キングダム 第六話
信!中華一番!!
#「漂の決意」
洞窟の道すがら政の話からこの事件の発端が明らかになる。貂は王弟だらけの王宮からよく逃げられたねと驚く。 政は一臣、俺に忠を厚くする男、教育係の昌文君、戦陣で矛を振るった英傑がいたからだと語る。
昌文君の名を聞いた信は漂を連れて行ったオッサンだと気づいた。政が話を続ける。
脱出計画を練ることに。 我等は黒卑村も含めて合流地をいくつも作ることにした。それで何とかしのぐつもりだったが、昌文君が偶然に出会った俺と瓜二つの少年と出会ったことで、計画がさらに進む。 その傍らで聞いている信の顔がみるみる険しくなっているのに二人は気付かない。 黒卑村は合流地点ではなく、入れ替わった俺の隠れ家になったと。
計画の詳細を語った政はすべてが万が一のためだった、脱出劇には自信があったのだが、その万が一のおかげでここまで生きていると。そう政は話をまとめた。 しかし、その空気が変わる。
(#゚Д゚)y-~~イライラ 話を最後まで聞いた信が怒りで震える。 二人が信の挙動に気づいたときはもう遅かった。 ふo(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;ざけんじゃねえと信が政に一発殴ってしまった!!!
信の怒りが止まらず政を馬乗りで殴りまくる。漂の命をなんだと思っている、お前らの道具じゃないんだぞ、漂の仇だと喚きながら政をタコ殴りにする。貂が止めようとするが止めきれず、政が死んじゃうと泣いて叫ぶ。 怒れる信を政は首をつかみ、そのまま掴みあげる。⇒なんて腕力と握力だ。。。 貴様、いい加減にしろと政が信に言う。
戦争をやっているんだ!! かなり分が悪いな!!! 政はこれは戦争なんだと言い放つ。利用できるなら騙してでも利用する、下賤のガキなら尚更だと信をまた怒らせる。だけど、あいつには分かっていたと政は漂のことを話し始める。
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王宮の一室で昌文君、大王、漂の三人だけがいる。 昌文君は脱出の手立ては万全だが念には念を入れておきたいと漂に身代わりを頼む。 その言葉を後ろで聞いていた政が口をはさむ。自信はあっても絶対の確信がないから影を必要としているとはっきりそういえと本音を言う。
政はこの計画に安全の保障というものはないと漂にはっきりと告げる。それを平伏したまま黙っている漂に声も出ぬかと落胆する。が、その漂から昌文君に喋ってもよろしいでしょうかとの声が出たので、政は頭をあげて遠慮なく申せと発言の許可を出す。
漂はまさかこのような大役とはと引き受けるつもりだった。昌文君は驚き、政は死ぬかもしれんのだぞとさらに念を押す。 史に名を残す天下の大将軍。 友と二人、身の程をわきまえぬ待望がありますと自分と友が目指す道を打ち明け、そのためにすべてを賭ける覚悟ですと命がけの任務を引き受けたのだった。
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首をつかみ挙げられている信に政が漂の覚悟を語る。大きなものを手に入れるために、死をも厭わぬ覚悟で引き受けたんだ、お前たちが一生かけても手に入らない大きなものを手に入れるためにだと言って信を地べたに叩きつける。
そして、苦しむ信に政はだけどあいつは失敗した、ただそれだけだと言い切る。
(つд⊂)エーン 貂は信を介抱しようと近寄ろうとしたが、途中で止まる。信は漂の命がけの行動と覚悟に泣いていた。 その泣いている信を見た政は風を感じ、貂に出口が近いのかと尋ねる。貂はそうだと言うと、先に進む前に信に言う。
漂の弔いはその涙で最後にしておけ、これから先はお前の路だと告げる。
里に帰るか、薄弱の王を援けて共に凶刃の野を行くかと問いつつも、お前らの馬鹿げた夢にどちらが近いかは言うに及ばんなと僅かに道を促す。
涙にぬれた信の顔。政の言葉を聞こうと聞くまいと、自分と友が誓った路を進むに考えるまでもないのだった。
(u_u。)前に進む。リスク皆無で新境地の獲得などあり得ない。
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