第70巻
ヾ(≧▽≦*)o 第70巻のメインは二本。テーマは“決着”。
先ずは中国戦国期が生んだ天才思想家・韓非が遂にご登場。
うしつぎは上記の鄭問さんの漫画(確かモーニングからだったと思う)が韓非のキャラとしては一番印象に残っていたから、韓非が「キングダム」で登場したストーリーには遂にここまで来たかと楽しかったものです。
鄭問韓非は始皇帝と王賁に無理矢理連れてこられたストーリーでしたが、原先生は李信との絡みを大幅に入れた演出で秦に赴く流れは「キングダム」ならではの楽しさであります。
それでも韓非の最後は鄭問さんも原先生もあの男を欠かすことはありませんでした。「始皇」では壺男、「キングダム」では普通人でしたが(笑)。
「始皇」では策略家だが「キングダム」では謀略家といったところ。。。
韓非の最後について李斯の立ち位置も両先生の漫画でははっきり分かれました。「始皇」は屈服の忠、「キングダム」は志を継ぐ国士。漂の夢を継ぐ信を描く「キングダム」としては李斯の受け継ぐ志の士の姿は望ましいです。
次は正妻の座が遂に決着。
長年にわたり「キングダム」において主人公の信こと李信の妻に誰が選ばれるのかは読者だけでなく編集制作側も先生に出されていた課題でしたが、今巻で遂に明らかに。
読者の間では正妻愛妾、河了貂、羌瘣、陽等々と李信の正妻について言われてきましたが、今巻で決着しました。長かった。。。
うしつぎの予想の人物は外れてしまいました。
_φ( ̄ー ̄ )韓非毒殺は横山史記でも二作品と同じ路線でしたが、李斯の加害意識は「キングダム」が一番希薄になった。
それによって大志を抱く法家の李斯という姿を横山韓非よりも深く描けているなとうしつぎの第70巻感想です。
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コメント
CIC担当殿コメント万歳です。
>何よりその壮大なスケール。
某HPかサイトでは未だに一国も滅んでいないと年数を揶揄するコメントがありますが、大器晩成の言葉を知らぬ人達です。
スケールの大きい作品であるほど1話ごとのドラマをきちんと描くことの大変さと日々研鑽の偉大さを推し量るべきでしょう。
>どのような過去があり、どのような思いがあるのか。知りたいキャラですね。
「キングダム」は統一まで描く歴史漫画です。が、その統一までにどれだけの人間が命と誇りを人生にかけてきたか、その始めも欠かさない。 そのようなストーリーを描いていく先生の漫画が長編として一億部にまで上がったことは、正に積徳謹行と言っても過言では無いです。
投稿: うしつぎ | 2023年11月25日 (土) 15時43分
>累計一億部の風
これは、とにかく驚きましたね。
アニメに、映画と、ヒットしましたし、それも
原因の一つでしょうが、何よりその壮大なス
ケール。
一番の魅力は、やはりそこですね。
>韓非の最後
「法家の力を見せてやれ。」とライバルにし
て、自分にとって最高の友である李斯の背中を
押すように言って、すぐに自らの口封じをして
逝った韓非子。
自分には友がいてそれが韓非子だと知らされた
李斯。
一度も韓非子に試験で勝てなかったのは、血尿
を出してでも韓非子が必死に勉強したから。
韓非子は死にましたが、その御魂は常に李斯を
見守っていますよ。
>あの男
姚賈もまた、戦国を終わらせるべく汚れ仕事と
とはいえ必死に働いていましたね。
今後も働かせてくれと請い願う姚賈、どのよう
な過去があり、どのような思いがあるのか。
知りたいキャラですね。
投稿: CIC担当 | 2023年11月23日 (木) 19時51分