プリゴジン氏の死に未だに人は繰り返すと史は語る
(ToT)/~~~モスクワの恩恵を受けつつも、モスクワに兵を向けて進軍し反乱の一線を越えたときに、三国志の故事を思い出した。
そして、その後の彼の経緯を聞く度に彼の運命の炎は歴史の故事を繰り返すのみとうしつぎは予想していた。
~(>_<。)\8月下旬、遂にその通りになってしまった。。。
中国は古代三国時代の頃、 蜀の諸葛孔明が五丈原で陣没してから魏王朝では朝鮮半島の直近遼東半島にいた公孫淵なるものが燕国を僭称して反乱を起す。 魏帝は対蜀戦争で功のある司馬懿を討伐軍総大将に任じて事に当たらせた。
魏帝は出陣の折、司馬懿に問う。 公孫淵はどう動くだろうかと。
司馬懿は下問に答える。
- 公孫淵が最初から城を捨てて逃げるのが彼にとって上策。
- 遼水を根拠に大軍に抵抗するなら彼にとって中策。
- ただ襄平を守るのみなら彼にとって下策でしょうか。
正に今回亡くなったプリゴジン氏の運命の炎の未来そのものである。
モスクワに兵を向けたプリゴジン氏を公孫淵と捉えれば、見事に彼の危うさと運命は歴史で繰り返されてきた証左と分かる。
司馬懿の上中下策を彼に与えれば以下のようになるだろう。
- モスクワまで行かないで失敗するのなら即モスクワプーチンの手の及ばない所、国まで亡命するのが上策。
- 反ロシア側の後援ないし受け入れてくれる場所を根拠にプーチンに抵抗するのが中策。この場合はウクライナで抵抗する形だろうか。
- ただ自分の根城を守るのみ、ただワグネルの活動領域、すなわちプーチンが分かっている場所でうろうろするなら下策。
重ねて司馬懿は希に賢者が戦う前に彼我の力量を判断して戦わずに逃げる策を採りますが、公孫淵はそこまでの人では無いので中、下策を採るでしょう。故に私の虜になるのは必定でございますとまで言い切っている。
( ̄m ̄)だから、プリゴジン氏が亡くなっても、うしつぎに驚きは一切無かった。
始めて三国志に出会ったのが横山三国志だった。あれからどれほど歴史を読み続けてきただろうか。
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