壁千人将の部隊も本陣に駆けつけようとする趙兵を遮断するのがやっとであった。部隊の兵たちが抑えられないと悲鳴を上げるが、壁の副将・北朱が怒鳴りつけて一人も通させるなと厳命する。矢で重傷を負っている壁は肉薄されても尚固い守りをする馮忌に首級の道は遠いと嘆き、飛信隊の伍長・竜も本陣はビクともしネエと根を上げている。 

 

 諦めていない男達よ!しかし、隣にいる伍長の尾兄弟達はまだ諦めてはいなかった。自分達の隊長、同じ戦友の信に頼むぞと心で祈りを絶やさない。⇒ ( ̄Д ̄;;嗚呼、尾兄弟の念がひしひしと伝わるかのような必死の形相です。。

 

 馮忌の首を取らんと本陣に突っ込んだ飛信隊隊長・信と副長・姜廆は攻めあぐねていた。本陣の兵達を突破できない。埒が明かないと焦った姜廆は馬から降りてシユウの技で決着しようとする。しかし、信がそれを止める。 

 

 何だと焦る姜廆を尻目に信は疲労困憊でありながらも、敵将・馮忌を凝視し続けていた。一瞬の隙を見逃さぬとばかりに視認できる距離まで迫ってきた馮忌を狙う。

 

 秦左軍軍将・干央は未だに馮忌まで迫れないでいた。本陣の精鋭たちをしぶとく殺している。

 

 

 

本当の敵は?? まだ討ち取れない敵軍軍将(干央)に本陣の兵達はイラついている。しかし、馮忌は本陣まで肉薄された原因は干央ではなく、横撃してきた小隊(信)であると横にいる騎馬の信を見る。馮忌は是までの戦術を省みていた。


 横撃した小隊が此処まで肉薄できたのは俺が両翼を挙げたからだ。→敵(秦)左軍一万で突っ込んできたから両翼を挙げて包囲した。→だから小隊が本陣まで届いた。上げなければ来れなかった。だから偶然だ。

 

Σ(゚д゚;)両翼を上げたから小隊が突っ込んできた。⇒俺は両翼を上げさせられていた!⇒そうするように王騎が一万で突っ込ませてきた⇒故に偶然じゃない、俺が第一手で嵌められていたΣ( ̄ロ ̄lll)

 まんまと嵌めていたと秦本陣で副将・騰が馮忌の戦術好きが仇になりましたねと大将軍にコメントしていた。 王騎はなまじ大技をしかけたのに注意が足りなかったですね、攻撃大好きなんですね、たまには受けも意識しナイトと手の内を明かす。


(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ まるで奇策無しのルルーシュを笑っているみたいだ。。。

 自ら率いずとも戦場を操った殿は天才だと騰が誉めると、笑いながら長距離戦もまんざら嫌いじゃないんですよと秦六将の貫禄を見せ付けていた。秘策無い戦術を駆使するのは将軍の資質ではありません。

 

 

 

 自分が踊らされていたことに気付いた馮忌が顔をしかめながら戦場を離脱しようとする。本陣の兵を二つに割って逃げていく。自分を殺せなければ王騎の戦術は失敗なんだから。 

 

   しかし、逃げるには遅かった。。。

 

 予め馮忌の逃走ルートを予測していた王騎が小隊を差し向けて、秦の旗を沢山そのルートの前に潜ませていた。 逃げてきた馮忌の部隊に沢山の秦の旗が目に映る。敵味方ともに驚愕し、その場に立ち尽くす。⇒三国志でもおなじみの偽兵ですね。女性の兵士も混じっていますが、これは問題ないです。秦の徴兵では女性も含まれていたそうですから。(唯、統一後は女性の徴兵は廃止した) 一瞬は戸惑ったが、馮忌が偽物と見抜き進めと命令する。しかし、兵たちの足は一時も止まってしまった。追撃してきた秦右軍の干央の部隊に追いつかれてしまう。

