第36話 杏はうまい まつのした

於愛日記

於愛は最初の夫を戦で亡くした。後を追おうとしたが娘が居たのでできなかった。お葉の方にお仕えすると、辛くても笑いなされと教える。真面目に働き、時にはつまみ食いする殿とも知らずに尻を叩いて叱ってしまうこともあった。

そして、正室・瀬名様から殿を支えよと側室に推挙された。笑顔がよいと家康は褒めてくれるが、それは作り笑いなのだと思っている。

真田昌幸は北条に沼田を明け渡す代わりに徳川の姫が欲しいという。白羽の矢が立ったのは本多忠勝の娘・稲。だが父も娘も納得せずごねる。家康も困ったが、於愛も困った。稲をなんとか説得することにする。

💥家康が内外でも忙しい折、事件が起きる。　

発端は鳥居元忠が、甲斐にいた時に主命に背いて武田間者の千代をかくまっていた。　それが発覚して渡辺、本多忠勝らが引き渡せと鳥居の屋敷に殴り込む。　乱闘になったので正信が於愛様に仲裁を頼んだ。

於愛は殿が帰ってくるまで預かるとして誰も罰しなかった。

家康が大阪から駿府に帰ってきた。駿府で千代、鳥居、本田たちが殿がいる部屋に集まる。本田は取り込まれておると武田の間者だった千代を信じていない。主命に背いたが鳥居はこいつに間者働きはさせたくない、主命でも従えぬ事があると本意を変えない。千代は騙されたと言っている。

家康は既に亡くなっているため正室がいない鳥居に千代と夫婦になることを許す。家康は千代を恨んではいなかった。お前はお前で生きれば良いと。鳥居は平伏して主命を受ける。

北条との折衝はうまくいっていない。

於愛は胸の痛みを覚えている。それでも家康に笑って欲しいと、どんなときでも笑顔を絶やさない。自分は偽っている。。。

そして、最後に於愛は家康に最も愛する築山殿と信康殿のお話を聞かせて欲しいと頼む。喜んで家康は於愛に瀬名と信康の事を話して聞かせる。

　その後、真田への輿入れも決まる。真田について対処したので北条も遂には上洛をすることになった。但し弟の方であるが･･･。

⤴✊盤上をひっくり返す

　秀吉は家康の交渉結果に納得しなかった。真田が可哀想だから半分分け与えよと、北条は当主、先代も上洛してこないので意味が無いと。家康はそれでは北条は納得しませんと井伊と共に言う。

　秀吉は従わないのであれば成敗するまでと打ち切ってしまった。肩を落す家康に黙っていた秀長が慰める。井伊は大納言様、殿下は始めから征伐する腹だったのですねと問う。　秀長は肯く。

　兄は自分の意見を益々通すようになってしまいましたと嘆く。今では兄の周りには厳しいことを言う家来は殆どいない、言うのは姉の北政所と家康殿のみですとはっきり言う。
　驚く家康は弟の貴方がいるではありませんかと返す。だが秀長は首を横に振る。

　私は病もちです、もう長くは生きられませんと自分の寿命をはっきり伝える。愕然とする家康に秀長はお気を付けなされ、兄の周りには危険な輩までついてくると忠告する。

💢💥💥その時、銃声が鳴り響く。驚く家康達だが秀吉は甘い声でまたやったのかと言う。綺麗な女性が鉄砲を持って現われる。その姿を見たとき、家康は御市様と口にでる。


秀吉は儂の新たな側室・茶々じゃと紹介する。ばーんと鉄砲を構えて言う茶々。

ここまでは素直にドラマを見れたなぁ。