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ローゼンメイデンTALE7 五遷 EDIT.〈2014〉 

#「僕だけの人形」

※ この記事は2008年にパソコン不調期間で書けずに放置後、2014年1月に再度記したものです。

 巻いたジュンが異変に気づく。巻かないジュンと繋がらないはずなのに向こうからはワケの分からないメールが送られてきていた。かといってあいつから届くメールも本物かどうかわからない。 空間に閉じ込められていた巻いたジュンだったが、一方的に閉じ込められるのは嫌いと呟く⇒ぜいたくぅうう!!! アイツはちゃんと真紅とうまくやっているかなと少し不安が広がる。

 その頃、巻かないジュンは眠いのをこらえてドールをまた作っていた。

 巻いた僕は“巻かなかった”世界の自分に人形のパーツを送って真紅を作らせた。しかし、「新・少女の作り方」というものは送った記憶はない。 巻いたジュンはこの相互のメールのどちらかがニセモノだと思う。⇒情報の正解率は20%が御の字であるのよ。 そこに第二ドール・金糸雀のマスターのみっちゃんからメールが届く。みっちゃんだけが巻いたジュンと連絡が取れていた。金糸雀のおかげでnフィールドで雪華綺晶の魔の手から逃れられたのだった。
 そのメールから巻いたジュンは新しい人形のパーツを組み立てるのは危険と気づく。メールで巻かなかったジュンに知らせようとするのだが…。

 そうとは知らず巻かなかったジュンは人形を作っていた。それを水銀燈が見つける。二人目の人形を作っているなんて真紅が聞いたらどう思うかしらと脅す。言うつもりかと巻かなかったジュンがきくが、黙っている代わりに私の媒介になりなさいと交換条件を出してくる。

脅しになっていなかった。。。 巻かなかったジュンは真紅からローゼンメイデンについていろいろ知っていた。
 元の世界のマスターと離れているから力が出ないだけだと。だから、本当は力不足でやばいのだと。 知られていたので交換条件が成らなかった。水銀燈は私に力をくれるつもりはないってわけねと愚痴をこぼす。 
 巻かなかったジュンは了解してやってもいいと言う。その条件としてきちんと鞄の中で寝ろと。人が淹れた茶も飲まない、片さない、屋根の上で干からびてもこっちが困ると当たり前のことを水銀燈に言いつける。 チカチカにも、マスターにも、俺にも迷惑かけるな、それができるなら力を貸してやると条件たっぷり出してきた。 面倒くさいのが嫌な水銀燈にとってもっとも苦手な条件なのだった。

 バイトの時間。きついが後数分で終わるので耐える巻かなかったジュン。 だが、斉藤さんの仕事で在庫数が一部合わないと店長ともめる。バイト同士で残業してねと言ったのでジュンはさっさと帰りたいと我慢できなかった。

 くそ面倒なのでとっとと直しましょう。 簡単に終われば苦労ねーんだよ、口のきき方と店長が毒つくがジュンは一向に気にせず仕事を進める。
 バックヤードと店頭在庫はだいたい自分が管理、販売数はスリップで管理できると。 店長は今日の分だけわかっても他のは廃棄しているだろというが、ジュンは廃棄の前のスリップは一通り記録しているから問題ないと。以前に売れ筋の本が全然足りないから怒られた時があってつけた。発注数を決める参考にもなるし苦手なジャンルがあるからやっていたとそのノートを斉藤さんに見せる。PCは共有でふさがることもあるから自分用のメモだとジュンが言う。 文句言い様がないので店長はその場を負かせて去る。それから、残業は間もなく終わる。 

 上がろうとするジュン。待ってと引き止める。二人で会話するのだが、早く帰りたいジュンは話に乗ろうとしなかった。どうにでもなれと投槍な態度を決め込むが、斉藤さんはそれでもジュンはいい人なんだと感じる。 帰りたいならさっさと帰ればよかったのだし、そうしない人なんだからと。お兄ちゃんが言うには、やりたくてやってる事じゃなくても真剣に取り組める奴はなかなかいないんだと褒めていたと。 思わぬ評価を受けたジュンだった。

 部屋に帰ったジュン。さっそくにナイトティーを真紅に要求される。水銀燈に何か言ったと聞かれ、ドキッとするが白を切る。それで察した真紅はドールの扱いがうまいのはどちらも同じかと知った。

 

 いよいよ公演は明日! 真紅がどんな役をするのかときくと、俺は裏方だとジュンは答える。真紅がきちんと寝ているの、元気そうに振舞っているけれど顔色が悪いと心配する。それをスルーしてジュンは真紅を寝かせる。

 まだ起きてドールを作るジュン。水銀燈はそれを見ている。 しばらく作った後、眠気覚ましにシャワーを浴びに行く。 作っている人形に水銀燈が近づいて観る。その人形に水銀燈は刻印とナンバーをみつけて違和感を抱いた。 

 どこかでわたしのふたつめのおうちと笑う雪華綺晶。 その蔓は巻かなかったジュンの側にまで来ていたのだった。

 

 

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