 

 是まで、我が主の前で策をひけらかすのは10年早いと干央が馮忌を罵る。負けじと馮忌がこの戦いで始めて怒声を上げてお前たちの方を完全に葬り去って策に溺れたのがそちらだと言い返す。⇒完全に野球で言うところの“目を切った”状態にナッてしまいました、馮忌

 

 干央はお前の命運は尽きたと述懐する始末で、切れた馮忌がこちらの台詞を返すとばかりにそいつを殺せと喚く。⇒目を切ったことの自覚すらないので干央も呆れ気味では??干央は馮忌に殿の冷が届くぞと叫ぶ時、言うなり、馮忌の時が凍る。その瞬間を待っていた者の存在を忘れた。

 

飛ぶ猛禽と化した信が獲物(馮忌)を襲う!!! 本陣の死闘から一時も目を切らさなかった鷹の目の信が羌瘣の手を使って馮忌の所まで飛ばしたのだ。に襲い掛かる。逃げた馮忌を追撃し、騎馬から半数になった本陣の兵たちを飛び越えて敵将に飛び掛る。上からの奇襲に護衛の騎馬兵達は意表をつかれてしまう。上からの敵襲に気付いて、しまったの馮忌が見たときには…、信の袈裟切りをモロに受けてしまった。 敵味方がこの瞬間に全てが止まる。

 

 時が動くと…、地に倒れた信の後から馬上から物言わず屍となった馮忌が血反吐を吐いて地に倒れて動かなくなった。 最期まで祈っていた伍長の尾兄弟達飛信隊のみんなが蒼い顔から一転して涙の表情に変わるとともに、秦軍から喚声が沸き起こる。最期までついてきた飛信隊全員が涙涙の歓喜をあげている中で、見事に馮忌を殺した信はとったぞと敵将を眼下に見ていた。

 

 

 

 魏戦で呉慶を討ち取ったヒョウ公大将軍の時のような歓声を信が受ける!! 

 

将として武人として並々ならぬ成長を果たした成果に万歳!!!!

 

quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」081004

 

 

キングダム 第130話

 

#「名声」
 遂に信が馮忌を倒す。秦左軍を壊滅寸前まで追い詰めた将軍が自分の側で骸になっている。名だたる将軍を倒した武功の大きさに次第に信も実感が…。

 

 興奮が次第に高まる信に騎馬の左軍軍将・干央が近寄る。干央が小僧と切り出し、殿から隊の名を授かったかと問う。信は飛信隊と答える。ウムと言った干央は…、

 

“趙将・馮忌の首!飛信隊 信が討ち取ったぞぉ!!” 声出せぬほど疲労していた本人に代わり、干央が馮忌を倒した信の名乗りを代わってくれた。軍将にまで称えられる信は身体で歓喜を表し、隊の皆も涙で喜ぶ。 いい将軍だ干央さん、さすがに王騎将軍の側近 あ、でもこれで信は敵味方から狙われてしまうんですね…。 とすると暗殺でシユウ関係が遂に出てくるかな。

 

 本陣から信の活躍を見ていた王騎将軍は、お見事です童信とさわやかに称えていた。⇒この信に最後まで任務を与えた将軍の器がすごいなぁ。。。

 

まんまと将軍を殺されてしまった馮忌本陣の騎馬隊は仇とばかりに信に襲い掛かるが、主将亡き家来など将軍倒して意気上がる干央の部隊になすすべなく蹴散らされる。

 

追撃戦をしていた趙右軍の両翼と中央は本陣の旗が秦に代わっていることを見て愕然とする。さらに儀兵の秦旗の多さを見て大軍に本陣が奪われたと誤認、とうとう趙右軍が四散してしまう。

 

右軍崩壊では片翼もがれたも同然な趙全軍。軍師・趙荘は全軍に退却を命じ、鐘を打たせて旗を掲げる。蒙武の猛攻に陣立てを変えていた中央軍、秦右軍をボロボロにしていた渉孟、万極将軍の部隊も不審ながらも軍令に従った。

