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信約キングダム 103回

キングダム編 第103話

タイトルがそうじゃないぞ!

奇貨、置くべしだろうに(笑)。

#「軍師」
 河了テンが部屋の前で立ちすくむ。軍師を目指すとくぐった場所が何と敵対する呂丞相の陣営だった。河了テンは王様陣営なので身の危険を感じた本人はどうにか逃げる算段を考えていた。 食客と聞いていたのに子供だった。 前丞相の蔡択、軍を統括する昌平君⇒思った以上に美形だ 、弟子の蒙毅をはじめ論客たちが河了テンを見据えている。

 彼らは一様にシユウ(姜カイの事)だと見ていたのだが、明らかに違うと見た蔡択が弟子の蒙毅を通して謁者に問いただす。 謁者(スカウトしに行った受付の人です)は実はシユウは代理の人間を推挙して、昌平君に推薦状を出したと言う。 壇上で書簡を読んでいた昌平君がその場で読めと告げ、謁者が蚩尤シユウの河了テン推薦状を読む。難解な文字だったが謁者は解読後、内容を以下のように報告した。

天才を送るゆえ軍師にせよ。もし、その者に何かあった場合は皆を殺しにいくから気をつけよ。その者の名は河了貂カリョウテンなり。

 内容を聞いた論客たちは愚弄の文章だと激昂し、怒号にさらされた河了貂は泣き顔にされる。何が天才だ、とっとと出て行け、子供が来る場所ではないわと喚かれた河了貂はどうにか王の陣営だと知られる事なく立ち去れそうだと少し安堵した。

 が、多くを知る人間にはそんな生易しい事は通じないんだった。。。

 河了貂テンの名前に心当たりを感じていた昌平君と蒙毅は論客とは正反対の反応を示す。昌平君は蒙毅に命じて、蒙毅の隣の部屋を河了テンに与えたのだった(驚)!! 
 河了貂は更に驚き、ヘっと情け無い声が漏れる。>いきなり入門許可で客程度の待遇は保障されました。。。
怒号の論客たちは一瞬にして静まり、主君の昌平君を驚きで見上げる。逃げられると思っていた

 部屋を案内された河了貂。案内役の蒙毅が質問はあるかと問われるが、下手に話せば王側の人間とバレルと思い言葉をつぐむ。 が、蒙毅が逆に問いただした。 大王側の君が此処に来たのはスパイをしに来たわけじゃないよねと。 

 一気に危険度が増した河了貂。正体がばれていると知った上は一人になっている蒙毅を殺して逃げるしかないと隠してあった吹き矢を準備する。 蒙毅は吹き矢は通じないと河了貂を牽制する。河了貂は隠し武器も見抜かれて、知らないで来たとの真相を信じてもらえる筈がないと更に動揺する。捕まればどうなるか…。 こいつを殺して逃げるしかないと腹をすえようとした矢先、蒙毅から試して済まなかったと逆に謝られた。

 

 蒙毅は河了貂と話し始める。君の正体を知っているのは先生と僕だけだと。シユウには騙されてきたのかと問うと、ようやく河了貂はあいつは王宮の争いは知らないから違うと答える。蒙毅は軍師になるために来たのかと問えば、それには素直に頷く。 

 なら、ここは軍師になるにはうってつけの場所だと答える。昌平君の軍師学校は全国から希望者が集うも100人に一人しか入れない難関校。 だがオレは敵方と言おうとする河了テンに蒙毅は先生の昌平君は確かに呂丞相の四柱だが軍師学校内では政治色は無関係だと答える。 だから君は僕の弟弟子、否、妹弟子だと河了貂の素性まで答える。女であるとバれて驚く河了貂に、ようこそ軍師学校へと蒙毅が名を名乗り挨拶する。⇒学園生活が始るのか・・・。何時まで平穏でいられるやら

 

味方すら計り知れないほどにこちらの戦う大人たちは尋常ならず!  

 昌平君はずっと書簡を読んでいる。横では蔡沢が酒を注がれて飲んでいる。話が河了テンの事になる。 蔡沢は何故にあの蓑虫のような子供を受け入れたのか、シユウの攻撃を怖れたのか、それとも河了貂の名前に何かあるのかと質問する。 昌平君はあの河了貂という子供は先の反乱に際し王を逃がして最後まで随行していた者だと答える。全てを察した蔡沢は王の陣営の者がこちらに潜ってきたというが、おそらくは知らないで来たのだと昌平君が答える。 しかし、彼らの行き着く結論は同一であった。 「思わぬ事からよい駒が手に入りました。」

 いずれ王の側とも戦う以上は敵側の人間と接触できる人間が策に必要だと二人の智者が答える。戦によき駒は不可欠であり、特異な人間は使えるのだと。が今は王の陣営は弱すぎるし子供にどうにかする必要すらないので、河了テンはとりあえず軍師学校の生徒にすると昌平君が答える。⇒敵側の人間ですら十全の欲を満たす悪党がなんとも良い味を出すわ!! 

 が、それは実はシユウの狙いだと二人は気付いていた。推薦状に河了テンの名を入れただけでこうなると読んだ頭脳のキレに、二人はシユウの娘も是非に入手したい駒であると眼光鋭く蔡沢が言う。 野から優れた若者が出て来るのはなんとも老人には喜びだと蔡沢は答える。 昌平君がではと蔡沢に出向のはなむけにもう一人の異才の者をと話し始める。 自分にはシユウよりも気になる若者がいるのだと。先ほどから読んでいた書簡をまた開き始める昌平君だった。

昌平君
「先日の大王との謁見の折に、(大王陣営筆頭の)昌文君の後ろに座っていた少年。
これまで大王の危機を幾度も救った少年。
先の魏大戦でも粉塵の働きをした下僕出身ながら百人将の位を手に入れた少年。

 信。 若手の中で私が今、最も手に入れたい駒です。

 遂に敵側の智嚢まで知られるほどになった主人公で話が終わりました

それにしても、

(*≧m≦*)敵である人間にさえ望みを満たし、味方にさえ意図を悟らせず己の謀計をすすめてゆく呂氏の四柱、昌平君や蔡沢の悪党ッぷりに器がでかすぎてGJであります!!!

 

φ(・ω・ )2012年回顧メモメモ

某糞アニメ登場の監視者から豹変して計画横取り計画盗賊犯なラスボス的存在人物にはほとほと呆れましたわ。。。

この頃はまだTVアニメに期待大きかったなぁ…

quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」080319

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