 

 誰が見てもこの一日の最大武功を挙げた信。信は傷だらけの壁千人将に駆け寄るが、壁はよくやったなと掛け値なしの最大賛辞を捧げる。信は壁の部隊が食い止めてくれたから討ち取れたんだぞと半ば謙遜半ば本音で答える。 信は話半分で残りの飛信隊を救出に向かう。

 

 既に伍長たちが探しているが誰もいない。伍長・尾兵が誰も立っていねえと泣き、信が呆然としてどうしてだよおおと怒鳴る。悲しみの一色に染まらんとする時、姜廆があそこと指差す。そこには…、

 

 なんと飛信隊の主だった者は無事に逃げ延びていた! 砂塵の中から副長・渕さんが信殿よくぞと声をかけてくる砂塵から皆さんが出てきたらあの世からだと思いましたよ。。。皆が無事を喜び合って抱き合ったりしている。壁はそれを見て信は本当に隊長になったなと褒めている。

 

 秦本陣も敵陣の対応を褒めてから秦全軍に退却の鐘を打たせる。序盤戦を飛信隊の活躍で手ごわい馮忌を倒した。明らかに先を見据えた王騎将軍の先手が制した感で、戦場を遠くから学んでいた軍師学校の生徒たちで河了貂はでかしたと仲間の信を大きな声で喜んでいた。これで学校俊才の蒙毅は無視できないと信の戦果を師の昌平君に伝えて、昌文君一派を警戒するだろうなぁ。

 

 緒戦の夜、王騎将軍から酒が飛信隊に振舞われた。酒を痛飲している尾平は伍の慶さん相手に信と馮忌を何度も語り聞かせている。いい加減うんざりしている他の伍達。その中で信は副長・渕さんからまた一人伍の者が死んだと聞いて元気で入られなかった。これで十九人の戦死に心が痛む信に、それを見ている姜廆、死んだ奴に笑って送った方が喜ぶと歴戦の伍長・沛狼が信を元気付けていた。


あれだけ激戦くぐって100名のうちに戦死者17名で済んじゃうのってすごくないか???

そんな信の空気読んだかのように労いにきた王騎将軍!! こういうときこそ大騒ぎしなさいと信に王騎将軍が労いにきた。大将軍直々の労いに飛信隊がかしこまる。 王騎将軍が童信と切り出す。 将軍は部隊に隊名を与えた理由が分かりますかと問う。信が呼びやすくするためと答えるが、将軍は憶えやすくするためです、敵も味方もねと言う。⇒まるで愛弟子に言うかのような王騎将軍の表情がGJ!!

 

 干央があの場であなたの名と飛信隊の名を明らかにしたおかげで、超軍には貴方達の名が広まっている、更に名だたる将軍・馮忌を倒した信の名は中華全土にまで広まるでしょうと将軍は言う。

 

 全員驚愕する。噂程度にしかならないと将軍は付け加えるが、信はそうやって大将軍にまで上るのだと初心を新たに固める。改めて皆さんよくやりましたと将軍が慰労するのだった。

 

 

 

 これアニメ化してくんないかなぁああ。。。。一年じっくりかけてさぁ。。(当時)

 

 

 

φ(・ω・ )メモメモ2012年回顧

 

私の願いはキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

 

quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」081008 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Photo

 

原作話129、130が映画のハイライトですから殆どを原作話に沿ってますね。

王騎将軍と信の会話は原作話通りです。の馮忌が再び距離を取るところは入れて欲しかったなぁ。。。

 


映画「キングダム-運命の炎-」

      1. 紫夏篇1
      2. 紫夏篇2
      3. 紫夏篇3
      4. 紫夏篇4
      5. 紫夏篇5
      6. 紫夏篇6🔚

 

 

 

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